送翰林張司馬南海勒碑 杜甫詩kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 243

758年乾元元年春、左拾遺であった頃の作。
 臘日   
 送鄭十八虔貶台州司、傷其臨老隋賊之故閲馬面別情見於詩
 宣政殿退朝晚出左掖
 紫宸殿退朝口號 
 春宿左省
 晚出左掖
 題省中院壁
 奉和賈至舍人早朝大明宮
 

   送賈閣老出汝州

   送翰林張司馬南海勒碑



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送翰林張司馬南海勒碑
冠冕通南極,文章落上臺。
冕玉の付いた衣冠をつけた文官が南方のはての地に交通し、朝廷の上台である宰相がつくられ、下された碑文をもってゆくのである。
詔從三殿去,碑到百蠻開。
これは天子の詔によって朝廷の三殿からおゆきになるのである、鄭君が百蛮の異民族の地に著くのを待ってこの石碑がそこに開陳され統治にやくだたされるということになろう。
野館穠花發,春帆細雨來。
君が陸路をゆくときはそれぞれ野館にうつくしい花などさいている、また江路をわたるときは、春の帆に向って細々とした春雨がふりそそぐことだろう。
不知滄海上,天遣幾時回?
ただ仙界の島へ向う穏やかな広々とした海のようかどうかはわからない。それに天に派遣されたということで、いつ帰ってこられることかわからないことなのだ。どうか無事でもどってくれることを願っている。

(翰林張司馬が南海に碑を勒するを送る)
冠冕南極に通ず 文章上台より落つ
詔して三殿従り去らしむ 碑は百蛮に到りて開く
野館穠穫花発き 春帆細雨来らん
知らず槍海の上 天畿時か廻らしめん

唐朝 大明宮2000

現代語訳と訳註
(本文)
送翰林張司馬南海勒碑
冠冕通南極,文章落上臺。
詔從三殿去,碑到百蠻開。
野館穠花發,春帆細雨來。
不知滄海上,天遣幾時回?


(下し文) (翰林張司馬が南海に碑を勒するを送る)
冠冕南極に通ず 文章上台より落つ
詔して三殿従り去らしむ 碑は百蛮に到りて開く
野館穠穫花発き 春帆細雨来らん
知らず槍海の上 天畿時か廻らしめん


(現代語訳)
冕玉の付いた衣冠をつけた文官が南方のはての地に交通し、朝廷の上台である宰相がつくられ、下された碑文をもってゆくのである。
これは天子の詔によって朝廷の三殿からおゆきになるのである、鄭君が百蛮の異民族の地に著くのを待ってこの石碑がそこに開陳され統治にやくだたされるということになろう。
君が陸路をゆくときはそれぞれ野館にうつくしい花などさいている、また江路をわたるときは、春の帆に向って細々とした春雨がふりそそぐことだろう。
ただ仙界の島へ向う穏やかな広々とした海のようかどうかはわからない。それに天に派遣されたということで、いつ帰ってこられることかわからないことなのだ。どうか無事でもどってくれることを願っている。


(訳注)
送翰林張司馬南海勒碑

翰林は翰林院、翰林には司馬の官はない。張司馬については詳でないが司馬職の前の職が翰林院であったのであろう。南海は広東地方、勤碑は石碑に文字をはりつけること。
碑文は時の宰相の誰かがつくったもので杜甫ではない。司馬が南海の地へ碑文を彫り刻むために往くのを送るものである。


冠冕通南極,文章落上臺。
冕玉の付いた衣冠をつけた文官が南方のはての地に交通し、朝廷の上台である宰相がつくられ、下された碑文をもってゆくのである。
冠冕 唐の文官のかぶる礼冠をいう。冕のたまが下がっている。○通 交通すること。○南極 南のはて、南海をさす。○文章 碑文。原注に「相国製レ文」とある。○ 上国より下国へもってゆくこと。○上台 天に上台・中台・下台の六星があり、上台の二塁は文昌星に近い。これは宰相の位をいう、文が宰相の手より成るのを以ていう。


詔從三殿去,碑到百蠻開。
これは天子の詔によって朝廷の三殿からおゆきになるのである、鄭君が百蛮の異民族の地に著くのを待ってこの石碑がそこに開陳され統治にやくだたされるということになろう。
〇三殿 含元殿、宣政殿、紫宸殿(大明宮中にある)に三面あるゆえに三殿というという。〇百蛮 多種の野蛮人の居る地。○ 刻石があらわされることをいう。


野館穠花發,春帆細雨來。
君が陸路をゆくときはそれぞれ野館にうつくしい花などさいている、また江路をわたるときは、春の帆に向って細々とした春雨がふりそそぐことだろう。
○野館 原野の旅宿。○穣花 うつくしい花。○春帆 はるの舟。○細雨 こまかなあめ。春雨。


不知滄海上,天遣幾時回?
ただ仙界の島へ向う穏やかな広々とした海のようかどうかはわからない。それに天に派遣されたということで、いつ帰ってこられることかわからないことなのだ。どうか無事でもどってくれることを願っている。
滄海上 滄海は仙人の住む島への穏やかな上ひろい海をこえてゆくことをいう。○ 海路は風波の多き痛め、当時そうなんがおおかった。そのため、帰れるか否かとは天意によるものという考えが当たり前のこととされた。○ して、天に派遣されたもの。○幾時 いつ。○廻 こちらへもどりくる。
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