絶句漫興九首其三 杜甫 成都(5部)浣花渓の草堂(4 - 42)  


2013年4月5日 同じ日の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩
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●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩九辯 第四段-#1 宋玉  <00-#9回目>Ⅱもっとも影響を与えた詩文 638 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ2174
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集絶句漫興九首 其三 成都浣花渓 杜甫 <447>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2180 杜甫詩1000-447-630/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集于南山往北山経湖中瞻眺 謝霊運<35> kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞ブログ 2176 (04/05)
●森鴎外の小説 ”激しい嫉妬・焦燥に下女を殺してしまった『魚玄機』”といわれているがこれに疑問を持ち異なる視点で解釈して行く。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性光威裒姉妹三人、・・・・因次其韻。-#8 魚玄機  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-126--#8  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2177
 
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李商隠詩 http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/99_rishoinn150.html Ⅰ李商隠150首

 

絶句漫興九首 其三 成都浣花渓 杜甫 <447>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2180 杜甫詩1000-447-630/1500

詩 題:絶句漫興九首其三 杜甫 成都(5部)浣花渓の草堂(4 - 42) 
作時761年3・4・5月頃杜甫50歳 
掲 載; 杜甫1000首の447首目-場面4 – 42
杜甫ブログ1500回予定の-630回目



4-40.
絶句漫興 九首 其一
眼見客愁愁不醒,無賴春色到江亭。
旅客になってその愁いを目を凝らしてみるようになったがその愁いは未だに目覚め、晴れてはくれない。官を辞して仕事に就くことのない生活であるがこの春景色の中でここ浣花渓に面したところに四阿を作るまでになったのである。
即遣花開深造次,便教鶯語太丁寧。
即ち、花が咲き誇るのを奥深い所まで僅かの時をずらして咲くようにしたことであり、即ち、鶯が春を告げてくれるのが花の咲くのに合わせて丁寧に教えてくれるようになっている。

4-41 絶句漫興九首其二
手種桃李非無主,野老牆低還是家。
濯錦江の私の農園を「浣花」の花園にする計画で自分が手ずから種えた桃や李は他の主がないところで花を咲かせているものとは同じであるわけはない。一昨年この地にきて隠棲しているこの老人の家の墻はたしかに低いにはひくいがそれでも隠棲している家としてはこんなものだ。
恰似春風相欺得,夜來吹折數枝花。

それにしてもこの隠棲して気に入っている農園を、まるで春風に侮辱されたようなものである、それというのも、ゆうぺからの突風で二三本花の枝が吹き折られてしまったのである。

4-42 絶句漫興 九首 其三
熟知茅齋絕低小,江上燕子故來頻。
もうよく知っているはずであるのだが我家の茅で葺いた家に極端に低くて小さい所に、濯錦江の上に飛んでいるつばめが頻繁にやってくる。
銜泥點汙琴書內,更接飛蟲打著人。
泥を口に銜え巣作りをして懸命にするのはいいのだが、わたしの琴や書籍と部屋内にそれを落して汚していくのだ。そしてさらによくあることは、飛んで行って虫を取るのだけれど家の中から出てきた人にぶっつかってしまうこともあるのだ。

熟知して 茅齋【ぼうさい】低小を絕【わた】る,江上 燕子 故【ことさら】に來頻す。
泥を銜み 汙を點じるは 琴書の內に,更に接すは 飛蟲して 著人を打つ。


江上のツバメ02『絕句漫興九首』其三 現代語訳と訳註
(本文)
絶句漫興 九首 其三
熟知茅齋絕低小,江上燕子故來頻。
銜泥點汙琴書內,更接飛蟲打著人。


(下し文)
熟知して 茅齋【ぼうさい】低小を絕【わた】る,江上 燕子 故【ことさら】に來頻す。
泥を銜み 汙を點じるは 琴書の內に,更に接すは 飛蟲して 著人を打つ。

(現代語訳)
もうよく知っているはずであるのだが我家の茅で葺いた家に極端に低くて小さい所に、濯錦江の上に飛んでいるつばめが頻繁にやってくる。
泥を口に銜え巣作りをして懸命にするのはいいのだが、わたしの琴や書籍と部屋内にそれを落して汚していくのだ。そしてさらによくあることは、飛んで行って虫を取るのだけれど家の中から出てきた人にぶっつかってしまうこともあるのだ。


(訳注) 3
絶句漫興丸首(絶句漫興 九首)

興にふれてふとつくった絶句、上元二年春浣花の草堂にあっての作。
やって来たツバメが随分成長したようだ。部屋を汚していく様子を腹立たしく思うことは全くないのだ。

熟知茅齋絕低小,江上燕子故來頻。
もうよく知っているはずであるのだが我家の茅で葺いた家に極端に低くて小さい所に、濯錦江の上に飛んでいるつばめが頻繁にやってくる。
・茅齋  杜甫の浣花草堂をいう。『又於韋處乞大邑瓷碗』
大邑燒瓷輕且堅,扣如哀玉錦城傳。
君家白碗勝霜雪,急送茅齋也可憐。
成都(1)浣花渓の草堂(8) 又於韋處乞大邑瓷碗 杜甫 <361  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1751 杜甫詩 700- 537
・燕子 約一か月前に来ていたツバメの事である。
『水檻遣心二首其一』
去郭軒楹敞,無村眺望賒。澄江平少岸,幽樹晚多花。
細雨魚兒出,微風燕子斜。城中十萬戶。此地兩三家。

水檻遣心二首其一 杜甫 成都(4部)浣花渓の草堂(4 - 12)  杜甫 <417  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2030 


銜泥點汙琴書內,更接飛蟲打著人。
泥を口に銜え巣作りをして懸命にするのはいいのだが、わたしの琴や書籍と部屋内にそれを落して汚していくのだ。そしてさらによくあることは、飛んで行って虫を取るのだけれど家の中から出てきた人にぶっつかってしまうこともあるのだ。   
・銜泥點汙琴書內 汙は汚れる。琴、書籍、部屋内。
・更接 よくあること。
・飛蟲 飛んで行って虫を取る。
・打著人 著れた人を打つ。