杜甫《早花》長安は未だに安寧した状況ではないという、一人の人が行ってきたというがそれも近寄れず見てこれなかった。ところがこの大晦日に南の巴江の方の隈のあたりではもう山茶花の花が自然に咲いているという。


2013年12月22日  の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固)《西都賦》(32)#12-2 文選 賦<112―32>18分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩986 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3478
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《論佛骨表》(16)#10-2韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <899>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3479韓愈詩-227-16
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 231 《桃源行》 王維 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3481 (12/22)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩
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727 《早花〔草堂逸詩拾遺〕》 蜀中転々 杜甫 <634  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3480 杜甫詩1000-634-890/1500〔草堂逸詩拾遺-(3)

 

 

卷別: 卷二三四  文體: 五言律詩 

詩題: 早花〔草堂逸詩拾遺〕 

寫作地點: 閬州(山南西道 / 閬州 / 閬州

寫及地點: 長安 (京畿道 京兆府 長安) 別名:京、京師、中京、京城、上都、京畿、西都     

巴江 (黔中道 黔州所領 巴江)     

掲 載; 杜甫1000首の634首目-場面

杜甫ブログ1500回予定の-890回目   40989

 杏の花0055

 

早花〔草堂逸詩拾遺-(3)

(不安定の世の中が落ち着いて花の春を迎えたいという気にさせる早花の知らせ詩)

西京安穩未,不見一人來。 

長安は未だに安寧した状況ではないという、一人の人が行ってきたというがそれも近寄れず見てこれなかった。

臘日巴江曲,山花已自開。 

ところがこの大晦日に南の巴江の方の隈のあたりではもう山茶花の花が自然に咲いているという。

盈盈當雪杏,豔豔待春梅。 

それは野原一杯一面に真っ白に雪のように杏の花が咲いているという。そして艶やかに艶やかにして咲く春の梅を待っている。

直苦風塵暗,誰憂容鬢催。 

ところが実際には、人々の上に戦乱の風塵が覆いかぶさって暗い世の中にしている。誰が憂いてくれる私のこの容姿と白髪頭でかきたてられてしまっているのを。

早花 異文

西京安穩未,不見一人來。

臘日巴江曲【臘月巴江曲】,山花已自開。

盈盈當雪杏,豔豔待春梅【豔豔待香梅】。

直苦風塵暗,誰憂容鬢催【誰憂客鬢催】。 

杏の白花012 

『早花』 現代語訳と訳註

(本文)

早花〔草堂逸詩拾遺-(3)

西京安穩未,不見一人來。 

臘日巴江曲,山花已自開。 

盈盈當雪杏,豔豔待春梅。 

直苦風塵暗,誰憂容鬢催。 

 

(下し文)

早花〔草堂逸詩拾遺-(3)

西京 安穩未だしなり,見ざる一人來。 

臘日 巴江 曲,山花 已に自ら開く。 

盈盈として當に杏を雪とす,豔豔として春梅を待つ。 

直ちに苦しく風塵暗し,誰か憂う容鬢催すを。 

 

(現代語訳)

(不安定の世の中が落ち着いて花の春を迎えたいという気にさせる早花の知らせ詩)

長安は未だに安寧した状況ではないという、一人の人が行ってきたというがそれも近寄れず見てこれなかった。

ところがこの大晦日に南の巴江の方の隈のあたりではもう山茶花の花が自然に咲いているという。

それは野原一杯一面に真っ白に雪のように杏の花が咲いているという。そして艶やかに艶やかにして咲く春の梅を待っている。

ところが実際には、人々の上に戦乱の風塵が覆いかぶさって暗い世の中にしている。誰が憂いてくれる私のこの容姿と白髪頭でかきたてられてしまっているのを。

 

(訳注)

早花〔草堂逸詩拾遺〕

(不安定の世の中が落ち着いて花の春を迎えたいという気にさせる早花の知らせ詩)

〔草堂逸詩拾遺-(3)

〔浣花渓の草堂において逸していた詩、散失した詩を拾い集めたもの。昨時にあわせた。〕

 

西京 安穩 ,不見 一人

長安は未だに安寧した状況ではないという、一人の人が行ってきたというがそれも近寄れず見てこれなかった。

「西京」長安 (京畿道 京兆府 長安) 別名:京、京師、中京、京城、上都、京畿、西都

 

臘日 巴江 ,山花 已自開

ところがこの大晦日に南の巴江の方の隈のあたりではもう山茶花の花が自然に咲いているという。

「臘日」【ろうじつ】1年の最後の日。大みそか。大つごもり。《季 冬》

「巴江」語義類別:地、地名、行政地名、巴江。

「曲」語義類別:人、文藝、樂曲泛稱、曲。

「山花」秋の終わりから、冬にかけての寒い時期に、花を咲かせる。野生の個体の花の色は部分的に淡い桃色を交えた白であるのに対し、植栽される園芸品種の花の色は赤や、白や、ピンクなど様々である。童謡「たきび」(作詞:巽聖歌、作曲:渡辺茂)の歌詞に登場することでもよく知られる。漢字表記の山茶花は中国語でツバキ類一般を指す山茶に由来し、サザンカの名は山茶花の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれる。

「開」語義類別:物、生物狀態、植物生命狀態、開。

 

盈盈 當雪杏 ,豔豔 春梅

それは野原一杯一面に真っ白に雪のように杏の花が咲いているという。そして艶やかに艶やかにして咲く春の梅を待っている。

「盈盈」「贏」. 【盈盈】えいえい. 水の満ちるさま。物の多量にあるさま。

「豔豔」色あざやかな,あでやかな装華やかな服装.(1) うらやむ,あこがれる羡うらやむ.(2) 色恋(いろこい)がらみの,情事にまつわる情色

「春梅」早梅。春になって楽しいことを意味する。

 

直苦 風塵 ,誰憂 容鬢 催。

ところが実際には、人々の上に戦乱の風塵が覆いかぶさって暗い世の中にしている。誰が憂いてくれる私のこの容姿と白髪頭でかきたてられてしまっているのを。
Flower1-005 

草堂逸詩拾遺(1) 
  與嚴二郎奉禮別 
別君誰暖眼,將老病纏身。 貴方と別れたことで誰が暖かい目を持ってくれたであろうか。だから、そうこうしてるうちに、歳をとってしまい持病が私の体にまとわりついてしまった。
出涕同斜日,臨風看去塵。 しかも涙が出てこぼれ、私と同じように太陽も傾いている。風に向かっていくようにこんなちっぽけな人間として消えていくようなものでしかないのである。
商歌還入夜,巴俗自為鄰。 琵琶、笛や琴の曲で臣下の忠誠に関する曲でいうように又夜のしじまの中に入っていくように忠誠心も消えたのだ。異郷の地の巴の国の習俗は自ずから隣国の様なものでしかないのだ。
尚愧微軀在,遙聞盛禮新。 それでいても、恥だと思っているのは、自分の存在がわずかなものであるということ。はるか遠くからの聞こえてくることは朝廷がさかんになり法令法規も新たなものになったということ。
山東群盜散,闕下受降頻。 幽州から山東を支配していた安史軍という盗賊の者たちは平定され蹴散らされた。朝廷の臣下の者たちはその地位が上がったもの下がったものがいるという。
諸將歸應盡,題書報旅人。 本来の諸将たちは、それぞれことごとく帰郷させられたのである。それでこうした詩文、書をあなたの旅の苦しさに報われるためにつったのです
草堂逸詩拾遺(2)
  遣憂
亂離知又甚,消息苦難真。 みやこから天子がのがれたことで騒動はまたひどくなったことを知ったが、天子の動向でさえも消息がどれがほんとうだかわかりにくいのでこまる。
受諫無今日,臨危憶古人。 もしお天子が以前臣下の諌めをおうけいれになっていたなら今日のようなさわざも無かったであろうものを。自分は国家の危難にのぞんでは古の賢人をおもうのである。
紛紛乘白馬,攘攘著黃巾。 いまどこでもだれでもがみだれたって白馬に乗ってそむくものや黄巾をつけて盗賊をはたらくものばかりである。
隋氏留宮室,焚燒何太頻。 そうしてかく随以来のこされたわが唐の宮室の焚きはらわれることがなんでかく頻頻とあるのであろうか。
草堂逸詩拾遺(3)
  早花 (不安定の世の中が落ち着いて花の春を迎えたいという気にさせる早花の知らせ詩)
西京安穩未,不見一人來。   長安は未だに安寧した状況ではないという、一人の人が行ってきたというがそれも近寄れず見てこれなかった。
臘日巴江曲,山花已自開。   ところがこの大晦日に南の巴江の方の隈のあたりではもう山茶花の花が自然に咲いているという。
盈盈當雪杏,豔豔待春梅。   それは野原一杯一面に真っ白に雪のように杏の花が咲いているという。そして艶やかに艶やかにして咲く春の梅を待っている。
直苦風塵暗,誰憂容鬢催。   ところが実際には、人々の上に戦乱の風塵が覆いかぶさって暗い世の中にしている。誰が憂いてくれる私のこの容姿と白髪頭でかきたてられてしまっているのを。 
草堂逸詩拾遺(4)
  巴山 巴山で出会った。(つれづれに思うこと)
巴山遇中使,云自陜城來。 山南東道の峽州にある巴山で朝廷からの使者にであった。使者は代宗皇帝が避難された都畿道 陜州の陜縣から来たということである。
盜賊還奔突,乘輿恐未回。 今に至ってもあちこちで謀叛や盗賊のように銖壺移している。皇帝はお車に乗られては逃避されたのだがいまだに帰ることが出来ないままでお気の毒なものだ。
天寒邵伯樹,地闊望仙臺。 都の空が寒いままであるなら揚州の召公は立派におさめられたところの樹のもとに怒れればよいし、その地が広く収めたいなら漢の文帝が河上公から儒学を教わったお礼に建てたという望仙臺にゆかれたらよいであろう。
狼狽風塵裡,群臣安在哉。 郭子儀宰相が諫言して吐蕃の脅威を放置したままで吐蕃に長安を落され狼狽して逃げられ、ちょうていではない人民の中におられるというが、きっと、あれほど多くいる家臣たちは安心して住めているのだろう。
草堂逸詩拾遺(5)
  花底 (花ビラが、散り落ちて庭中に敷き詰められている)
紫萼扶千蕊,黃鬚照萬花。 花の根元が紫の咢片が、千ほどのたくさんの花の芯蕊を助けている。花蕊の勇壮なチジレ髯は、万という沢山の花に在り照栄えるものだ。
忽疑行暮雨,何事入朝霞。 それでも春の季節が終わろうとしたり、雨に降られればパッと開いたままではいられずたちまち落ちてしまう。どういうわけか仕事においても朝霞の中朝廷に入るのと似ているようだ。
恐是潘安縣,堪留衛玠車。 このことは晋の潘岳のような美男子で、美文を書くものあってもその県を歩くことが出来なくなるほどであってなにもできなかったということを懼れ心配するし、また、同じ美男子でも晋の衛玠ほどの者のように体の弱さが車で移動するのさえとどまることが出来ない「看殺衛玠(衛玠を見殺する)」ということわざだできたほど美男子がその才能を助けることはなかった。
深知好顏色,莫作委泥沙。   深く知らなければいけないことは、美男でなくとも良い顔の色をしていなければいけないことである。当然、それは詩文において泥や砂交じりのような汚文の文章、作品を作ってはいけないということだ。
草堂逸詩拾遺(6)
  柳邊 (川辺の柳を見て思ったこと。)
只道梅花發,那知柳亦新。   取り立てていうこともないがもう梅の花がひらいている。誰も知っていると思うけど川辺の柳もまた新しく芽吹き緑を為してきている。
枝枝總到地,葉葉自開春。   柳の枝という枝が垂れて土手の土にすべて届いている。葉という葉はどれも春になって芽吹きそして葉を茂らせている。
紫燕時翻翼,黃鸝不露身。   雛だった燕が時折りつばさをひるがえしてとびあがるようになっているし、高麗鶯は既にその姿を現わさない季節になっている。
漢南應老盡,霸上遠愁人。   都を遠くこの南の蜀の地はこの私をまさに年老いてさせていくけれども、㶚陵の丘の上から長安を眺めた景色はとおくにいるこの老人を愁いてくれているのだ。