杜甫《去秋行 楽府(七言歌行)》秋も終わろうとしているここ涪江のあたりに木の葉も落ちるころなのだ。剣や槍鎧をつけて馬を走らせているのはどこの男か。


 

2013年6月13日 同じ日の紀頌之5つのブログ
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去秋行 楽府(七言歌行) 成都6-(14) 杜甫 <479>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2520 杜甫詩1000-479-698/1500

 
詩 題:去秋行楽府(七言歌行) 杜甫 成都(6部)浣花渓の草堂(6-(14)) 
卷別: 卷二一九  文體: 樂府 
作時:寶應元年 762年1月杜甫51歳 
掲 載; 杜甫1000首の479首目-場面6-(14)
杜甫ブログ1500回予定の-698回目 
寫及地點:  遂州 (劍南道北部 遂州 遂州)     
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去秋行
去秋涪江木落時,臂槍走馬誰家兒。
秋も終わろうとしているここ涪江のあたりに木の葉も落ちるころなのだ。剣や槍鎧をつけて馬を走らせているのはどこの男か。
到今不知白骨處,部曲有去皆無歸。
今ここに至って戦死者の屍を埋めるところがどこかを知らないのか。戦が終わったというのに軍隊は去って行くのだろうが皆帰るところがないのだろうか。
遂州城中漢節在,遂州城外巴人稀。
涪江が下って梓州の東南に位置する遂州の城郭の中では漢との和平の約束がなされ符節され落ち着きを取り戻した。遂州の城郭の外側、郊外には逃村で巴の人々が稀にしか見られなくなっている。
戰場冤魂每夜哭,空令野營猛士悲。

戦場には無念であったり、巻き添え、無実なのに死んでいった魂の声が毎晩のようにさけび鳴いている。郊外の野原には闘い終わった軍隊の野営がむなしく残り、獰猛に戦った者たちも悲しさだけが残っている。

四川省西部地区略図




























『去秋行』 現代語訳と訳註
(本文)
去秋涪江木落時,臂槍走馬誰家兒。
到今不知白骨處,部曲有去皆無歸。
遂州城中漢節在,遂州城外巴人稀。
戰場冤魂每夜哭,空令野營猛士悲。
去秋涪江木落時,臂槍走馬誰家兒。
到今不知白骨處,部曲有去皆無歸。
遂州城中漢節在,遂州城外巴人稀。
戰場冤魂每夜哭,空令野營猛士悲。


(下し文)
去秋涪江木落時,臂槍走馬誰家兒。
到今不知白骨處,部曲有去皆無歸。
遂州城中漢節在,遂州城外巴人稀。
戰場冤魂每夜哭,空令野營猛士悲。
去秋涪江木落時,臂槍走馬誰家兒。
到今不知白骨處,部曲有去皆無歸。
遂州城中漢節在,遂州城外巴人稀。
戰場冤魂每夜哭,空令野營猛士悲。


(現代語訳)
秋も終わろうとしているここ涪江のあたりに木の葉も落ちるころなのだ。剣や槍鎧をつけて馬を走らせているのはどこの男か。
今ここに至って戦死者の屍を埋めるところがどこかを知らないのか。戦が終わったというのに軍隊は去って行くのだろうが皆帰るところがないのだろうか。
涪江が下って梓州の東南に位置する遂州の城郭の中では漢との和平の約束がなされ符節され落ち着きを取り戻した。遂州の城郭の外側、郊外には逃村で巴の人々が稀にしか見られなくなっている。
戦場には無念であったり、巻き添え、無実なのに死んでいった魂の声が毎晩のようにさけび鳴いている。郊外の野原には闘い終わった軍隊の野営がむなしく残り、獰猛に戦った者たちも悲しさだけが残っている。


(訳注)
去秋行
詩の先頭二字をとって詩題としている。この詩では実際の戦場に立って作ったものかどうかはわからない。唐代の戦争を題材にしたもののほとんどは、空想で書かれたものが多い。この詩も現実感がないように感じる。


去秋 涪江 木落 時 ,臂槍 走馬 誰家 兒 。
秋も終わろうとしているここ涪江のあたりに木の葉も落ちるころなのだ。剣や槍鎧をつけて馬を走らせているのはどこの男か。
「秋」四時節氣、四季、秋。
「涪江」地名、河湖地名(江河溪流)、涪江。
「木落」植物泛稱(木)、木。植物生命狀態、落。
「臂」身體四肢、臂。
「槍」器物、工具用品(兵器單稱)、槍。
「走馬」動物動作、走。動物專名(走獸)、馬。


到今 不知 白骨 處 ,部曲 有去 皆無歸 。
今ここに至って戦死者の屍を埋めるところがどこかを知らないのか。戦が終わったというのに軍隊は去って行くのだろうが皆帰るところがないのだろうか。
「部曲」職業身份、軍。


遂州 城中 漢節 在,遂州 城外 巴人 稀 。
涪江が下って梓州の東南に位置する遂州の城郭の中では漢との和平の約束がなされ符節され落ち着きを取り戻した。遂州の城郭の外側、郊外には逃村で巴の人々が稀にしか見られなくなっている。
「遂州」行政地名、遂州。
「城」邦國都城。
「漢節」符節。木・竹・紙などの札に文字を書き,印を押して二つに割り契約の証拠とするもの。割符。
「巴人」巴人。戦争になれば、軍人以外は、城内、あるいはどこか安全な場所へ逃げるのである。


戰場 冤魂 每夜 哭 ,空令野營 猛士 悲 。
戦場には無念であったり、巻き添え、無実なのに死んでいった魂の声が毎晩のようにさけび鳴いている。郊外の野原には闘い終わった軍隊の野営がむなしく残り、獰猛に戦った者たちも悲しさだけが残っている。
「戰場」特殊場域、戰場。
「冤」無念であったり、巻き添え、無実なのに死んでいったものことをいう。
「魂」神鬼泛稱、魂。
「哭」 泣き叫ぶ。慟哭。
「野營」郊原村野、野に、公署建築、軍營していること。
「猛士」壯士。
「悲」負面情感(悲哀傷痛)、悲しむこと。 
 成都遂州00