得舎弟消息 杜甫詩kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 289
(舎弟の消息を得たり)
 


得舎弟消息
舎弟の消息を得たり
乱後誰帰得、他郷勝故郷。
この叛乱の戦のあとに  誰が故郷に帰ってくることができたのだろう。私は、いつも弟のきみと生死を共にしたいとおもっている、それがひたすらに思うことが心に苦しく思うことになっていたのだ。
直為心厄苦、久念与存亡。
そればかり一筋に心の苦労となっていた、故郷といっても荒れ果てていて 他郷の方がむしろ勝っている位な有様なのだ。
汝書猶在壁、汝妾已辞房。
いまこうして家に着いてみると、きみの書いたものは壁のあいだに残っている、それなのに君の女の召使は主人が帰らないので、暇を取っていってしまった。
旧犬知愁恨、垂頭傍我牀。
昔からいた飼犬だけが  私の悲しみを知っているようにしている、そして頭を垂れて  寝床のそばによりそってくるのである。


(舎弟の消息を得たり)
乱後  誰か帰り得ん、他郷  故郷に勝【まさ】れり。
直【ただ】ちに心の厄苦【やくく】と為り、久しく与【とも】に存亡せんことを念【おも】う。
汝が書  猶 壁に在り、汝が妾【しょう】 已に房【ぼう】を辞す。
旧犬【きゅうけん】 愁恨【しゅうこん】を知り、頭【こうべ】を垂れて我が牀【しょう】に傍【そ】う。

 事情を知った杜甫はただちに済州の舎弟に書信を送った。ほどなく弟から無事でいる旨の返事がかえってきた。杜甫は家族と生死を共にしたいと考えていたが、盧氏一家は遠く離れたところに行ってしまって会うこともできないことになっていた。
 陸渾荘に留守として置いてあったお手伝いの娘もいなくなっており、残された犬だけが主人の悲しみを知っているように頭を垂れて寝床のそばに寄り添ってきた。

黄河二首 杜甫


現代語訳と訳註
(本文)
得舎弟消息
乱後誰帰得、他郷勝故郷。
直為心厄苦、久念与存亡。
汝書猶在壁、汝妾已辞房。
旧犬知愁恨、垂頭傍我牀。


(下し文) 舎弟の消息を得たり
乱後  誰か帰り得ん、他郷  故郷に勝【まさ】れり。
直【ただ】ちに心の厄苦【やくく】と為り、久しく与【とも】に存亡せんことを念【おも】う。
汝が書  猶 壁に在り、汝が妾【しょう】 已に房【ぼう】を辞す。
旧犬【きゅうけん】 愁恨【しゅうこん】を知り、頭【こうべ】を垂れて我が牀【しょう】に傍【そ】う。


(現代語訳)
舎弟の消息を得たり
この叛乱の戦のあとに  誰が故郷に帰ってくることができたのだろう。私は、いつも弟のきみと生死を共にしたいとおもっている、それがひたすらに思うことが心に苦しく思うことになっていたのだ。
そればかり一筋に心の苦労となっていた、故郷といっても荒れ果てていて 他郷の方がむしろ勝っている位な有様なのだ。
いまこうして家に着いてみると、きみの書いたものは壁のあいだに残っている、それなのに君の女の召使は主人が帰らないので、暇を取っていってしまった。
昔からいた飼犬だけが  私の悲しみを知っているようにしている、そして頭を垂れて  寝床のそばによりそってくるのである。


(訳注)
得舎弟消息

舎弟の消息を得たり 


乱後誰帰得、他郷勝故郷。
この叛乱の戦のあとに  誰が故郷に帰ってくることができたのだろう。私は、いつも弟のきみと生死を共にしたいとおもっている、それがひたすらに思うことが心に苦しく思うことになっていたのだ。


直為心厄苦、久念与存亡。
そればかり一筋に心の苦労となっていた、故郷といっても荒れ果てていて 他郷の方がむしろ勝っている位な有様なのだ。
○直為心厄苦 そればかり一筋に心の苦労となっていた。○与存亡 兄弟が生死をともにしようと。


汝書猶在壁、汝妾已辞房。
いまこうして家に着いてみると、きみの書いたものは壁のあいだに残っている、それなのに君の女の召使は主人が帰らないので、暇を取っていってしまった。
辞房 部屋を去る。主人が帰らないので、暇を取っていってしまった。


旧犬知愁恨、垂頭傍我牀。
昔からいた飼犬だけが  私の悲しみを知っているようにしている、そして頭を垂れて  寝床のそばによりそってくるのである。
 寝台。

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