杜甫 《李司馬橋成,高使君自成都回》 こっちへ向かってくる人々は皂江にかけた竹の橋のまわりにいる人たちでごった返す。この橋がたった三日で大勢の人で出来上がったのである。

2013年5月24日 同じ日の紀頌之5つのブログ
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Ⅱ中唐詩・晩唐詩奉和虢州劉給事使君三堂新題二十一詠。北湖 韓愈(韓退之) <126>Ⅱ中唐詩687 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ2419
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集李司馬橋成,高使君自成都回 七言絶句 成都5-(42) 杜甫 <467>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2420 杜甫詩1000-467-678/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩
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李司馬橋成,高使君自成都回 七言絶句 成都5-(42) 杜甫 <467>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2420 杜甫詩1000-467-678/1500


李司馬橋成,高使君自成都回七言絶句 杜甫 成都(5部)浣花渓の草堂(5-(42)) 
詩 題:李司馬橋成,高使君自成都回七言絶句 杜甫 成都(5部)浣花渓の草堂(5-(42)) 
掲 載; 杜甫1000首の467首目-場面5-(42)杜甫ブログ1500回予定の-678回目
作年: 上元二年  761年   50歲 
卷別: 卷二二六  文體: 七言絕句 
詩題: 李司馬橋了承高使君,自成都回【李司馬橋了高使君,自成都回】【李司馬橋成承高使君,自成都回】 
寫作地點: 蜀州(劍南道北部 / 蜀州 / 蜀州) 
寫及地點:  成都 (劍南道北部 益州 成都) 別名:蜀     
交遊人物/地點: 李司馬 當地交遊(劍南道北部 蜀州 蜀州)
高 適 當地交遊(劍南道北部 蜀州 蜀州)




李司馬橋了承高使君,自成都回
(李司馬が作ったこの橋で高適刺史のこと「事情があって成都に帰った」ということを了承する)
向來江上手紛紛,三日成功事出群。 
こっちへ向かってくる人々は皂江にかけた竹の橋のまわりにいる人たちでごった返す。この橋がたった三日で大勢の人で出来上がったのである。
已傳童子騎青竹,總擬橋東待使君。
 
これまでに伝えられているのは青竹はもともと竹馬にして遊ぶためにあったものではないか。それを考えるとここにいる人々のみんなはこの竹の橋の東側にいる人はきっと高適刺史を待っている人に間違いないのだろう。


(李司馬が橋 高使君を自ら成都に回るを了承する)
向い來りて 江の上り 手 紛紛たり,三日で事は出群するをもって成功す。
已に童子 青竹に騎すを傳え,總じて擬す 橋東 使君を待つを。

竹の橋02




『李司馬橋了承高使君,自成都回』 現代語訳と訳註
(本文)

向來江上手紛紛,三日成功事出群。 
已傳童子騎青竹,總擬橋東待使君。 


(下し文)
(李司馬が橋 高使君を自ら成都に回るを了承する)
向い來りて 江の上り 手 紛紛たり,三日で事は出群するをもって成功す。
已に童子 青竹に騎すを傳え,總じて擬す 橋東 使君を待つを。


(現代語訳)
(李司馬が作ったこの橋で高適刺史のこと「事情があって成都に帰った」ということを了承する)
こっちへ向かってくる人々は皂江にかけた竹の橋のまわりにいる人たちでごった返す。この橋がたった三日で大勢の人で出来上がったのである。
これまでに伝えられているのは青竹はもともと竹馬にして遊ぶためにあったものではないか。それを考えるとここにいる人々のみんなはこの竹の橋の東側にいる人はきっと高適刺史を待っている人に間違いないのだろう。


(訳注)
李司馬橋了承高使君,自成都回

李司馬が作ったこの橋で高適刺史のこと「事情があって成都に帰った」ということを了承する
○李司馬 李七司馬 蜀州の司馬李某。
○橋 皂江にかけた竹の橋。『陪李七司馬皂江上觀造竹橋,即日成,往來之人免冬寒入水,聊題短作,簡李公,二首之一』 一に鄩江といい新津県にあるという。
○了承 事情をくんで納得すること。承知すること。承諾。
○高使君 友人の高適。使君は刺史の敬称。『奉簡高三十五使君』が直近のしである。(高適に寄せた詩。詩によれば高適が栄任したようで、彭州より蜀州に転じたことをいい、また作者がまさに高適を訪れようとしたときの作である。作時は詳らかでないが上元元年760年49歳と考える。上元元年(七六〇)の秋、. 崔五侍御を通じて彭州(四川省彭県)の刺史であった高適に援助を依頼した. 詩を書いている。『酬高使君相贈』「古寺僧牢落,空房客寓居。故人分祿米,鄰舍與園蔬。雙樹容聽法,三車肯載書。草玄吾豈敢,賦或似相如。」『寄彭州高三十五使君適、虢州岑二十七長史參三十韻 杜甫 <316-#4> 漢文委員会紀頌之の漢詩ブログ1439 杜甫詩 700- 444』、『寄高三十五詹事  杜甫詩kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 268』)


向來江上手紛紛,三日成功事出群。
こっちへ向かってくる人々は皂江にかけた竹の橋のまわりにいる人たちでごった返す。この橋がたった三日で大勢の人で出来上がったのである。
 水澤湖泊、皂江。
 江上。川のほとり。竹の橋のほとり。
手紛紛 拍手の音のみだれたつさま。多くあるさま。『贈花卿』「錦城絲管日紛紛,半入江風半入雲。此曲只應天上有,人間能得幾回聞?」、『江畔獨步尋花七絕句 其七』「不是愛花即欲死,只恐花盡老相催。繁枝容易紛紛落,嫩蕊商量細細開。」


已傳童子騎青竹,總擬橋東待使君。
これまでに伝えられているのは青竹はもともと竹馬にして遊ぶためにあったものではないか。それを考えるとここにいる人々のみんなはこの竹の橋の東側にいる人はきっと高適刺史を待っている人に間違いないのだろう。
傳 これまでに伝えられているもの。
童子 孩童とは。幼い子供。幼児。
○騎青竹 騎竹馬。。
○擬 1 どうしようかとはかり考える。思案する。「擬議」2 他のものと引き比べてみる。本物らしく似せる。なぞらえる。