所思 杜甫詩kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 276
(思う所)
乾元元年 758年 47歳
  
所思
鄭老身仍竄、台州信始伝。
鄭先生  あなたは遠隔地へ司戸参軍に左遷され、その地の台州から はじめて便りをいただきました。
為農山澗曲、臥病海雲辺。
山や谷川のそばで 農耕作をされている、海辺のほとりで   病に臥されているという。
世已疎儒素、人猶乞酒銭。
今の世はいつのまにか、儒学を軽んじられるようになってきている、そればかりか人によっては 酒や賄賂を要求するものもいるほどなのだ。
徒労望牛斗、無計斸龍泉。
我々は、北斗七星のように天に不動の天子を仰いでいる、ただ、いたずらに眺めるだけでしかない。また、神秘の力を持った龍泉の名剣を 掘り出す力のないのだ。

思う所)
鄭老【ていろう】 身 仍【な】お竄【ざん】せられ、台州  信【しん】 始めて伝う。
農と為【な】る 山澗【さんかん】の曲【くま】、病に臥す  海雲の辺【ほとり】。
世 已【すで】に儒素【じゅそ】を疎【うと】んずるも、人  猶お 酒銭【しゅせん】を乞【あた】えん。
徒【いたず】らに牛斗【ぎゅうと】を望むを労【ろう】し、龍泉を斸【しょく】するに計【はか】る無し。


現代語訳と訳註
(本文) 所思
鄭老身仍竄、台州信始伝。
為農山澗曲、臥病海雲辺。
世已疎儒素、人猶乞酒銭。
徒労望牛斗、無計斸龍泉。

(下し文) (思う所)
鄭老【ていろう】 身 仍【な】お竄【ざん】せられ、台州  信【しん】 始めて伝う。
農と為【な】る 山澗【さんかん】の曲【くま】、病に臥す  海雲の辺【ほとり】。
世 已【すで】に儒素【じゅそ】を疎【うと】んずるも、人  猶お 酒銭【しゅせん】を乞【あた】えん。
徒【いたず】らに牛斗【ぎゅうと】を望むを労【ろう】し、龍泉を斸【しょく】するに計【はか】る無し。

(現代語訳)
鄭先生  あなたは遠隔地へ司戸参軍に左遷され、その地の台州から はじめて便りをいただきました。
山や谷川のそばで 農耕作をされている、海辺のほとりで   病に臥されているという。
今の世はいつのまにか、儒学を軽んじられるようになってきている、そればかりか人によっては 酒や賄賂を要求するものもいるほどなのだ。
我々は、北斗七星のように天に不動の天子を仰いでいる、ただ、いたずらに眺めるだけでしかない。また、神秘の力を持った龍泉の名剣を 掘り出す力のないのだ。


(訳注)
鄭老身仍竄、台州信始伝。

鄭先生  あなたは遠隔地へ司戸参軍に左遷され、その地の台州から はじめて便りをいただきました。
○鄭老 鄭虔は757年 至徳二載十二月に左遷されている。杜甫の『送鄭十八虔貶台州司』送鄭十八虔貶台州司戶、傷其臨老隋賊之故閲馬面別情見於詩 杜甫 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 231鄭虔は司戸参軍であった。○竄 もぐる。逃げ隠れる。 遠隔地へ追放する。 文章を書き改める。○台州 今の浙江省台州府。

為農山澗曲、臥病海雲辺。
山や谷川のそばで 農耕作をされている、海辺のほとりで   病に臥されているという。

世已疎儒素、人猶乞酒銭。
今の世はいつのまにか、儒学を軽んじられるようになってきている、そればかりか人によっては 酒や賄賂を要求するものもいるほどなのだ。

徒労望牛斗、無計斸龍泉。
我々は、北斗七星のように天に不動の天子を仰いでいる、ただ、いたずらに眺めるだけでしかない。また、神秘の力を持った龍泉の名剣を 掘り出す力のないのだ。
○牛斗 北斗七星のように天に不動の天子のこと。○龍泉【りょうせん】『晋書』「張華伝」 雷煥と張華晋代の故事、雷煥(らいかん)が牛星と斗星のあいだに剣の気があるのを見て、龍泉・太阿の二つの名剣を掘り出した話を踏まえている。
Ta唐 長安近郊圖  新01

杜甫は空の星を見上げるだけで、「龍泉を斸するに計無し」といっている。「龍泉」というのはます。杜甫は次第に官を辞して俗世間の塵を拂いたいと思っており、特に、儒学者を毛嫌いする世になっており、「龍泉・太阿の二つの名剣を掘り出した」故事も詩文の力ではどうしようもないことを思い知らされているのであった。

≪杜甫、鄭虔の詩≫
753年  天宝12載 42歳 五言律詩   

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757年・12月 至徳二載 46歳 七言律詩
送鄭十八虔貶台州司
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