杜甫 成都6《早發射洪縣南途中作》もう年を重ねてきたものとして貧乏してやつれることを思うと心配でしかたないし、心と身の気力と力がどうしてかよく及ばなくなっている。


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早發射洪縣南途中作  成都 杜甫 <493-#1>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2625 杜甫詩1000-493-#1-719/1500 



詩 題: 作時:762年 寶應元年 杜甫51歳 
掲 載; 杜甫1000首の493-#1首目-蜀中転々場面
杜甫ブログ1500回予定の-719回目   40818
作年: 寶應元年  762年  51歲 
卷別: 卷二二○  文體: 五言古詩 
作地: 通泉(劍南道北部 / 梓州 / 通泉) 
及地: 射洪 (劍南道北部 梓州 射洪)     

詩:早發射洪縣南途中作
(朝早く梓州の射洪縣、南方のすすむ途中に作る詩)
將老憂貧窶,筋力豈能及。 
もう年を重ねてきたものとして貧乏してやつれることを思うと心配でしかたないし、心と身の気力と力がどうしてかよく及ばなくなっている。
征途乃侵星,得使諸病入。 
この旅を進めていると星の出ている時間帯に次第に入り込むようになる。節度使と一緒ではあるがわたしの諸病状態に入って來ている。
鄙人寡道氣,在困無獨立。 
里人は言葉に出したり、気を使ったりすることは少ないものだ。困ったことがあるのは村は独立していないということだ。
俶裝逐徒旅,達曙凌險澀。 
普段着の服装を整えただけで、ただいたずらに旅を行っているのである。日がのぼりはじめると移動し始めるが、たかく嶮しくて進むのに困難なのである。
寒日出霧遲,清江轉山急。 
次に寒い日は霧が出て來てきて遅くなるし、清らかな大江があり、山々が転々と急になっていく。

月明峡01僕夫行不進,駑馬若維縶。 
汀洲稍疏散,風景開怏悒。 
空慰所尚懷,終非曩遊集。 
衰顏偶一破,勝事難屢挹。 
茫然阮籍途,更灑楊朱泣。 


早に發つ 射洪 縣の南 途中の作
將に老いて 貧窶【ひんる】を憂う,筋力 豈に能く及ん。 
途を征けば乃ち星を侵し,使を得れば諸病入る。 
鄙人は 寡道の氣,困在るは 獨立無し。 
俶裝 徒旅を逐う,達曙 險澀を凌ぐ。 
寒日 出霧 遲,清江 轉山 急。 

僕夫 行きて進まず,駑馬 維縶の若し。 
汀洲 稍疏 散り,風景 怏悒を開く。 
空しく 尚お懷う所を慰む,終に 曩遊 集うに非らず。 
衰顏 偶 一破,勝事 屢挹に難し。 
茫然として阮籍の途,更に楊朱の泣くを灑う。 

 
『早發射洪縣南途中作』 現代語訳と訳註
aki03(本文)
將老憂貧窶,筋力豈能及。 
征途乃侵星,得使諸病入。 
鄙人寡道氣,在困無獨立。 
俶裝逐徒旅,達曙凌險澀。 
寒日出霧遲,清江轉山急。 


(下し文)
早に發つ 射洪 縣の南 途中の作
將に老いて 憂貧の窶,筋力 豈に能く及ん。 
征途 乃ち侵星をし,諸病 入るを使うを得ん。 
鄙人 寡道の氣,困在るは 獨立無し。 
俶裝 徒旅を逐う,達曙 險澀を凌ぐ。 
寒日 出霧して遲く,清江 轉山して急ぐ。 


(現代語訳)
(朝早く梓州の射洪縣、南方のすすむ途中に作る詩)
もう年を重ねてきたものとして貧乏してやつれることを思うと心配でしかたないし、心と身の気力と力がどうしてかよく及ばなくなっている。
この旅を進めていると星の出ている時間帯に次第に入り込むようになる。節度使と一緒ではあるがわたしの諸病状態に入って來ている。
里人は言葉に出したり、気を使ったりすることは少ないものだ。困ったことがあるのは村は独立していないということだ。
普段着の服装を整えただけで、ただいたずらに旅を行っているのである。日がのぼりはじめると移動し始めるが、たかく嶮しくて進むのに困難なのである。
次に寒い日は霧が出て來てきて遅くなるし、清らかな大江があり、山々が転々と急になっていく。


(訳注)
早發射洪縣南途中作
朝早く梓州の射洪縣、南方のすすむ途中に作る詩


將老 憂 貧窶 ,筋力 豈能及 。
もう年を重ねてきたものとして貧乏してやつれることを思うと心配でしかたないし、心と身の気力と力がどうしてかよく及ばなくなっている。
「老」語義類別:人、狀態、生理狀態、老。
「憂」語義類別:人、情感詞(綜合情感)、負面情感(憂愁掛慮)、憂。
「貧窶」語義類別:人、狀態、生活狀態、貧。【ひんる】とは。意味や解説。非常に貧しいこと。また、貧乏をしてやつれること。
「筋力」語義類別:人、狀態、心神氣力、力。
「能」語義類別:人、狀態、心理能願、能。


征途 乃侵星 ,得使諸病 入。
この旅を進めていると星の出ている時間帯に次第に入り込むようになる。節度使と一緒ではあるがわたしの諸病状態に入って來ている。
「征途」語義類別:人、行為動作、戰爭活動、征途。
「侵星」時間、範圍時間(其他)、侵星。 星を犯す。星の出ている時間帯に次第に入り込む
「病」語義類別:其他、疾病、疾病類別、病。


鄙人 寡道氣 ,在困 無 獨立。
里人は言葉に出したり、気を使ったりすることは少ないものだ。困ったことがあるのは村は独立していないということだ。
「鄙人」田舎の人。里人(さとびと)。
「氣」語義類別:人、狀態、心神氣力、氣。
「無」語義類別:其他、形容詞彙、對比詞、有無(無)。
・寡 すくない やもめ1 少ない。2 (徳の少ない意から)古代中国で、王侯が謙遜していう自称。「3 独り者。配偶者のない人。


俶裝 逐 徒旅 ,達曙 凌 險澀 。
普段着の服装を整えただけで、ただいたずらに旅を行っているのである。日がのぼりはじめると移動し始めるが、たかく嶮しくて進むのに困難なのである。
「裝」絲帛服飾(衣冠腰帶)、裝。
「逐」(辵部)、逐。
「徒旅」語義類別:人、稱謂、一般稱謂、客。
「曙」語義類別:時、時間、範圍時間(清晨)、曙。
「險澀」環境狀態、險。


寒日 出霧 遲 ,清江 轉山 急 。
次に寒い日は霧が出て來てきて遅くなるし、清らかな大江があり、山々が転々と急になっていく。
「寒日」秋分を過ぎて立春までの寒い日を云う。
成都遂州00