《春日梓州登樓,二首之一》人生の途をゆくことのむずかしいことはこれほどである。ここの楼に登ってあたりを眺めるとどこをながめればよいのか迷ってしまう。自分のからだは後戻りして若く元気つよくなることは無い、その実績はとみればただ旅住いということばかりである。

 

2013年10月29日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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司馬相如 《上林賦 》(27)―#10-2  文選 賦<110-#10-2>13分割38回 Ⅱ李白に影響を与えた詩932 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3208
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Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《次潼關上都統相公》韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <845>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3209韓愈詩-217
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
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《春日梓州登樓,二首之一》 蜀中転々 杜甫 <580> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3210 杜甫詩1000-580-836/1500  

 

 

卷別:卷二二七  文體: 五言律詩 

詩題:春日梓州登樓,二首之一 

作時:763年 廣德元年 杜甫52歳 

作地點:梓州(劍南道北部 / 梓州 / 梓州 掲載;杜甫1000首の580首目-場面

杜甫ブログ1500回予定の-836回目   40935

 

 

春日梓州登樓,二首之一

(春の日に梓州の城楼にのぼって旅の思いをのべた詩。二首の一。)

行路難如此,登樓望欲迷。

人生の途をゆくことのむずかしいことはこれほどである。ここの楼に登ってあたりを眺めるとどこをながめればよいのか迷ってしまう。

身無卻少壯,跡有但羈棲。

自分のからだは後戻りして若く元気つよくなることは無い、その実績はとみればただ旅住いということばかりである。

江水流城郭,春風入鼓鼙。

眺めれば城郭の方には涪江の水が流れくだり、春の風は節度使軍のたいこ、つづみの音が響き渡ってくる。

雙雙新燕子,依舊已銜泥。

そうして二つ並んで飛んでいるのは、ことし来た燕がまたいつものとおり、はやくも泥をくわえて巣をつくりはじめている。

(春日梓州にて楼に登る 二首の一)

行路難きこと此の如し、登楼望み迷わんと欲す。

身は飾って少壮なること無く、跡は但だ羈棲なる有り。

江水城郭に流れ、春風 鼓聾に入る。

双双たる新燕子、旧に依って己に泥を銜む。

 

春日梓州登樓,二首之一

天畔登樓眼,隨春入故園。戰場今始定,移柳更能存。

厭蜀交遊冷,思勝事繁。應須理舟楫,長嘯下荊門。

 

DCF00018 

 

『春日梓州登樓』 現代語訳と訳註

(本文)

春日梓州登樓,二首之一

行路難如此,登樓望欲迷。

身無卻少壯,跡有但羈棲。

江水流城郭,春風入鼓鼙。

雙雙新燕子,依舊已銜泥。

 

 

(下し文)

(春日梓州にて楼に登る 二首の一)

行路難きこと此の如し、登楼望み迷わんと欲す。

身は飾って少壮なること無く、跡は但だ羈棲なる有り。

江水城郭に流れ、春風 鼓聾に入る。

双双たる新燕子、旧に依って己に泥を銜む。

 

(現代語訳)

(春の日に梓州の城楼にのぼって旅の思いをのべた詩。二首の一。)

 

 

(訳注)

春日梓州登樓,二首之一

(春の日に梓州の城楼にのぼって旅の思いをのべた詩。二首の一。)

人生の途をゆくことのむずかしいことはこれほどである。ここの楼に登ってあたりを眺めるとどこをながめればよいのか迷ってしまう。

自分のからだは後戻りして若く元気つよくなることは無い、その実績はとみればただ旅住いということばかりである。

眺めれば城郭の方には涪江の水が流れくだり、春の風は節度使軍のたいこ、つづみの音が響き渡ってくる。

そうして二つ並んで飛んでいるのは、ことし来た燕がまたいつものとおり、はやくも泥をくわえて巣をつくりはじめている。

 

 

行路難如此,登樓望欲迷。

人生の途をゆくことのむずかしいことはこれほどである。ここの楼に登ってあたりを眺めるとどこをながめればよいのか迷ってしまう。

○行路難 人生の途をゆくことのむずかしいこと、楽府に「行路難」と題する篇がある。李白に

行路難三首 其一 李白 Kanbuniinkai紀頌之の漢詩 李白183

行路難三首其二 李白 Kanbuniinkai紀頌之の漢詩 李白184

行路難三首 其三 李白 Kanbuniinkai紀頌之の漢詩 李白185

○登楼 梓州の城楼にのぼる。

 

身無卻少壯,跡有但羈棲。

自分のからだは後戻りして若く元気つよくなることは無い、その実績はとみればただ旅住いということばかりである。

○卻少壯 あともどりして年わかく気力さかんになる。

○跡 行跡。その実績。

○但羈棲 たびのすまいばかりしている。

 

江水流城郭,春風入鼓鼙。

眺めれば城郭の方には涪江の水が流れくだり、春の風は節度使軍のたいこ、つづみの音が響き渡ってくる。

○江水 涪江の流れ。

〇入鼓鼙 太鼓、こつづみの声が中にいりこむ、風が声を吹くことをいう。

 

雙雙新燕子,依舊已銜泥。

そうして二つ並んで飛んでいるのは、ことし来た燕がまたいつものとおり、はやくも泥をくわえて巣をつくりはじめている。

○双双 雌雄のならびとぶさま。

○新燕子 ことし来たつばめ。

○依旧 もとのとおりに。前年の宝応元年秋に妻子を梓州に迎えていた、しかし旧とは宝応元年春をさすのではなく、漠然と往年をさしたものである。

○銜泥 どろをくわえてきて巣をつく成都遂州00