《望兜率寺》この寺はまたとないもので天に対して大いなるものであるということを知る。何もない閑疎な状態であることは、仏を尊ぶ心を見たということだ。

2013年11月7日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
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孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
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李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
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卷別: 卷二二七  文體: 五言律詩 

詩題: 望兜率寺 

及地點:  兜率寺 (劍南道北部 梓州 )     

 

 

望兜率寺

(兜率寺を望む)

樹密當山徑,江深隔寺門。 

この山には木が密集して寺に向かう山道に繁っている。涪江の水は深く寺を隔てている。

霏霏雲氣重,閃閃浪花翻。 

雲がおもく雨が絶え間なく降る、ゆらゆらとして波間に浮かぶ花弁が躍る。

不復知天大,空餘見佛尊。 

この寺はまたとないもので天に対して大いなるものであるということを知る。何もない閑疎な状態であることは、仏を尊ぶ心を見たということだ。

時應清盥罷,隨喜給孤園。 

時代は今まさに、ここの謀反の乱れを治め役割を終えた。それを慶びそれにしたがってこのポツンと離れて樹園が提供された。

(兜率寺【とそつじ】を望む)

樹密にして山徑に當り,江深くして寺門を隔つ。 

霏霏として雲氣 重く,閃閃として浪花 翻える。 

不復すは 天大いなるを知る,空餘見佛尊。 

時應に清盥【せいかん】 罷【まか】り,喜に隨い孤園を給う。 

王屋山00 

 

『望兜率寺』 現代語訳と訳註

(本文)

望兜率寺

樹密當山徑,江深隔寺門。 

霏霏雲氣重,閃閃浪花翻。 

不復知天大,空餘見佛尊。 

時應清盥罷,隨喜給孤園。 

 

 

(下し文)

(兜率寺とそつじ】を望む)

樹密にして山徑に當り,江深くして寺門を隔つ。 

霏霏として雲氣 重く,閃閃として浪花 翻える。 

不復すは 天大いなるを知る,空餘見佛尊。 

時應に清盥【せいかん】 罷【まか】り,喜に隨い孤園を給う。 

 

 

(現代語訳)

(兜率寺を望む)

この山には木が密集して寺に向かう山道に繁っている。涪江の水は深く寺を隔てている。

雲がおもく雨が絶え間なく降る、ゆらゆらとして波間に浮かぶ花弁が躍る。

この寺はまたとないもので天に対して大いなるものであるということを知る。何もない閑疎な状態であることは、仏を尊ぶ心を見たということだ。

時代は今まさに、ここの謀反の乱れを治め役割を終えた。それを慶びそれにしたがってこのポツンと離れて樹園が提供された。

 

 

(訳注)

望兜率寺

(兜率寺を望む)

○兜率寺 梓州には大小十二の寺があり、北には慧義寺、南には兜率寺、西には牛頭寺、東には観音寺があるという、「兜率陀」は梵語で「足ルヲ知ル」の意である。

 

 

樹密 當山徑 ,江深 寺門

この山には木が密集して寺に向かう山道に繁っている。涪江の水は深く寺を隔てている。

 

霏霏 雲氣 ,閃閃 浪花

くもがおもく雨が絶え間なく降る、ゆらゆらとして波間に浮かぶ花弁が躍る。

「霏霏」1 雪や雨が絶え間なく降るさま。「―として秋雨が降る」2 物事が絶え間なく続くさま。

「閃閃」1 ひらひらと動くさま。「臥蚕(がさん)の太眉―と動きて」〈樗牛・滝口入道〉2 きらきらと輝くさま。

 

 

不復 天大 ,空餘 佛尊

この寺はまたとないもので天に対して大いなるものであるということを知る。何もない閑疎な状態であることは、仏を尊ぶ心を見たということだ。

「空餘」生活狀態が何もない閑疎な状態であること。

「佛尊」佛をたっとぶ。

 

 

時應 清盥 罷,隨喜 孤園

時代は今まさに、ここの謀反の乱れを治め役割を終えた。それを慶びそれにしたがってこのポツンと離れて樹園が提供された。

「清盥」謀叛などを平定することを比喩する。盥:平たい桶のことを言う。通常丸い形をしている。比較的浅い。一般にいわれる洗い桶としての簡易洗面器も、この一種である。 桶の製作技術を使って、木製のたらいが使われていた。

「罷」1 仕事を中止する。「罷業・罷工」2 役目をやめさせる。「罷免」3 疲れてやる気がなくなる。
蜀中転々圖