義鶻行#2 杜甫詩kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 261
(義鶻行【ぎこつこう】)

義鶻行
陰崖有蒼鷹,養子黑柏顛。白蛇登其巢,吞噬恣朝餐。』
雄飛遠求食,雌者鳴辛酸。力強不可製,黃口無半存。
其父從西歸,翻身入長煙。斯須領健鶻,痛憤寄所宣。』
#2

鬥上捩孤影,咆哮來九天。
それをきくと鶻はいきなり空へとあがり、そのひとつのすがたを螺旋状に回転してくだり、はげしくさけび鳴きながら天からおりて来た。
修鱗脫遠枝,巨顙坼老拳。
この瞬間、蛇の長身は上方の枝からはなされ、蛇の大きなひたいは鶻のかたいこぶしにめちゃめちゃにさかれた。
高空得蹭蹬,短草辭蜿蜒。
高い空でぐちゃぐちゃの目にあわされ、もはや地上短い草でうねりくねっているわけにはゆかなくさせられた。
折尾能一掉,飽腸皆已穿。』

折られた尾がなんとか一度は動かしたりしたが、飽満した腸にすっかり穴をあけられてしまった。』

生雖滅眾雛,死亦垂千年。物情可報複,快意貴目前。
茲實鷙鳥最,急難心炯然。功成失所往,用舍何其賢!』

近經潏水湄,此事樵夫傳。飄蕭覺素發,凜欲沖儒冠。
人生許與分,只在顧盼間。聊為義鶻行,永激壯士肝。』

#2
斗【たちま】ち上りて孤影【こえい】を捩【れっ】し、 咆哮【ほうこう】して九天より来る。
修鱗【しゅうりん】遠枝【えんし】より脱す、 巨顙【きょそう】老拳【ろうけん】に坼く。
高空に蹭蹬【そうとう】たるを得、 短草に蜿蜒【えんえん】たるを辞す。
折尾能く一たび掉【ふる】う、 飽腸【ほうちょう】皆己に穿【うが】たる。』

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現代語訳と訳註
(本文)

鬥上捩孤影,咆哮來九天。
修鱗脫遠枝,巨顙坼老拳。
高空得蹭蹬,短草辭蜿蜒。
折尾能一掉,飽腸皆已穿。』

(下し文) #2
斗【たちま】ち上りて孤影【こえい】を捩【れっ】し、 咆哮【ほうこう】して九天より来る。
修鱗【しゅうりん】遠枝【えんし】より脱す、 巨顙【きょそう】老拳【ろうけん】に坼く。
高空に蹭蹬【そうとう】たるを得、 短草に蜿蜒【えんえん】たるを辞す。
折尾能く一たび掉【ふる】う、 飽腸【ほうちょう】皆己に穿【うが】たる。』


(現代語訳)
それをきくと鶻はいきなり空へとあがり、そのひとつのすがたを螺旋状に回転してくだり、はげしくさけび鳴きながら天からおりて来た。
この瞬間、蛇の長身は上方の枝からはなされ、蛇の大きなひたいは鶻のかたいこぶしにめちゃめちゃにさかれた。
高い空でぐちゃぐちゃの目にあわされ、もはや地上短い草でうねりくねっているわけにはゆかなくさせられた。
折られた尾がなんとか一度は動かしたりしたが、飽満した腸にすっかり穴をあけられてしまった。』


(訳注)#2
鬥上捩孤影,咆哮來九天。

それをきくと鶻はいきなり空へとあがり、そのひとつのすがたを螺旋状に回転してくだり、はげしくさけび鳴きながら天からおりて来た。
斗上 斗は随に同じ、たちまち、いきなり。上はのぼること。○ ねじる、螺旋状に舞いつつ降る。○孤影 鶻のただひとつの身影。○咆哮 はげしく鳴く。〇九天 八方及び中央の天の周りに八の天がある。。


修鱗脫遠枝,巨顙坼老拳。
この瞬間、蛇の長身は上方の枝からはなされ、蛇の大きなひたいは鶻のかたいこぶしにめちゃめちゃにさかれた。
修鱗 修は脩に同じ、長いこと、長いうろことは蛇の身をいう。○脱遠枝 脱は脱離、柏の枝にからみついていたのを、そこからはなされること、遠枝とは幹から離れ梢ちかい枝。○巨顙 大きなひたい、蛇首をいう。○老拳 鶻のかたいこぶし。


高空得蹭蹬,短草辭蜿蜒。
高い空でぐちゃぐちゃの目にあわされ、もはや地上短い草でうねりくねっているわけにはゆかなくさせられた。
高空 たかいそら。○得蹭蹬 蹭蹬はつかれるさま、それを得とは蛇のよわることをいう。○短草 地上の短い草。○辞蜿蜒 蜿蜒はうねるさま、それを辞すとはそうあることができないことをいう。


折尾能一掉,飽腸皆已穿。』
折られた尾がなんとか一度は動かしたりしたが、飽満した腸にすっかり穴をあけられてしまった。』
折尾 おれた尾。○ ふるいうごかす。○飽腸 たかの子にたぺあきたはらわた。○穿 穴をあける。


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