杜甫《戲作寄上漢中王,二首之一》雲の中に二つながらの雁が過ぎてゆくことしかを聞かないし、掌の中には一粒の新しい宝玉を見ることだけをむさぼっている。


2013年11月27日  の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固)《西都賦》(7)#3-1 文選 賦<112―7>18分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩961 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3353
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《晚秋郾城夜會聯句〔韓愈、李正封〕》最終回(27)-#25韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <874>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3354韓愈詩-220-#25
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 702 《戲作寄上漢中王,二首之一〔自注:王新誕明珠。〕 》 蜀中転々 杜甫 <609>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3355 杜甫詩1000-609-865/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 86蘇武 《詩四首 其三》 古詩源 漢詩  kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3356 (11/27)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor 河瀆神 三首其一 温庭筠 ⅩⅫ唐五代詞Gs-362-1-#68 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3357
 
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謝靈運が傲慢で磊落だったというが彼の詩からはそれを感じさせるということは微塵もない。謝靈運、謝朓、孟浩然は好きな詩人である。
登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386ーhttp://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html
登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html
孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
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李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
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702 《戲作寄上漢中王,二首之一〔自注:王新誕明珠。〕 蜀中転々 杜甫 <609  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3355 杜甫詩1000-609-865/1500

 

 

作時:763 廣德元年 杜甫52歳 

卷別: 卷二二七  文體: 七言 

詩題: 戲作寄上漢中王,二首之一〔自注:王新誕明珠。〕  

作地點: 梓州(劍南道北部 / 梓州 / 梓州

交遊人: 李瑀 書信往來

掲 載; 杜甫1000首の609首目-場面

杜甫ブログ1500回予定の-865回目   40964

 

 

戲作寄上漢中王,二首之一〔自注:王新誕明珠。〕 

(戯れて作ってみた詩、漢の親族中の王に作り寄せたてまつる二首の一。)〔王には新たに明珠が誕生する。〕

雲裡不聞雙雁過,掌中貪見一珠新。 

雲の中に二つながらの雁が過ぎてゆくことしかを聞かないし、掌の中には一粒の新しい宝玉を見ることだけをむさぼっている。

秋風嫋嫋吹江漢,祗在他何處人。 

秋風がひゅうひゅうと漢水や長江下流域の地域にも強く吹くようになって、ただあることは、この他郷の何処かのひとになっているだけなのだ。

戲れに作り漢中王に寄せ上る,二首の一〔自ら注す:王 新らたに明珠誕る。〕 

雲裡 雙雁の過るを聞かざるに,掌中 一珠の新たなるを貪り見る。 

秋風 嫋嫋【じょうじょう】として江漢に吹き,祗だ在るは 他 何處の人。 

 

 蜀中転々圖

 

『戲作寄上漢中王,二首之一』 現代語訳と訳註

(本文)

戲作寄上漢中王,二首之一〔自注:王新誕明珠。〕 

雲裡不聞雙雁過,掌中貪見一珠新。 

秋風嫋嫋吹江漢,祗在他何處人。 

 

 

(下し文)

戲れに作り漢中王に寄せ上る,二首の一〔自ら注す:王 新らたに明珠誕る。〕 

雲裡 雙雁の過るを聞かざるに,掌中 一珠の新たなるを貪り見る。 

秋風 嫋嫋【じょうじょう】として江漢に吹き,祗だ在るは 他 何處の人。 

 

(現代語訳)

(戯れて作ってみた詩、漢の親族中の王に作り寄せたてまつる二首の一。)〔王には新たに明珠が誕生する。〕

雲の中に二つながらの雁が過ぎてゆくことしかを聞かないし、掌の中には一粒の新しい宝玉を見ることだけをむさぼっている。

秋風がひゅうひゅうと漢水や長江下流域の地域にも強く吹くようになって、ただあることは、この他郷の何処かのひとになっているだけなのだ。

 

(訳注)

戲作寄上漢中王,二首之一〔自注:王新誕明珠。〕 

(戯れて作ってみた詩、漢の親族中の王に作り寄せたてまつる二首の一。)〔王には新たに明珠が誕生する。〕

○漢中王 名を璃といい譲皇帝(寧王)の第六子で汝陽王璡の弟である。玄宗が蜀に幸したときに従って漢中に至り、漢中王に封ぜられ銀青光禄大夫・漢中郡太守を加えられた。のち粛宗を諌めて帝の怒りにふれ蓬州の刺史に貶せられた。ここには漢中王と称しているが蓬州の刺史として何かの事によって梓州に来たのにより作者が彼とあったものとおもわれる。一年前にも同様な題の詩を作る。

643 《玩月呈漢中王》 蜀中転々 杜甫 <548  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2965 杜甫詩1000-548-787/1500
639五言律詩《戲題寄上漢中王,三首之一》 蜀中転々 杜甫 <544  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2945 杜甫詩1000-544-783/1500

 640 五言律詩《戲題寄上漢中王,三首之二》 蜀中転々 杜甫 <545  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2950 杜甫詩1000-545-784/1500

641五言律詩《戲題寄上漢中王,三首之三》 蜀中転々 杜甫 <546  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2955 杜甫詩1000-546-785/1500

 

 

雲裡 不聞 雙雁 ,掌中 貪見 一珠

雲の中に二つながらの雁が過ぎてゆくことしかを聞かないし、掌の中には一粒の新しい宝玉を見ることだけをむさぼっている。

 

秋風 嫋嫋 江漢 ,祗在 何處

秋風がひゅうひゅうと漢水や長江下流域の地域にも強く吹くようになって、ただあることは、この他郷の何処かのひとになっているだけなのだ。

「秋風」秋も深まって、風霜雪露が南下する。

「嫋嫋」1 風がそよそよと吹くさま。2 長くしなやかなさま。

「江漢」長江、漢水。

葭 あし002 

 

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(含異文)

雲裡不聞雙雁過,掌中貪見一珠新【掌中貪看一珠新】。

秋風嫋嫋吹江漢,祗在他何處人。