世間を行く路は障碍物だらけとはいうものの、わが人生において、運命にばかりしばられているわけにはゆかない、限られた人生だ、なんとか楽しみもせねばならないのだ。だからいま、自分が酒から醒めたときには、また酔うことにしており、自己の興に乗ずるところ、そこを以て即ち自己の安んずる家としておるのである。

 
 2014年6月28日の紀頌之5つのブログ 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
LiveDoorブログ
20-#2 《古風五十九首之二十》Index-23Ⅲ-1 744年天寶三年44歳365古風,五十九首之二十昔我遊齊都, <20-#2> Ⅰ李白詩1174 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4418 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
  総合案内
(1)漁父辞 屈原『楚辞・九歌』東君 屈原《楚辞 『九辯』》 宋玉  <案内> 
 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
  LiveDoorブログ
403 《和裴僕射相公假山十一韻》韓愈(韓退之)ID Index-12-504 Ⅱ韓昌黎集<1087>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4419韓愈詩-403 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
 index-5 806年39歳 50首の(2)25首index-6[807年~809年 42歳]20首index-7[810年~811年 44歳] 34首index-8 [812年~814年47歳]46首index-9[815年~816年 49歳] 57首index-10[817年~818年 51歳]・「平淮西碑」28首 
 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorブログ廣徳2年764-95 《春歸》 杜甫index-14 764年春歸 杜甫<767> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4420 杜甫詩1500-767-1055/25002 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 
        
 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor14-392《謁金門一首》孫光憲(52)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-575-14-(392) 花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4422 
 薛濤の全詩花間集(1)花間集(2)花間集(3)花間集(4)花間集(5) 
 魚玄機全詩●花間集(6)●花間集(7)●花間集(8)●花間集(9)●花間集(10) 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
  ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)漢詩総合サイト 07ch 
 杜甫全詩案内韓愈全詩案内李白全集文選古詩源花間集案内 
 
 

廣徳2764-95 《春歸》杜甫index-14 764年春歸 杜甫<767> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4420 杜甫詩1500-767-1055/25002

 

杜甫index-14 764年廣徳2764-95

卷別:巻十三 , 卷二二八  文體: 五言古詩 

 

 

春歸 

(春、成都の草堂に帰ってきたことをよんだ。)

苔徑臨江竹,茅簷覆地花。

苔が小道にまで生えており、濯錦江を覗き込むように丈が繁っている。茅葺の軒端にまで竹が伸びていて、家の平地にかぶさるばかりに花が咲いている。

別來頻甲子,倏忽又春華。

この草堂と別れてから何度も第一日目の干支である「甲子」を経過し、月日がたったのだが、こうして戻って来てみれば思いがけずにこのような春の華やかさにめぐり会うのだ。

倚杖看孤石,傾壺就淺沙。

自分は杖によりかかってただひとつ横たわっている庭石をながめたり、水の浅い沙原のところまでいって酒壷を傾けて飲む。
遠鷗浮水靜,輕燕受風斜。

遠方を飛んでいた鴎は静かに水に浮いているし、身軽に飛び交う燕は翼に風を受けてうまく斜めに飛んでゆく。

世路雖多梗,吾生亦有涯。

世間を行く路は障碍物だらけとはいうものの、わが人生において、運命にばかりしばられているわけにはゆかない、限られた人生だ、なんとか楽しみもせねばならないのだ。

此身醒複醉,乘興即為家。

だからいま、自分が酒から醒めたときには、また酔うことにしており、自己の興に乗ずるところ、そこを以て即ち自己の安んずる家としておるのである。

 

(春に帰る)

苔の径 江に臨める竹あり、茅の簷 地を覆うの花あり。

別来して 頻りに甲子たり、帰到すれば忽ち春華なり。

杖に倚りて孤石を看、壷を傾けて浅沙に就く。

遠く鴎は水に浮かび静かにし、軽やかな燕は風を受けて斜めにす。

世路 多梗なりと雄も 吾が生 亦た涯り有り。

此の身 醒めれば復た酔うし、興に乗じて即ち家と為す。

竹林001 

 

『春歸』 現代語訳と訳註

(本文)

苔徑臨江竹,茅簷覆地花。

別來頻甲子,倏忽又春華。

倚杖看孤石,傾壺就淺沙。

遠鷗浮水靜,輕燕受風斜。

世路雖多梗,吾生亦有涯。

此身醒複醉,乘興即為家。

 

 

(下し文)

(春に帰る)

苔の径 江に臨める竹あり、茅の簷 地を覆うの花あり。

別来して 頻りに甲子たり、帰到すれば忽ち春華なり。

杖に倚りて孤石を看、壷を傾けて浅沙に就く。

遠く鴎は水に浮かび静かにし、軽やかな燕は風を受けて斜めにす。

世路 多梗なりと雄も 吾が生 亦た涯り有り。

此の身 醒めれば復た酔うし、興に乗じて即ち家と為す。

 

 

(現代語訳)

(春、成都の草堂に帰ってきたことをよんだ。)

苔が小道にまで生えており、濯錦江を覗き込むように丈が繁っている。茅葺の軒端にまで竹が伸びていて、家の平地にかぶさるばかりに花が咲いている。

この草堂と別れてから何度も第一日目の干支である「甲子」を経過し、月日がたったのだが、こうして戻って来てみれば思いがけずにこのような春の華やかさにめぐり会うのだ。

自分は杖によりかかってただひとつ横たわっている庭石をながめたり、水の浅い沙原のところまでいって酒壷を傾けて飲む。

遠方を飛んでいた鴎は静かに水に浮いているし、身軽に飛び交う燕は翼に風を受けてうまく斜めに飛んでゆく。

世間を行く路は障碍物だらけとはいうものの、わが人生において、運命にばかりしばられているわけにはゆかない、限られた人生だ、なんとか楽しみもせねばならないのだ。

だからいま、自分が酒から醒めたときには、また酔うことにしており、自己の興に乗ずるところ、そこを以て即ち自己の安んずる家としておるのである。

 

(訳注)

春歸 

(春、成都の草堂に帰ってきたことをよんだ。)

広徳二年季春の作。同時期に以下の諸篇を草堂にあっての作とす。

登樓

春歸

歸雁

贈王二十四侍御契四十韻

寄董卿嘉榮十韻

寄司馬山人十二韻

黃河,二首之一

黃河,二首之二

寄李十四員外布十二韻

歸來

○春帰 春時にあたって自己が草堂に帰ったこと。

江畔独歩尋花 

苔徑臨江竹,茅簷覆地花。

苔が小道にまで生えており、濯錦江を覗き込むように丈が繁っている。茅葺の軒端にまで竹が伸びていて、家の平地にかぶさるばかりに花が咲いている。

○苔径 こけむしたこみち。

○茅簷 かやぶきの軒端。

○覆地花 地面におおいかぶさる花。いきかうひとがなかったことをおもわせるもの。

 

別來頻甲子,倏忽又春華。

この草堂と別れてから何度も第一日目の干支である「甲子」を経過し、月日がたったのだが、こうして戻って来てみれば思いがけずにこのような春の華やかさにめぐり会うのだ。

○頻甲子 甲子は第一日目の干支であり、724日目が12回目となる。

○春葦 春のはなやかさ。

 

倚杖看孤石,傾壺就淺沙。

自分は杖によりかかってただひとつ横たわっている庭石をながめたり、水の浅い沙原のところまでいって酒壷を傾けて飲む。

○倚杖 梓州刺史章彝にもらった杖である。

662 《桃竹杖引贈章留後》 蜀中転々 杜甫 <568-#1>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3105 杜甫詩1000-568-#1-815/1500

719 《倚杖〔原注 鹽亭縣作〕》 蜀中転々 杜甫 <626  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3440 杜甫詩1000-626-882/1500五言律詩

 

遠鷗浮水靜,輕燕受風斜。

遠方を飛んでいた鴎は静かに水に浮いているし、身軽に飛び交う燕は翼に風を受けてうまく斜めに飛んでゆく。

 

世路雖多梗,吾生亦有涯。

世間を行く路は障碍物だらけとはいうものの、わが人生において、運命にばかりしばられているわけにはゆかない、限られた人生だ、なんとか楽しみもせねばならないのだ。

○多梗 梗は梗塞、障碍物があってふさがることが多い、長安・洛陽にかえることも荊州越呉の地に遊ぶこともみな自由でにならないが、楽しみを持っていたい。

○吾生亦有涯 『荘子:養生主第三篇』 「吾生也有涯,而知也無涯。以有涯隨無涯,殆已!」(吾が生や涯りあり。而して知や涯りなし。涯あるを以て涯なきに隨うは、殆【あやう】きのみ。」とみえる。此の句は吾が生には涯(かぎり)があるから、酒を飲まねばならぬとの意をふくんでいる。この句は老荘思想に基づくもの。

 

此身醒複醉,乘興即為家。

だからいま、自分が酒から醒めたときには、また酔うことにしており、自己の興に乗ずるところ、そこを以て即ち自己の安んずる家としておるのである。

 成都関連地図 00