寄彭州高三十五使君適、虢州岑二十七長史參三十韻 杜甫 <316-#5> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1442 杜甫詩 700- 445

     
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 李商隠詩李商隠/韓愈韓退之(韓愈)・柳宗元・李煜・王安石・蘇東坡 
   2011/7/11李商隠 1 錦瑟 
      2011/7/11 ~ 2012/1/11 まで毎日掲載 全130首(187回) 
   2012/1/11 唐宋 Ⅰ李商隠187 行次西郊作一百韻  白文/現代語訳 (全文) 
     

彭門劍閣外,虢略鼎湖旁。
高適君は彭州西川節度使となって蜀の守りをしているが、都からは大剣、小剣の二山を闕門として外にあるということだ、岑参くんは江南の虢州にあり、鼎湖の傍にいる。
荊玉簪頭冷,巴箋染翰光。
今の私はいばらと宝玉でもって頭に付けようとしても髪が減って頭が冷えてしまうほどであり、役に立たないものであり、巻手紙は墨と光によって染められたようにちぐはぐな状況だろう。
烏麻蒸續曬,丹橘露應嘗。
もっと言えば、烏紗巾に葬儀の格好して蒸された上に天日に晒され続けられている、赤くなった蜜柑がそのままにされているのである。
豈異神仙宅?俱兼山水鄉。
これがどうして神仙の里で住まいしていることとは違うというのであり、共に山水の桃源郷にいるということではなかろうか。
竹齋燒藥灶,花嶼讀書堂。
竹で作った書斎は薬草をかまどで焼きつくるものである、花いっぱいの花壇に読書の座敷を造りたい。



現代語訳と訳註
(本文)

彭門劍閣外,虢略鼎湖旁。荊玉簪頭冷,巴箋染翰光。
烏麻蒸續曬,丹橘露應嘗。豈異神仙宅?俱兼山水鄉。
竹齋燒藥灶,花嶼讀書堂。


(下し文)

彭門【ほうもん】は劍閣【けんかく】の外,虢略【がいらく】は鼎湖【ていこ】の旁【ほとり】。

荊玉は簪頭【しん】の冷,巴箋【はせん】は翰光【かんこう】を染る。

烏麻【きゅうま】蒸して續曬【ぞくさい】し,丹橘【たんきつ】露【あらわ】して應【まさに】嘗すべし。

豈に神仙の宅異ならんや?山水の兼ねん。

竹齋 燒藥の灶【かまど】,花嶼【かしょ】讀書の堂。



(現代語訳)
高適君は彭州西川節度使となって蜀の守りをしているが、都からは大剣、小剣の二山を闕門として外にあるということだ、岑参くんは江南の虢州にあり、鼎湖の傍にいる。
今の私はいばらと宝玉でもって頭に付けようとしても髪が減って頭が冷えてしまうほどであり、役に立たないものであり、巻手紙は墨と光によって染められたようにちぐはぐな状況だろう。
もっと言えば、烏紗巾に葬儀の格好して蒸された上に天日に晒され続けられている、赤くなった蜜柑がそのままにされているのである。
これがどうして神仙の里で住まいしていることとは違うというのであり、共に山水の桃源郷にいるということではなかろうか。
竹で作った書斎は薬草をかまどで焼きつくるものである、花いっぱいの花壇に読書の座敷を造りたい。


(訳注)
彭門劍閣外,虢略鼎湖旁。

高適君は彭州西川節度使となって蜀の守りをしているが、都からは大剣、小剣の二山を闕門として外にあるということだ、岑参くんは江南の虢州にあり、鼎湖の傍にいる。
彭門汶山といわれる山に、天彭闕という場所がある。天彭門とも言う。死者は、悉くその中で過ごし、鬼神の精霊が数多く見られる場所だった。 県政庁の前に、二つの石があり、それは闕のような形をしていたため、彭門と呼ばれた。
劍閣 長安から蜀の国に入ったところにある大剣、小剣の二山。閣道(架け橋)が多くあることから剣閣という。四川省に入って、後二百キロメートルで成都に着くというところにある。杜甫『哀江頭』「清渭東流劍閣深,去住彼此無消息。」(清渭は東流して劍閣は深く,去住彼比消息無し。)
虢略 現在の河南省西部の霊宝県あたりにあった虢州を、宋代に虢略と改めた。・鼎湖 太湖、西湖、鏡湖


荊玉簪頭冷,巴箋染翰光。
今の私はいばらと宝玉でもって頭に付けようとしても髪が減って頭が冷えてしまうほどであり、役に立たないものであり、巻手紙は墨と光によって染められたようにちぐはぐな状況だろう。
荊玉 いばらと宝玉。巴箋 巻き込んだ手紙。
・翰1 羽毛でつくった筆。「翰墨」 2 書いたもの。文章。手紙。「貴翰・書翰・尊翰・来翰」 3 学問。学者。「翰林」 4 太い柱。守りとなるもの。


烏麻蒸續曬,丹橘露應嘗。
もっと言えば、烏紗巾に葬儀の格好して蒸された上に天日に晒され続けられている、赤くなった蜜柑がそのままにされているのである。
烏麻 くろいものとあさ。烏紗巾、葬儀の格好。
晒(曬)とは。意味や日本語訳。[動](1) 日が照りつける晒黑了日焼けした.西晒西日が照りつける.(2) 日に干す,日に当てる晒被子掛けぶとんを干す.丹橘 あかいたちばな。


豈異神仙宅?俱兼山水鄉。
これがどうして神仙の里で住まいしていることとは違うというのであり、共に山水の桃源郷にいるということではなかろうか。


竹齋燒藥灶,花嶼讀書堂。
竹で作った書斎は薬草をかまどで焼きつくるものである、花いっぱいの花壇に読書の座敷を造りたい。