(閬州刺史王君の伴をして正月三十日に嘉陵江に舟をうかべ、黃家の亭に出かけてあそんだことをのべた詩。)いつのまに断絶したのか知らぬ間に山がひらけて広がった、そうして嘉陵江の水はまったいらに広がってすこしも流れていかない。

        
 2014年4月18日の紀頌之5つのブログ 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
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廣徳2764-71 《陪王使君晦日泛江就黃家亭子,二首之一》 杜甫<747> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4065 杜甫詩1500-747-984/250035

 

 

年: 764  廣德二年  53

卷別: 巻十三 卷二二八  文體: 五言律詩 

詩題: 陪王使君晦日泛江就黃家亭子,二首之一 

製作地: 閬州(山南西道 / 閬州 / 閬州

及地點:  黃家亭子 (山南西道 閬州 閬州)     

交遊人物: 王閬州

 

 

陪王使君晦日泛江就黃家亭子,二首之一 

山豁何時斷,江平不肯流。

稍知花改岸,始驗鳥隨舟。

結束多紅粉,歡恨白頭。

非君愛人客,晦日更添愁。 

(閬州刺史王君の伴をして正月三十日に嘉陵江に舟をうかべ、黃家の亭に出かけてあそんだことをのべた詩。)

いつのまに断絶したのか知らぬ間に山がひらけて広がった、そうして嘉陵江の水はまったいらに広がってすこしも流れていかない。

次第に岸辺の花がかわるので、それでやっと飛んでいる鳥も自分たちの舟にくっついて下っているのだなという証拠になるようだ。

我我の席に侍しているものは多く身づくろいをした紅粉の妓女たちであるが、おもしろく楽しむにつけても自分の頭の白いのを残念におもう。

きょうは王君が賓客を愛してくれ、もてなしてくれるおかげで面白い思いをしたが、そうでなかったならばこの晦日にはさらに愁いを添えたことであろう。

 

(王使君に陪して晦日江に泣かび貴家の草子に就く 二首の一)

山豁にして何の時か断えたる、江平らかにして肯て流れず。

稍【ようや】く知る 花岸に改まるを 始めて験す鳥の舟に随うことを。

結束 紅粉多し 歓娯 白頭なるを恨む。

君が人客を愛するに非ずんば、晦日 更に愁いを添えん。

 

陪王使君晦日泛江就黃家亭子,二首之一』 現代語訳と訳註

(本文)

陪王使君晦日泛江就黃家亭子,二首之一 

山豁何時斷,江平不肯流。

稍知花改岸,始驗鳥隨舟。

結束多紅粉,歡恨白頭。

非君愛人客,晦日更添愁。 

 

(下し文)

(王使君に陪して晦日江に泣かび貴家の草子に就く 二首の一)

山豁にして何の時か断えたる、江平らかにして肯て流れず。

稍【ようや】く知る 花岸に改まるを 始めて験す鳥の舟に随うことを。

結束 紅粉多し 歓娯 白頭なるを恨む。

君が人客を愛するに非ずんば、晦日 更に愁いを添えん。

 

 

(現代語訳)

(閬州刺史王君の伴をして正月三十日に嘉陵江に舟をうかべ、黃家の亭に出かけてあそんだことをのべた詩。)

いつのまに断絶したのか知らぬ間に山がひらけて広がった、そうして嘉陵江の水はまったいらに広がってすこしも流れていかない。

次第に岸辺の花がかわるので、それでやっと飛んでいる鳥も自分たちの舟にくっついて下っているのだなという証拠になるようだ。

我我の席に侍しているものは多く身づくろいをした紅粉の妓女たちであるが、おもしろく楽しむにつけても自分の頭の白いのを残念におもう。

きょうは王君が賓客を愛してくれ、もてなしてくれるおかげで面白い思いをしたが、そうでなかったならばこの晦日にはさらに愁いを添えたことであろう。

 

 

(訳注)

陪王使君晦日泛江就黃家亭子,二首之一 

(閬州刺史王君の伴をして正月三十日に嘉陵江に舟をうかべ、黃家の亭に出かけてあそんだことをのべた詩。)

○王使君 王閬州をいう、使君は刺史の敬称。

○晦日 正月三十日、唐時の祝日である、のち徳宗の朝にいたり二月一日を中和節となした、それ以前は正月三十日を節目とした。

○江 嘉陵江。

○就 こちらからでむいてその場所にいたること。

○黃家草子 黄氏の設けた亭であろう。

 

山豁何時斷,江平不肯流。

いつのまに断絶したのか知らぬ間に山がひらけて広がった、そうして嘉陵江の水はまったいらに広がってすこしも流れていかない。

○山豁 山あいがからりとひろくひらけていること、閬中県の鋸山関という処あたりは平地の多いところであるという。

○断 山の高地がたちきれていること。

○不肯流 どうしてもながれぬ。

 

稍知花改岸,始驗鳥隨舟。

次第に岸辺の花がかわるので、それでやっと飛んでいる鳥も自分たちの舟にくっついて下っているのだなという証拠になるようだ。

○稍 すこしずつ次第に。

○花改岸 岸上における花がかわってゆく。

○験 まことのしるしのあることをいう。

○鳥随舟 鳥も舟についてさがってくる。

 

結束多紅粉,歡恨白頭。

我我の席に侍しているものは多く身づくろいをした紅粉の妓女たちであるが、おもしろく楽しむにつけても自分の頭の白いのを残念におもう。

○結束 装束におなじ、婦人は身にいろいろのものをつける。

○紅粉 べにやおしろいをつけたもの、すなわち妓女をいう。

 

非君愛人客,晦日更添愁。 

きょうは王君が賓客を愛してくれ、もてなしてくれるおかげで面白い思いをしたが、そうでなかったならばこの晦日にはさらに愁いを添えたことであろう。

○君 王閬州をさす。

〇人客 客人のこと、この日の賓客をいう。