地下の人である国子監の教授の蘇君をなつかしむ。もっとも親しい友人はというと、君ぐらいのものである。安史の乱が終結し、天下がやっと落ち着いてきたというのに、どうしてそのあとも引き続いて、死と生という別々になってしまうのであろうか。

 

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これまでとこれからの杜甫詩 (14)764年廣徳2年764 杜甫53歳 三月成都へ帰る 100首
#-14764年廣徳2年 杜甫53歳 100首


年:  764  廣德二年  53

卷別: 卷二二七  文體: 五言律詩 

詩題: 懷舊 

旧友蘇源明のことをおもってよんだ詩。広徳二年の作。

〔原注〕 公前名預、避御諒、改名源明

(公前の名は預、御諒を避け、名を源明と改む)

 

 

懐旧

〔原注〕 公前名預、避御諒、改名源明

地下蘇司業,情親獨有君。

那因喪亂後,便有死生分。

老罷知明鏡,悲來望白雲。

自從失詞伯,不復更論文。

(旧友蘇源明のことをおもってよんだ詩。)

もはや地下の人である国子監の教授の蘇君をなつかしむ。自分のもっとも親しい友人はというと、君ぐらいのものである。

安史の乱が終結し、天下がやっと落ち着いてきたというのに、どうしてそのあとも引き続いて、「死」と「生」という別々になってしまうのであろうか。

自分が老いはてたことは、鏡にはっきりと知られてしまっている。君が死んだときいて、悲しみがこみあげてくるばかり、遠く白雲のかなたを眺め遣るだけなのである。

君という文壇の長を失くしたからには、自分としてはこれまでのように文章のことを論じることがもうできはしないのである。

 

(旧を懐う)

(杜甫の注;公前の名は預、御諒を避け、名を源明と改む)

蘇司業を地下にし、情親するは独り君有るだけ。

那ぞ喪乱の後も因るや、便ち死生の分かるる有るやと。

老い罷むこと明鏡に知り、悲しみ来ること白雲を望む。

伯を失いしより、更に文を論ずるを復たず。

杜甫草堂詳細図02 

 

『懷舊』 現代語訳と訳註

(本文)

懐旧

〔原注〕 公前名預、避御諒、改名源明

地下蘇司業,情親獨有君。

那因喪亂後,便有死生分。

老罷知明鏡,悲來望白雲。

自從失詞伯,不復更論文。

 

 

(下し文)

(旧を懐う)

(杜甫の注;公前の名は預、御諒を避け、名を源明と改む)

蘇司業を地下にし、情親するは独り君有るだけ。

那ぞ喪乱の後も因るや、便ち死生の分かるる有るやと。

老い罷むこと明鏡に知り、悲しみ来ること白雲を望む。

詞伯を失いしより、更に文を論ずるを復たず。

 

(現代語訳)

(旧友蘇源明のことをおもってよんだ詩。)

もはや地下の人である国子監の教授の蘇君をなつかしむ。自分のもっとも親しい友人はというと、君ぐらいのものである。

安史の乱が終結し、天下がやっと落ち着いてきたというのに、どうしてそのあとも引き続いて、「死」と「生」という別々になってしまうのであろうか。

自分が老いはてたことは、鏡にはっきりと知られてしまっている。君が死んだときいて、悲しみがこみあげてくるばかり、遠く白雲のかなたを眺め遣るだけなのである。

君という文壇の長を失くしたからには、自分としてはこれまでのように文章のことを論じることがもうできはしないのである。

題新津北橋棲00 

 

(訳注)

懐旧

(旧友蘇源明のことをおもってよんだ詩。)

○懐旧 ふるきをおもう、旧友をおもうこと。

755年;天平勝寶七年、44歳の時に124『戲簡鄭廣文虔兼呈蘇司業源明』をつくっている。(蘇源明,武功の人,東平太守をしていたものだが,召されて國子司業に就いていた。)

戲簡鄭廣文虔兼呈蘇司業源明

廣文到官舍,繫馬堂階下。

醉則騎馬歸,頗遭官長罵。

才名四十年,坐客寒無氈。

賴有蘇司業,時時與酒錢。

 

〔原注〕 公前名預、避御諒、改名源明

○蘇司業 国子司業の官である蘇源明、作者の注によれば、源明は初めの名は預といったが天子の御諒(唐の代宗は名を予という、予と預と同じ音の字ゆえさしさわりがあるのである)を避けて源明と名を改めたというのである。源明は広徳二年に長安において沒した。

 

地下蘇司業 ,情親 獨有 君 。

もはや地下の人である国子監の教授の蘇君をなつかしむ。自分のもっとも親しい友人はというと、君ぐらいのものである。

○司業 国子監の教授。隋の煬帝(ようだい)の時に置かれ、 清代に廃止。今の大学教授にあたる。

○情親 誼情の親しいもの。

 

那因喪亂後 ,便有 死生 分 。

安史の乱が終結し、天下がやっと落ち着いてきたというのに、どうしてそのあとも引き続いて、「死」と「生」という別々になってしまうのであろうか。

○喪亂 安史の乱をいう

 

老罷知 明鏡 ,悲來 望 白雲 。

自分が老いはてたことは、鏡にはっきりと知られてしまっている。君が死んだときいて、悲しみがこみあげてくるばかり、遠く白雲のかなたを眺め遣るだけなのである。

○老罷 罷はやむこと、老は老了のごとく、老いはてたことをいう。

○知明鏡 かがみがそれを知っている。

悲來 悲來とは悲しみのつづいて生ずることをいう。

○望白雲 蘇は長安で没した、作者は成都にあり、相い隔たること遠く、剣南山脈、秦嶺山脈、と高い山々を超えるため、白雲をのぞむという。

 

自從失詞伯,不復 更論 文 。

君という文壇の長を失くしたからには、自分としてはこれまでのように文章のことを論じることがもうできはしないのである。

○詞伯 辞伯 に同じ尊稱美稱、伯は長をいう、詞伯は文壇の長である、蘇をさしていう。

○論文 文章のことについて論ずる。
蜀の山50055