高い波が大屋根の向うに翻っている。崖が崩れて今にもその床が押しつぶされようとしている。それから野にかかる橋は細やかに描かれ道が分かれているのもわかる。その川の砂浜の渚はうねり、めぐったりして遙か先まで続いてぼやける。


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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
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廣徳2764-50 《觀李固請司馬弟山水圖,三首之三》ふたたび成都 杜甫<695> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3960 杜甫詩1000-695-963/150014

 




年: 764  廣德二年  53

卷別: 卷二二六  文體: 五言律詩 

詩題: 觀李固請司馬弟山水圖,三首之一 

及地點:  天台山 (江南東道 台州 天台山)     

交遊人物: 李固 ・ 司馬
 

 

 觀李固請司馬弟山水圖,三首之一

(李固君が司馬が題した山水画を見て詠う三首の一)

簡易高人意,匡床竹火爐。

この画の隠君子に意志を込めて寛大で余裕のあるものになっており、ゆったりした寝床台が部屋の真ん中にあり、竹の香炉には火が見える。

寒天留遠客,碧海挂新圖。  

空の部分には寒い空がかかれそこには遠来の旅人がとどまっている。海は青く、東海の仙界に続く滄海であり、新しい画が画き加えられている。

雖對連山好,貪看島孤。  

このようにして仙界の連山が具合よく描かれ、これに対応するかのように画かれているものの、見るからに貧相な絶海の孤島がある。

群仙不愁思,冉冉下蓬壺。  

神仙五山の山々には、愁いを思うことはまったくないのだ。というのも、進んでゆけば蓬莱山の方へ下っていくものであるというものなのだ。
 

觀李固請司馬弟山水圖,三首之二

(李固君が司馬が題した山水画を見て詠う三首の二)

方丈渾連水,天台總映雲。 

神仙の方丈山は蒼海の水の向うに連なっているし、こちらの仙郷の天台山はそのすべてが雲に乗ったように映している。

人間長見畫,老去恨空聞。 

人の世というものは長い歴史でこの画を見るようなものである。老人になって俗世を去るという伝説の話を空しく聞いて恨みに思うものである。

范蠡舟偏小,王喬鶴不群。 

それがここに描かれていて、范蠡は呉を破った後、としおいて小舟に乗って隠遁したし、王子喬は鶴に乗って昇天し、仙人になるに鶴が群れをなしたわけではない。

此生隨萬物,何路出塵氛。 

この世を生きてゆくには万物の成長に逆らわず随って行くことであり、それが何処に向かう道であっても世の俗物の気分の中から抜け出るということなのである。

 

觀李固請司馬弟山水圖,三首之三 

(李固君が司馬が題した山水画を見て詠う三首の三)

高浪垂翻屋,崩崖欲壓床。 

高い波が大屋根の向うに翻っている。崖が崩れて今にもその床が押しつぶされようとしている。

野橋分子細,沙岸繞微茫。 

それから野にかかる橋は細やかに描かれ道が分かれているのもわかる。その川の砂浜の渚はうねり、めぐったりして遙か先まで続いてぼやける。

紅浸珊瑚短,青懸薜荔長。 

その南の向こうに東海には赤い珊瑚が短く沈みこんでいる。手前には青く棚にかかっているイチジクの葉が描かれている。

並坐得,仙老暫相將。 

その海には浮いて揺れている船が画かれ、それを座ってみようとしている人がいる。それは仙界入っていった老人がしばらくそこで暮らして、互いに助け合っているということなのだ。

 

(李固が司馬の弟に請うて山水圖を觀る,三首の三)

浪を高くし 垂れ屋に翻えり,崖を崩し 床を壓せんと欲す。 

野橋 分子細くし,沙岸 微茫を繞る。 

紅 浸す 珊瑚 短くするを,青 懸る 薜荔 長くするを。 

 並びに坐して 得,仙老 暫く相い將く。 

四川省西部地区略図 

 

『觀李固請司馬弟山水圖,三首之三』 現代語訳と訳註

(本文)

觀李固請司馬弟山水圖,三首之三 

高浪垂翻屋,崩崖欲壓床。 

野橋分子細,沙岸繞微茫。 

紅浸珊瑚短,青懸薜荔長。 

並坐得,仙老暫相將。 

 

(下し文)

(李固が司馬の弟に請うて山水圖を觀る,三首の三)

浪を高くし 垂れ屋に翻えり,崖を崩し 床を壓せんと欲す。 

野橋 分子細くし,沙岸 微茫を繞る。 

紅 浸す 珊瑚 短くするを,青 懸る 薜荔 長くするを。 

 並びに坐して 得,仙老 暫く相い將く。 

 

(現代語訳)

(李固君が司馬が題した山水画を見て詠う三首の三)

高い波が大屋根の向うに翻っている。崖が崩れて今にもその床が押しつぶされようとしている。

それから野にかかる橋は細やかに描かれ道が分かれているのもわかる。その川の砂浜の渚はうねり、めぐったりして遙か先まで続いてぼやける。

その南の向こうに東海には赤い珊瑚が短く沈みこんでいる。手前には青く棚にかかっているイチジクの葉が描かれている。

その海には浮いて揺れている船が画かれ、それを座ってみようとしている人がいる。それは仙界入っていった老人がしばらくそこで暮らして、互いに助け合っているということなのだ。

 

 (訳注)

觀李固請司馬弟山水圖,三首之三

(李固君が司馬が題した山水画を見て詠う三首の三)

弟は別本では第、題となっており、司馬が題した神仙三山、或は五山を描いた「山水図」について詠ったものである。

 

高浪 翻屋 ,崩崖 欲壓床

高い波が大屋根の向うに翻っている。崖が崩れて今にもその床が押しつぶされようとしている。

 

野橋 子細 ,沙岸 微茫

それから野にかかる橋は細やかに描かれ道が分かれているのもわかる。その川の砂浜の渚はうねり、めぐったりして遙か先まで続いてぼやける。

 

紅浸 珊瑚 ,青懸 薜荔

その南の向こうに東海には赤い珊瑚が短く沈みこんでいる。手前には青く棚にかかっているイチジクの葉が描かれている。

「薜荔」オオイタビはクワ科イチジク属の常緑つる性木本。東アジア南部に分布し、日本では関東南部以西、特に海岸近くの暖地に自生し、栽培もされる。茎から出る気根で固着しながら木や岩に這い登る。オオイタビの名は、イタビカズラに似て大型であることによる。台湾に生育する変種のアイギョクシは果実を食用に用いる。。

 

並坐 得,仙老 相將。

その海には浮いて揺れている船が画かれ、それを座ってみようとしている人がいる。それは仙界入っていった老人がしばらくそこで暮らして、互いに助け合っているということなのだ。

「浮」漂浮海上的木筏。、船。

「將」ひきいる。すすめる。たてまつる。
江畔独歩尋花


これまでとこれからの杜甫詩 (14)764年廣徳2年764 杜甫53歳 三月成都へ帰る 100首
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