杜甫≪惠義寺送王少尹赴成都≫広範囲なところで草が盛んに繁る谷の中にこのてらがある。美しく清らかな建物は林のに在り、その林は峯の方まで続いている。寺の高楼に上って欄干からとおくをみる。寺にはうまく建物が配置されており、いつもなんとなくここに何度もやってくる。
 

2014年1月3日  の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
LiveDoorブログ
班孟堅(班固)《西都賦》(44)#17(狩猟後の饗宴と昆明地ⅱ)-1 文選 賦<112―44>18分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩998 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3538
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
 LiveDoorブログ
《瀧吏》嶺南行(4)-6韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <911>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3539韓愈詩-236
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 739 《惠義寺送王少尹赴成都〔得峰字。〕〔草堂逸詩拾遺-(15)〕》 蜀中転々 杜甫 <646>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3540 杜甫詩1000-646-902/1500〔草堂逸詩拾遺-(15)〕
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 243 《石佛谷》 韓愈 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3541 (01/03)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor 10 -2 中興樂一首 牛學士希濟(牛希濟)ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-399-10-#2  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3542
 
 ■最近の人気の文・賦・詩・詞(漢詩の5ブログ各部門)
 ■主要詩人の一覧・詩目次・ブログindex
『楚辞・九歌』東君 屈原詩<78-#1>505 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1332http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67664757.html
『楚辞』九辯 第九段―まとめ 宋玉  <00-#35> 664 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ2304  http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10-rihakujoseishi/archives/6471825.html
安世房中歌十七首(1) 唐山夫人 漢詩 http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67710265.html 
為焦仲卿妻作 序 漢詩<143>古詩源 巻三 女性詩http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67729401.html
於凊河見輓船士新婚別妻一首 曹丕(魏文帝) 魏詩http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67759129.html
朔風 (一章) 曹植 魏詩<25-#1>文選雑詩 上 http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67780868.html
謝靈運詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/1901_shareiun000.html 謝靈運詩六朝期の山水詩人。この人の詩は上品ですがすがしい男性的な深みのある詩である。後世に多大な影響を残している。
謝靈運が傲慢で磊落だったというが彼の詩からはそれを感じさせるということは微塵もない。謝靈運、謝朓、孟浩然は好きな詩人である。
登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386ーhttp://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html
登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html
孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
李商隠詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/3991_rishoin000.html 
李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
女性詩人 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
孟郊詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/328_moukou001.html 「文章得其微,物象由我裁。」詩人が作り出す文章は細やかなる描写表現を得ているものだ、万物の事象をも作り出すことさえも詩人自身の裁量でもってするのである。
李商隠詩 http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/99_rishoinn150.html Ⅰ李商隠150首
魚玄機 詩 全首130回賦得江邊柳 魚玄機  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-65-1-#五言律詩  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1876
薛濤 詩詞全首100 井梧吟 薛濤 唐五代詞・宋詩 薛濤-136-8-#1  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2227
主に花間集から
温庭筠 70首『菩薩蠻 一』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-1-1-#1 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1620
韋荘 50首 菩薩蠻 一 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩花間集Gs-247-5-#1  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2617
皇甫松 10首 採蓮子二首  其一 皇甫松  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-307-5-#61  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3082
牛嶠  20首 女冠子四首 其一 牛嶠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-312-5-#66  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3107
『花間集』継続中 
杜甫全詩 韓愈全詩 李白全集 文選 花間集 古詩源 玉台新詠

 

739 《惠義寺送王少尹赴成都〔得峰字。〕〔草堂逸詩拾遺-(15)〕》 蜀中転々 杜甫 <646  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3540 杜甫詩1000-646-902/1500〔草堂逸詩拾遺-(15)

 

詩 題:惠義寺送王少尹赴成都〔得峰字。〕〔草堂逸詩拾遺-(15)

作時:763 廣德元年 杜甫52歳 

卷別: 卷二三四  文體: 五言律詩 

作地點: 梓州(劍南道北部 / 梓州 / 梓州

及地點: 惠義寺 (劍南道北部 梓州 )    ・成都 (劍南道北部 益州 成都) 別名:蜀    

交遊人物: 王少尹

掲 載; 杜甫1000首の646首目-場面

杜甫ブログ1500回予定の-902回目   41001

〔草堂逸詩拾遺-(15)

 

 

〔草堂逸詩拾遺-(15)

惠義寺送王少尹赴成都〔得峰字。〕

(惠義寺において王少尹どのが成都に赴くというのを送別する〔「峰」韻字を得る。〕)

苒苒谷中寺,娟娟林表峰。 

広範囲なところで草が盛んに繁る谷の中にこのてらがある。美しく清らかな建物は林のに在り、その林は峯の方まで続いている。

闌干上處遠,結構坐來重。 

寺の高楼に上って欄干からとおくをみる。寺にはうまく建物が配置されており、いつもなんとなくここに何度もやってくる。

騎馬行春徑,衣冠起晚鐘。 

昼には馬に乗って春けしにに変わったこの道をゆく。正式の衣服を整えて夕方には,四時の終わりの鐘をついて鳴らす。

雲門青寂寂,此別惜相從。 

高い所にある寺の門には雲がかかり、木々の青さの野かに静かに存在する。こうした中であなたとのこの別れをするというのは互いに惜しいということがついて回る。

泰山の道観02 

 

『惠義寺送王少尹赴成都〔得峰字。〕』 現代語訳と訳註

(本文) 〔草堂逸詩拾遺-(15)

惠義寺送王少尹赴成都〔得峰字。〕

苒苒谷中寺,娟娟林表峰。 

闌干上處遠,結構坐來重。 

騎馬行春徑,衣冠起晚鐘。 

雲門青寂寂,此別惜相從。 

 

(下し文)

惠義寺にて王少尹を成都に赴むくを送る〔得峰字。〕

苒苒【ぜんぜん】として谷中の寺,娟娟【えんえん】として林表の峰。 

闌干 遠くする處に上り,結構 坐ろに重ね來る。 

騎馬 春徑を行き,衣冠 晚鐘に起る。 

雲門 青くして寂寂たり,此の別 相に從って惜む。 

杏の白花012

(現代語訳)

(惠義寺において王少尹どのが成都に赴くというのを送別する〔「峰」韻字を得る。〕)

広範囲なところで草が盛んに繁る谷の中にこのてらがある。美しく清らかな建物は林のに在り、その林は峯の方まで続いている。

寺の高楼に上って欄干からとおくをみる。寺にはうまく建物が配置されており、いつもなんとなくここに何度もやってくる。

昼には馬に乗って春けしにに変わったこの道をゆく。正式の衣服を整えて夕方には,四時の終わりの鐘をついて鳴らす。

高い所にある寺の門には雲がかかり、木々の青さの野かに静かに存在する。こうした中であなたとのこの別れをするというのは互いに惜しいということがついて回る。

 

(訳注)

〔草堂逸詩拾遺-(15)

惠義寺送王少尹赴成都〔得峰字。〕

(惠義寺において王少尹どのが成都に赴くというのを送別する〔「峰」韻字を得る。〕)

658 《陪章留後惠義寺餞嘉州崔都督赴州》 蜀中転々 杜甫 <563-#1  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3050 杜甫詩1000-563-#1-804/1500

658 《陪章留後惠義寺餞嘉州崔都督赴州》 蜀中転々 杜甫 <563-#2  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3055 杜甫詩1000-563-#2-805/1500

688 《陪李梓州、王閬州、蘇遂州、李果州四使君登惠義寺》 蜀中転々 杜甫 <594  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3280 杜甫詩1000-594-850/1500

739 《惠義寺送王少尹赴成都【案:得峰字。】〔草堂逸詩拾遺〕》 蜀中転々 杜甫 <646>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3540 杜甫詩1000-646-902/1500〔草堂逸詩拾遺-(15)

740 《惠義寺園送辛員外〔草堂逸詩拾遺〕》 蜀中転々 杜甫 <647>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3545 杜甫詩1000-647-903/1500〔草堂逸詩拾遺-(16)

741 《又送(惠義寺園送辛員外)〔草堂逸詩拾遺〕》 蜀中転々 杜甫 <648>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3550 杜甫詩1000-648-904/1500〔草堂逸詩拾遺-(17)

『赴青城縣出成都寄陶王二少尹』

老被樊籠役,貧嗟出入勞。

客情投異縣,詩態憶吾曹。

東郭滄江合,西山白雪高。

文章差底病,回首興滔滔。

赴青城縣出成都寄陶王二少尹 成都5-(4) 杜甫 <457  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2230 杜甫詩1000-457-640/1500

 

苒苒 谷中 ,娟娟 林表

広範囲なところで草が盛んに繁る谷の中にこのてらがある。美しく清らかな建物は林のに在り、その林は峯の方まで続いている。

「苒苒」苒は草が盛んに繁るさま。やわらかく弱いさま。くさがしだいにのびるさま。苒苒となるから広範囲なところでが盛んに繁る様子、荏苒。

「娟娟」美しいさま。美しく清らかなさま。しなやかに舞うさま。

「峰」山峰崖嶺、峰。 杜甫が韻字として与えられたもの。

 

闌干 上處 ,結構 坐來

寺の高楼に上って欄干からとおくをみる。寺にはうまく建物が配置されており、いつもなんとなくここに何度もやってくる。

「結構」1 全体の構造や組み立てを考えること。また、その構造や組み立て。構成。2 もくろみ。計画。

 

騎馬 春徑 ,衣冠 晚鐘

昼には馬に乗って春けしにに変わったこの道をゆく。正式の衣服を整えて夕方には,四時の終わりの鐘をついて鳴らす。

「晚鐘」○四時 ・1年の四つの季節、春夏秋冬の総称。四季。・1か月中の四つの時。晦(かい)・朔(さく)・弦・望。・一日中の4回の読経の時。早晨(そうしん)(朝午前4時)・晡時(ほじ)(昼午前10時)・黄昏(こうこん)(夕方午後8時)・後夜(ごや)(夜午後8時)の座禅。ここでは一日中の4回の読経のとき。

 

雲門 寂寂 ,此別 相從

高い所にある寺の門には雲がかかり、木々の青さの野かに静かに存在する。こうした中であなたとのこの別れをするというのは互いに惜しいということがついて回る。
DCF00047