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成都(2部)浣花渓の草堂(2 -7) 田舍 杜甫 <370>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1787 杜甫詩 1000- 54


詩 題:成都(2部)浣花渓の草堂(2 -7) 田舍
作時760年4月杜甫49歳 
掲 載; 杜甫1000の370首目 -2-7
杜甫ブログ1500-546回目

成都の中心から4kmほど離れた閑静な田園地帯で、浣花渓(錦江支流であり、河岸の西端、)の東に百花潭があった。
成都ではじめて浣花渓の川辺に住まいを定めたことにより、その後は長江を転々と下りながら洞庭湖まで至り、さらに南へと湘江をさかのぼり、その途中で杜甫は亡くなるのである。
杜甫は、晩年までその後半年の生涯のほとんどを水辺か水上で暮らしたことになるのである。川と関係の深い杜甫の半生も、こうした彼の川好きの性分といくらかは関係があったのであろう。



田舍
田舍清江曲,柴門古道旁。
田畑の中の草堂は、川の清流がゆっくり湾曲してながれているそばにある。草堂への柴門は古くからの道の傍らにある。
草深迷市井,地僻懶衣裳。
季節も変わり草が背高く生い茂り、成都の人が集まる辺りに行こうとしても迷ってしまうほどになっている。街から外れているということは元来ものぐさなわたしは着る服を気にもかけないで済むのだ。
櫸柳枝枝弱,枇杷樹樹香。
ケヤキと柳がそだってその枝という枝に若々しい葉が芽吹いている。枇杷の木々には花も実もついて香しい香につつまれる。
鸕鷀西日照,曬翅滿漁梁。

草堂前の川面にたくさんの野生の鵜が来ていて、かたむいた太陽の日差しを浴びている。そして羽を広げ始めて魚を取る猟をするのである。やがて水面はたくさんの鵜でいっぱいになるのである。
田舍【でんしゃ】は清かな江曲り,柴門は古道の旁にあり。
草深く市井に迷い,地僻にして衣裳に懶く。
柳櫸げて 枝枝 弱【わか】く,枇杷 樹樹 香しい。
鸕鷀【ろじ】日を西にして照し,曬翅【れいし】漁梁【ぎょりょう】に滿つ。


『田舍』 現代語訳と訳註
(本文)
田舍清江曲,柴門古道旁。
草深迷市井,地僻懶衣裳。
櫸柳枝枝弱,枇杷樹樹香。
鸕鷀西日照,曬翅滿漁梁。


(下し文)
田舍【でんしゃ】は清かな江曲り,柴門は古道の旁にあり。
草深く市井に迷い,地僻にして衣裳に懶く。
柳櫸げて 枝枝 弱【わか】く,枇杷 樹樹 香しい。
鸕鷀【ろじ】日を西にして照し,曬翅【れいし】漁梁【ぎょりょう】に滿つ。


(現代語訳)
田畑の中の草堂は、川の清流がゆっくり湾曲してながれているそばにある。草堂への柴門は古くからの道の傍らにある。
季節も変わり草が背高く生い茂り、成都の人が集まる辺りに行こうとしても迷ってしまうほどになっている。街から外れているということは元来ものぐさなわたしは着る服を気にもかけないで済むのだ。
ケヤキと柳がそだってその枝という枝に若々しい葉が芽吹いている。枇杷の木々には花も実もついて香しい香につつまれる。
草堂前の川面にたくさんの野生の鵜が来ていて、かたむいた太陽の日差しを浴びている。そして羽を広げ始めて魚を取る猟をするのである。やがて水面はたくさんの鵜でいっぱいになるのである。


(訳注)
田舍

成都の中心から4kmほど離れた閑静な田園地帯。
住所:中国四川省成都市草堂路1号
杜甫は759年12月この地を隠棲の場所に定めて以来、花が咲き乱れる地にしたいという希望がかなえられたことをあらわす詩である。浣花渓と名付けたことが報われた。後世この地をそう呼ぶことになる。


田舍清江曲,柴門古道旁。
田畑の中の草堂は、川の清流がゆっくり湾曲してながれているそばにある。草堂への柴門は古くからの道の傍らにある。
・田舍  田畑の中の家。ここでは田ばたにかこまれた草堂。
現在では(1)都会から離れた地方。在郷。在(ざい)。 (2)人家・人口が少なく辺鄙(へんぴ)な所。 (3)本人の生まれ育った故郷・郷里。また、親や祖父母などの出身地。在所。
・淸江:清らかな川の流れ。 
・曲:川などのひとまがり。ひとすみ。一部分。草堂の上流から下流にかけて大きく3回曲がっている。


草深迷市井,地僻懶衣裳。
季節も変わり草が背高く生い茂り、成都の人が集まる辺りに行こうとしても迷ってしまうほどになっている。街から外れているということは元来ものぐさなわたしは着る服を気にもかけないで済むのだ。
・市井 由来、中国で、井戸のある所に人が多く集まり、市が立ったところから、人が多く集まり住む所。まち。ちまた。
・懶 なまける。わずらわしい。おっくうである。杜甫の詩には自分の性格を示す言葉として多く出てくる語である。詩人として細やかな点に気が付くけれども、気配りができないという意味で、やるべきことをやらない横着とか、ずぼらというのではない。


櫸柳枝枝弱,枇杷樹樹香。
ケヤキと柳がそだってその枝という枝に若々しい葉が芽吹いている。枇杷の木々には花も実もついて香しい香につつまれる。
・ 欅柳。ケヤキ、ニレ科ケヤキ属の落葉高木。ツキ(槻)ともいう。楊柳 どちらも春の若葉をあらわす。
憑韋少府班覓松樹子
落落出羣非櫸柳,青青不朽豈楊梅?
欲存老蓋千年意,為覓霜根數寸栽。
成都(1)浣花渓の草堂(7) 憑韋少府班覓松樹子 杜甫 <360
枇杷 ビワ。バラ科の常緑高木およびその果実。中国南西部原産。


鸕鷀西日照,曬翅滿漁梁。
草堂前の川面にたくさんの野生の鵜が来ていて、かたむいた太陽の日差しを浴びている。そして羽を広げ始めて魚を取る猟をするのである。やがて水面はたくさんの鵜でいっぱいになるのである。
・鸕鷀 野生の鵜の集団。
曬翅 羽を広げたところに西日が当たる光景。晒(曬)とは。意味や日本語訳。[動](1) 日が照りつける晒黑了日焼けした.西晒西日が照りつける.(2) 日に干す,日に当てる晒被子掛けぶとんを干す.晒台 shaitai[名]物干し台,ベランダ

鸕鷀001