《三絕句,三首之三》 家のまわりを竹だらけにするとお客は入り口が分からず、勝手に怒らせたとしても、出迎えなどする気はないのだ。(古来より、隠棲しているものには「訪れても遭えない」というものだからだ。)


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http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩 盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。

李商隠詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/3991_rishoin000.html 
李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。 
女性詩人 
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李商隠詩 
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三絕句,三首之三 蜀中転々 杜甫 <512>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2755 杜甫詩1000-512-745/1500


詩 題: 作時:762年 寶應元年 杜甫51歳 
掲 載; 杜甫1000首の512首目-場面
杜甫ブログ1500回予定の-745回目
卷別: 卷二二七  文體: 七言絕句 
詩題: 三絕句,三首之三 


詩文:
 
三絕句,三首
1   楸樹馨香倚釣磯,斬新花蕊未應飛。
    不如醉裏風吹盡,可忍醒時雨打稀。

2   門外鸕鷀去不來,沙頭忽見眼相猜。
    自今已後知人意,一日須來一百回。

3   無數春筍滿林生,柴門密掩斷人行。
    會須上番看成竹,客至從嗔不出迎。



三絕句,三首之一
楸樹馨香倚釣磯、斬新花蕊未應飛。
楸の木々は芳しき香りを漂わせている、その木に寄りかかってここで岸辺に釣り糸を垂れる。咲き始めた新しい花弁はまだまだ飛び散ってはいない。
不如醉裏風吹盡,可忍醒時雨打稀。
この庭に宴をしてなかなか酔えないのは、風が吹いて来て酔いを醒ますからだ。酔いがさめる時が我慢できるというのは雨が降ってくることがないほどであるからである。
楸【きささげ】の樹は馨【かお】り香【かぐわ】しくして 釣りばの磯【いそ】に倚り、斬新の花蕊【かずい】は 未だ応【まさ】に飛ぶべからず。
裏 醉うに如かず 風吹き盡す,醒むる時に忍ぶ可く 雨打つは稀れなり。


三絕句,三首之二
門外鸕鶿去不來,沙頭忽見眼相猜。
ここの門の外に河鵜が去って行きそして戻ってくることはない。川岸の砂浜のほとりに歩いていて猜疑心を持った目で、辺りを見ていることだろう。
自今已後知人意,一日須來一百回。
それが今のことであり、これから後は人の思いを知ることによってもうすることはないだろう。このカワウは一日に百回くらいは餌をとっていることだろう。

門外 鸕鶿【ろじ】 去りて來らず,沙頭 忽ち見 眼は相に猜【ねた】む。
今自り 已後 知人の意,一日 須らく 一百回も來る。


三絕句,三首之三

無數春筍滿林生,柴門密掩斷人行。
数しれぬ春のたけのこが林の中いっぱいにはえている。柴の門をとざしたままだし、だれも門前をとおるものはいない。
會須上番看成竹,客至從嗔不出迎。

それは最初からたたけのこの成長を看まもって竹にしあげるつもりだ。家のまわりを竹だらけにするとお客は入り口が分からず、勝手に怒らせたとしても、出迎えなどする気はないのだ。(古来より、隠棲しているものには「訪れても遭えない」というものだからだ。)

無数の春筍 満林生じ、柴門密かに掩うて入行断ゆ。
会ず須らく上番看て竹と成すべし、客至るも填るに従す出で迎えず。



『三絕句,三首之二』 現代語訳と訳註
孟浩然詩00(本文)
無數春筍滿林生,柴門密掩斷人行。
會須上番看成竹,客至從嗔不出迎。

(下し文)
無数の春筍 満林生じ、柴門密かに掩うて入行断ゆ。
会ず須らく上番看て竹と成すべし、客至るも填るに従す出で迎えず。


(現代語訳)
数しれぬ春のたけのこが林の中いっぱいにはえている。柴の門をとざしたままだし、だれも門前をとおるものはいない。
それは最初からたたけのこの成長を看まもって竹にしあげるつもりだ。家のまわりを竹だらけにするとお客は入り口が分からず、勝手に怒らせたとしても、出迎えなどする気はないのだ。(古来より、隠棲しているものには「訪れても遭えない」というものだからだ。)


(訳注)
三 絶 句(其三)
竹林0021宝応元年の作。これは第三首目。春の笋をよんだもの。隠者には「訪ねて行って会えないもの」というのを訪ねられる側の面白さを詠ったもの、杜甫らしい作品として取り上げられることが多い作品である。


無數春筍滿林生,柴門密掩斷人行。
数しれぬ春のたけのこが林の中いっぱいにはえている。柴の門をとざしたままだし、だれも門前をとおるものはいない。
○筍 たけのこ。
○密掩 ひとしれず門をとざしておく。
★杜甫の家の周りは竹林である。特に南隣とは竹林で隔離されている。柴門は西南方向にある。


會須上番看成竹,客至從嗔不出迎。
それは最初から、たけのこの成長を看まもって竹にしあげるつもりだ。家のまわりを竹だらけにするとお客は入り口が分からず、勝手に怒らせたとしても、出迎えなどする気はないのだ。(古来より、隠棲しているものには「訪れても遭えない」というものだからだ。)
○会 必ず。
○上番 初回のこと、初回に出た筍のことをいう。
○看 みまもること。
○成竹 しあげて竹にする。
○客 来訪の賓客。
○従嗔 怒るにまかす。勝手に怒らせる。
○出迎 こちらがでむかえる。

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詩文(含異文):
無數春筍滿林生,柴門密掩斷人行。
會須上番【案:去聲。】看成竹,客至從嗔不出迎。