1053 杜甫 《範二員外邈吳十侍禦鬱特枉駕,闕展待,聊寄此作》五言律詩 成都(5部)浣花渓の草堂 
成都郊外の野原にある私の家は貧しいもので遠い所にある。そのため、村の中においては良い訪問者というのは稀の事なのである。


 

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範二員外邈吳十侍禦鬱特枉駕,闕展待,聊寄此作 五言律詩 成都5-(37) 杜甫 <462>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2395 杜甫詩1000-462-673/1500



詩 題:範二員外邈吳十侍禦鬱特枉駕,闕展待,聊寄此作五言律詩 杜甫 成都(5部)浣花渓の草堂(5-(37)) 

作者: 杜甫
761年 上元二年50歲
卷別: 卷二二六  文體: 五言律詩
地點: 成都(劍南道北部 / 益州 / 成都)
范邈 當地交遊(劍南道北部 益州 成都)
吳郁 當地交遊(劍南道北部 益州 成都)


範二員外邈吳十侍禦鬱特枉駕,闕展待,聊寄此作
(前途洋洋の範邈二員外と吳鬱十侍禦とが特に来訪してくれて,闕展を待つ,聊か此れを作り寄せる。)
暫往比鄰去,空聞二妙歸。
暫くここに住んでいたがここを離れていた。その間、空しく聞こえてくるのはこの二人が帰っていくことに対してのものだ。
幽棲誠簡略,衰白已光輝。
隠遁して静に住んでいる者にとっても忠誠心は簡単にいえることである。病気がちであって悲しく思っていたのが二人と交際することで心に輝きが出てきたのである。
野外貧家遠,村中好客稀。
成都郊外の野原にある私の家は貧しいもので遠い所にある。そのため、村の中においては良い訪問者というのは稀の事なのである。
論文或不愧,肯重款柴扉。
論じ合ったり、詩文を交わしたり或は自責の気持ちになることはなかったのである。敢て尊重するのは私の家の柴門の扉を越えての親しい交わりをすることにある。

範邈二員外と吳鬱十侍禦と特に枉駕して,闕展を待つ,聊か此れを作り寄せる。
暫往むは比の鄰去し,空しく聞く二は歸るを妙なりを。
幽棲しては誠は簡略なり,衰白しては已に光輝なり。
野外にありて貧家は遠く,村中には好客は稀なり。
論文 或いは愧れず,肯重するは柴扉を款【ねが】うことなり。

杜甫草堂柴門06

『範二員外邈吳十侍禦鬱特枉駕,闕展待,聊寄此作』 現代語訳と訳註
(本文)

暫往比鄰去,空聞二妙歸。
幽棲誠簡略,衰白已光輝。
野外貧家遠,村中好客稀。
論文或不愧,肯重款柴扉。

(下し文)
範邈二員外と吳鬱十侍禦と特に枉駕して,闕展を待つ,聊か此れを作り寄せる。
暫往むは比の鄰去し,空しく聞く二は歸るを妙なりを。
幽棲しては誠は簡略なり,衰白しては已に光輝なり。
野外にありて貧家は遠く,村中には好客は稀なり。
論文 或いは愧れず,肯重するは柴扉を款【ねが】うことなり。


(現代語訳)
(前途洋洋の範邈二員外と吳鬱十侍禦とが特に来訪してくれて,闕展を待つ,聊か此れを作り寄せる。)
暫くここに住んでいたがここを離れていた。その間、空しく聞こえてくるのはこの二人が帰っていくことに対してのものだ。
隠遁して静に住んでいる者にとっても忠誠心は簡単にいえることである。病気がちであって悲しく思っていたのが二人と交際することで心に輝きが出てきたのである。
成都郊外の野原にある私の家は貧しいもので遠い所にある。そのため、村の中においては良い訪問者というのは稀の事なのである。
論じ合ったり、詩文を交わしたり或は自責の気持ちになることはなかったのである。敢て尊重するのは私の家の柴門の扉を越えての親しい交わりをすることにある。


(訳注)
範二員外邈吳十侍禦鬱特枉駕,闕展待,聊寄此作

前途洋洋の範邈二員外と吳鬱十侍禦とが特に来訪してくれて,闕展を待つ,聊か此れを作り寄せる。
・枉駕 まげて立ち寄らせる。人の来訪を云う敬語。
・闕展 ・闢とは新天地をはじめひらくことをいう。展とはひろがる。のびる。闕展待=前途洋洋。


暫往 比鄰 去 ,空聞 二妙 歸 。
暫くここに住んでいたがここを離れていた。その間、空しく聞こえてくるのはこの二人が帰っていくことに対してのものだ。
・暫往 範圍時間(時刻)、暫時往。
・比鄰 鄰近所。
・二 範邈二員外と吳鬱十侍禦との二人。


幽棲 誠簡略,衰白 已光輝 。
隠遁して静に住んでいる者にとっても忠誠心は簡単にいえることである。病気がちであって悲しく思っていたのが二人と交際することで心に輝きが出てきたのである。
・幽棲 隠遁生活の狀態。
・白 顏色が蒼白、病気がちな事。
・光輝 元気な様子。


野外 貧家 遠 ,村中 好客 稀 。
成都郊外の野原にある私の家は貧しいもので遠い所にある。そのため、村の中においては良い訪問者というのは稀の事なのである。
・野 郊原村野、野。
・外 位置、外。
・貧家 狀態、生活狀態、貧。家。
・稀 對比狀態、多少(少)。


論文 或不愧 ,肯重 款柴扉 。
論じ合ったり、詩文を交わしたり或は自責の気持ちになることはなかったのである。敢て尊重するのは私の家の柴門の扉を越えての親しい交わりをすることにある。
・論文 言語動作、論。文藝、文體、文。
・愧 負面情感(慚愧自責)、愧。
・肯 心智狀態、肯。
・款 1 まごころ。また、親しい交わり。2 法律文や規約などの条項。箇条書き。3 予算や決算の費目の区分の一。部・款・項・目・節の順となる。4 金石などに文字をくぼめて刻むこと。また、その文字。
・扉 建築部件、扉。