大雲寺贊公房四首 其四 #1杜甫 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 168
杜甫は叛乱軍の拘束中に大雲寺の僧贊公の宿坊に泊まった時に書いたものである。

大雲寺贊公房四首 杜甫 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 164

大雲寺贊公房四首其一#2 杜甫 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 165#2

大雲寺贊公房四首 其二 杜甫 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 166
大雲寺贊公房四首 其三 杜甫 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 167



其四 #1-5
童兒汲井華,慣捷瓶手在。
未成年の子供と幼児が井花水を汲んでどう生かすか、おなじように敏捷にして慣れ親しんだ瓶は手の中にあったとしてどういかすか。
沾灑不濡地,掃除似無帚。
天から雨が降り、びっしょり濡れたとしてもその地がうるおってはいない、掃除をしたといっても少しも掃き清められていない。
明霞爛複閣,霽霧搴高牖。
輝く光の中かすみがはれてあふれんばかりに光り輝き、そしてりっぱな建物であり、霧がすっきり晴れていると高窓をあけるのである。
側塞被徑花,飄搖委墀柳。
側には山がせり出して道をふさいでいて、小路に花が咲き乱れ被っている。揺れて漂っていて掘割の柳も風任せに揺れている。
艱難世事迫,隱遁佳期後。

艱難辛苦というものは今の世には逼っている。私が隠遁できるようになるにももっと良い時節にならないと無理なのだ。


#2-6
晤語契深心,那能總鉗口?
奉辭還杖策,暫別終回首。
泱泱泥汙人,狺狺國多狗。
既未免羈絆,時來憩奔走。
近公如白雪,執熱煩何有?

1

童兒 井華(せいか)に汲む,慣捷(かんせい) 瓶 手に在る。

沾灑(てんさい) 地に濡(うるお)わず,掃除(そうじょ) 帚(はく)こと 無しに似たり。

明霞(めいか) 爛(らん)複た閣,霽霧(せいむ) 高(こうりょ)を搴(ぬ)く。

側塞(そくさい) 徑花を被い,飄搖(ひょうよう) (くつりゅう)に委ねる。

艱難(かんなん) 世事 迫る,隱遁 佳期の後。


#2
晤語 深心に契り,那んぞ能く 鉗口に總(おさ)めんや?
奉辭(ほうじ) 還た杖策し,暫別 終に首を回らす。
泱泱(おうおう)たる 泥 人を汙(けが)す,狺狺(ぎんぎん)たる 國に 狗 多し。
既に 未だ 羈絆 免じず,時 來りて 奔走して 憩(いこ)わむ。
近公 白雪の如し,執熱 煩 何んぞ有りや?



tsuki0882
其四 #1 現代語訳と訳註
(本文)

童兒汲井華,慣捷瓶手在。
沾灑不濡地,掃除似無帚。
明霞爛複閣,霽霧搴高牖。
側塞被徑花,飄搖委墀柳。
艱難世事迫,隱遁佳期後。


(下し文) #1
童兒 井華(せいか)に汲む,慣捷(かんせい) 瓶 手に在る。
沾灑(てんさい) 地に濡(うるお)わず,掃除(そうじょ) 帚(はく)こと 無しに似たり。
明霞(めいか) 爛(らん)複た閣,霽霧(せいむ) 高牖(こうりょ)を搴(ぬ)く。
側塞(そくさい) 徑花を被い,飄搖(ひょうよう) 墀柳(くつりゅう)に委ねる。
艱難(かんなん) 世事 迫る,隱遁 佳期の後。

(現代語訳)
未成年の子供と幼児が井花水を汲んでどう生かすか、おなじように敏捷にして慣れ親しんだ瓶は手の中にあったとしてどういかすか。
天から雨が降り、びっしょり濡れたとしてもその地がうるおってはいない、掃除をしたといっても少しも掃き清められていない。
輝く光の中かすみがはれてあふれんばかりに光り輝き、そしてりっぱな建物であり、霧がすっきり晴れていると高窓をあけるのである。
側には山がせり出して道をふさいでいて、小路に花が咲き乱れ被っている。揺れて漂っていて掘割の柳も風任せに揺れている。
艱難辛苦というものは今の世には逼っている。私が隠遁できるようになるにももっと良い時節にならないと無理なのだ。


(訳注)
童兒汲井華,慣捷瓶手在。

未成年の子供と幼児が井花水を汲んでどう生かすか、おなじように敏捷にして慣れ親しんだ瓶は手の中にあったとしてどういかすか。
井華「井花水(せいかすい)」に同じ。

沾灑不濡地,掃除似無帚。
天から雨が降り、びっしょり濡れたとしてもその地がうるおってはいない、掃除をしたといっても少しも掃き清められていない。
沾灑 しゃ・さい 水をまき散らす。すすぐ。
沾 てん(1) ちょっと触れる。脚不沾地 di 飞跑足も地に触れないみたいに速く走る.(2) (利益・恩恵などを)被る,あずかる.(1) しみる,ぬれる沾湿了衣服服がびっしょりぬれた.(2) 付着する,くっつく鞋上沾了点儿泥靴に泥が少しついた.


明霞爛複閣,霽霧搴高牖。
輝く光の中かすみがはれてあふれんばかりに光り輝き、そしてりっぱな建物であり、霧がすっきり晴れていると高窓をあけるのである。
1 ただれる。くさる。やわらかくなってくずれる。「爛熟/糜爛(びらん)・腐爛」 2 あふれんばかりに光り輝く。あざやか。「爛然・爛漫・爛爛/絢爛(けんらん)・燦爛(さんらん)」
 高い建物。宮殿。収蔵庫。○霽霧  [1]雲や霧が消える。空が真っ青に―・れるこの霧はお昼頃には―・れるだろう[2]雨・雪が降りやむ。あがる。○搴 とる。ぬく○ 杜甫『晦日尋崔戢李封』「朝光入甕牖,屍寢驚敞裘。」貧乏家屋の丸い土窓に朝の日光がさしこんできた、死んだようにうつ伏せてねていたわたしは目をさましてやぶれた着物を着ているのに驚いた。 ○甕牖 甕牖縄枢 おうようじょうすう貧しく粗末な家の形容。かめの口のように小さな丸窓と縄を枢(とぼそ:戸の開閉をする軸)の代わりにした家の意。(「甕」はかめ、「牖」は窓。)


側塞被徑花,飄搖委墀柳。
側には山がせり出して道をふさいでいて、小路に花が咲き乱れ被っている。揺れて漂っていて掘割の柳も風任せに揺れている。
 流れをさえぎってとめる。せき止める。 物事の進行、人の行動などをさまたげる。人を隔てて遠ざける。



艱難世事迫,隱遁佳期後。
艱難辛苦というものは今の世には逼っている。私が隠遁できるようになるにももっと良い時節にならないと無理なのだ。
艱難 人生でぶつかる困難や苦労。都が叛乱軍によって落とされ、略奪が横行。自分は、拘束されたことなど、自分だけでなくみんなの苦労を言う。○世事 大人などがかかわる世事俗事 ・ 雑事 ・ やぼ用 ・ (世の中の)約束事 ・ (浮き世の)しきたり ・ (人の)しがらみ ・ (社会的な)義務世事にうとい俗情にうという。○佳期 平和な時期。佳 都合がよい。 期 約束。時期。

毎日それぞれ一首(長詩の場合一部分割掲載)kanbuniinkai紀 頌之の漢詩3ブログ
05rihakushi350

李白詩350首kanbuniinkai紀頌之のブログ

700Toho shi


kanbuniinkai11の頌之漢詩 杜甫詩700首

800tousouSenshu
kanbuniinkai10 頌之の漢詩 唐宋詩人選集 Ⅰ李商隠150首