《巴西驛亭觀江漲呈竇使君,二首之一》心の通い合った人と飲みことで接見するのはよいし、朝が来ると逢うことで愁いが半分になっていたがすっかり消えてしまっている。

 

2013年9月15日 同じ日の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
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Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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謝靈運が傲慢で磊落だったというが彼の詩からはそれを感じさせるということは微塵もない。謝靈運、謝朓、孟浩然は好きな詩人である。    
登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386ーhttp://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html    
登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html    
孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。

李商隠詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/3991_rishoin000.html    
李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。    
女性詩人 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。    
孟郊詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/328_moukou001.html 「文章得其微,物象由我裁。」詩人が作り出す文章は細やかなる描写表現を得ているものだ、万物の事象をも作り出すことさえも詩人自身の裁量でもってするのである。 

 

648 《巴西驛亭觀江漲呈竇使君,二首之一【案:草堂逸詩拾遺。】》 蜀中転々 杜甫 <553  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2990 杜甫詩1000-553-792/1500

 

詩 題:巴西驛亭觀江漲呈竇使君,二首之一

作時:762 寶應元年 杜甫51

卷別: 卷二三四  文體: 五言律詩 

詩題: 巴西驛亭觀江漲呈竇使君,二首之一 

作地點: 綿州(劍南道北部 / 綿州 / 綿州

及地點:  巴西驛亭 (劍南道北部 綿州 巴西) ・剡縣 (江南東道 越州 剡縣) 別名:剡中  ・揚州 (淮南道 揚州 揚州) 別名:廣陵、淮南、淮海     

交遊人物: 竇使君

掲 載; 杜甫1000首の553首目-場面

杜甫ブログ1500回予定の-792回目   40891

 

 

詩文:

巴西驛亭觀江漲呈竇使君,二首之一

(成都盆地の北東、三巴の西の綿州の駅亭で涪江の水がみなぎっているのを見て西山檢察使の竇侍禦に意見をした詩。)二首の一

轉驚波作怒,即恐岸隨流。

突然のことで驚いたのは涪江の水嵩が上がり波が怒涛うず巻く、それは恐怖を覚えるもので自分がいる岸を洗って流れているのだ

賴有杯中物,還同海上鷗。

進められて盃に飲み物を注がれ、上を向くと、同時期にグルット返ってきたカモメが涪江の水の上を飛んでいる。

關心小剡縣,傍眼見揚州。

剡縣の美しい剡渓に少しでも似たところに関心したし、傍らを見れば華やかな揚州の運河地方を見るかのようだ。

為接情人飲,朝來減半愁。

心の通い合った人と飲みことで接見するのはよいし、朝が来ると逢うことで愁いが半分になっていたがすっかり消えてしまっている。

(巴西の驛亭に 江漲るを觀て竇使君に呈す)二首の一

轉た驚く 波 怒を作し,即ち恐は岸に隨流す。

賴に杯中の物有り,還りに海上の鷗を同うす。

關心するは 小くも剡縣に,傍眼するは揚州を見るに。

接を為す 情人の飲,朝來りて半愁を減す。

 

 

 

『巴西驛亭觀江漲呈竇使君,二首之一』 現代語訳と訳註

(本文)

巴西驛亭觀江漲呈竇使君,二首之一

轉驚波作怒,即恐岸隨流。

賴有杯中物,還同海上鷗。

關心小剡縣,傍眼見揚州。

為接情人飲,朝來減半愁。

 

 

(下し文)

(巴西の驛亭に 江漲るを觀て竇使君に呈す)二首の一

轉た驚く 波 怒を作し,即ち恐は岸に隨流す。

賴に杯中の物有り,還りに海上の鷗を同うす。

關心するは 小くも剡縣に,傍眼するは揚州を見るに。

接を為す 情人の飲,朝來りて半愁を減す。

 

(現代語訳)

(成都盆地の北東、三巴の西の綿州の駅亭で涪江の水がみなぎっているのを見て西山檢察使の竇侍禦に意見をした詩。)二首の一

突然のことで驚いたのは涪江の水嵩が上がり波が怒涛うず巻く、それは恐怖を覚えるもので自分がいる岸を洗って流れているのだ

進められて盃に飲み物を注がれ、上を向くと、同時期にグルット返ってきたカモメが涪江の水の上を飛んでいる。

剡縣の美しい剡渓に少しでも似たところに関心したし、傍らを見れば華やかな揚州の運河地方を見るかのようだ。

心の通い合った人と飲みことで接見するのはよいし、朝が来ると逢うことで愁いが半分になっていたがすっかり消えてしまっている。

 

 

(訳注)

巴西驛亭觀江漲呈竇使君,二首之一

(成都盆地の北東、三巴の西の綿州の駅亭で涪江の水がみなぎっているのを見て西山檢察使の竇侍禦に意見をした詩。)二首の一

・竇使君 西山檢察使の竇侍禦のこと。(下地図bc34)杜甫『入奏行贈西山檢察使竇侍禦』

(宴の演奏や詩を詠む席にはいって西山の検察、竇侍禦のこの詩を贈る。)

・西山檢察使 吐蕃国境の山間部を担当する。松、維、恭、蓬、雅、黎、姚、悉八州をいう。

『巴西驛亭觀江漲呈竇使君』

巴西驛亭觀江漲呈竇使君

宿雨南江漲,波濤亂遠峰。 

孤亭凌噴薄,萬井逼舂容。 

霄漢愁高鳥,泥沙困老龍。 

天邊同客舍,攜我豁心胸。 

五言律詩 《巴西驛亭觀江漲呈竇使君》 蜀中転々 杜甫 <536  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2905 杜甫詩1000-536-775/1500

成都遂州00 

轉驚 作怒 ,即恐 隨流

突然のことで驚いたのは涪江の水嵩が上がり波が怒涛うず巻く、それは恐怖を覚えるもので自分がいる岸を洗って流れているのだ

 

 

賴有 杯中 ,還同海上

進められて盃に飲み物を注がれ、上を向くと、同時期にグルット返ってきたカモメが涪江の水の上を飛んでいる。

・「賴有」『戲簡鄭廣文虔,兼呈蘇司業源明』(戯れに鄭広文に簡す)「廣文到官舍,繫馬堂階下。醉則騎馬歸,頗遭官長罵。才名三十年,坐客寒無氈。賴有蘇司業,時時乞酒錢。」「頼に蘇司業あり、時時酒銭を乞う」といっている、人は蘇源明をさす。

 

 

關心 剡縣 ,傍眼 揚州

剡縣の美しい剡渓に少しでも似たところに関心したし、傍らを見れば華やかな揚州の運河地方を見るかのようだ。

・「剡縣」浙江省剡県。町の南に剡渓があり、両岸の景色がうつくしく、六朝時代にはことに人びとに愛貸された。謝霊運、王羲之に李白自身を映したのであろう。。李白『秋浦歌十七首 其六』「愁作秋浦客。 強看秋浦花。山川如剡縣。 風日似長沙。」(愁えて秋浦の客と作【な】り、強【し】いて秋浦の花を看る。山川は剡県【せんけん】の如く、風日は 長沙【ちょうさ】に似るに。)

・「揚州」行政地名。江蘇省に南北朝時代、陳により短期間設置された州。 揚州 (河南省) - 中華人民共和国河南省に東魏により設置された州。長江から淮河、黄河に抜ける運河の町であり、交通の要衝地で華やかな地域である。

 

 

為接情人 ,朝來 半愁

心の通い合った人と飲みことで接見するのはよいし、朝が来ると逢うことで愁いが半分になっていたがすっかり消えてしまっている。