杜甫 江畔獨步尋花七絕句 其四
陶淵明の「飲酒」をイメージさせる、江のほとりをひとりあるいて花をたずねてつくった詩。
上元二年の晩春から夏の作である。

2013年3月30日 同じ日の紀頌之5つのブログ
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江畔獨步尋花七絕句 其四 成都浣花渓 杜甫 <440>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2145 杜甫詩1000-440-623/1500


詩 題:江畔獨步尋花七絕句 杜甫 成都(4部)浣花渓の草堂(4 - 35) 
作時761年5月杜甫50歳 
掲 載; 杜甫1000首の440首目-場面4 – 35
杜甫ブログ1500回予定の-623回目


4江畔獨步尋花七絕句 其四  
東望少城花滿煙,百花高樓更可憐。
自分の家から東のかた少城をながめると花にいっぱい咲き、朝もやに包まれている。百か繚乱の向こうに高楼があり、そこからの景色がとても良くてうらやましく思われるものでだろう。
誰能載酒開金盞,喚取佳人舞繡筵?

成都のまちではだれがそこへ満載した酒をもってきて金の新酒の甕壺を開き、美人たちをよんで花の宴のうつくしい筵で舞をさせて見せてくれるだろう。

(江畔独り歩して花を尋ぬ 七絶句 其四)

東に 少城を望めば 花満ちて煙り、百花の高楼 更に可憐なり。
誰か能く酒を載せて金盞を開き、佳人を喚取して繍筵に舞わしめん。

桃園001花蕊夫人006






『江畔獨步尋花七絕句 之四』 現代語訳と訳註
(本文)
江畔獨步尋花七絕句 其四  
東望少城花滿煙,百花高樓更可憐。
誰能載酒開金盞,喚取佳人舞繡筵?


(下し文)
(江畔独り歩して花を尋ぬ 七絶句 其四)
東に 少城を望めば 花満ちて煙り、百花の高楼 更に可憐なり。
誰か能く酒を載せて金盞を開き、佳人を喚取して繍筵に舞わしめん。


(現代語訳)
(江畔独り歩して花を尋ぬ 七絶句 其四)
自分の家から東のかた少城をながめると花にいっぱい咲き、朝もやに包まれている。百か繚乱の向こうに高楼があり、そこからの景色がとても良くてうらやましく思われるものでだろう。
成都のまちではだれがそこへ満載した酒をもってきて金の新酒の甕壺を開き、美人たちをよんで花の宴のうつくしい筵で舞をさせて見せてくれるだろう。


(訳注)
江畔獨步尋花七絕句 其四 
 
江のほとりをひとりあるいて花をたずねてつくった詩。
上元二年の晩春から夏の作である。


東望少城花滿煙,百花高樓更可憐。
自分の家から東のかた少城をながめると花にいっぱい咲き、朝もやに包まれている。百か繚乱の向こうに高楼があり、そこからの景色がとても良くてうらやましく思われるものでだろう。
○少城 小城に同じ、成都の西南の城で錦官城をいう。
○花満煙 朝もやが花にみちていることをいう、花に「満
てる煙」のあることをいう。遠望すると景色が靄に霞む花畑をいう。
○百花高楼 自分の目線方向に花畑、百花の向こうに高楼がある。歩いて城内まで行くときの景色。


誰能載酒開金盞,喚取佳人舞繡筵?
成都のまちではだれがそこへ満載した酒をもってきて金の新酒の甕壺を開き、美人たちをよんで花の宴のうつくしい筵で舞をさせて見せてくれるだろう。
載酒 酒を車にのせてはこびこむ。
○金盞 酒を入れた甕壺の黄金でかざったさ神の蓋にひもで縛ってふたがしてある。新酒の甕壺。
○佳人 美人。
○繡筵 ぬいとりをしたむしろ、
○この句は場内では花の宴を開いて、芸妓の舞をさせ音曲で酒を楽しむのだろうが、自分にはここの花があれば十分酒を呑めるというもので、酒をのむ口実であって、何も美人を呼びたいわけではなく、酒を呑む理由として花が存在していること、自分の庭先での酒にはこれだけ愛でる花があれば別に芸子が必要であるとは思わない。