(周り回って草堂に帰ってきてまず酒を造り、肴を載せる小皿を拭きとることからだしこれからもこうした隠遁生活を続けていくことになるのだろうと詠う)自分は既に客遇の身でありながら、さらに他郷に出かけていき、ようやくここにもとってきたが、人生というものは「行路難」であることがよくわかった。

 
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製作年:764  廣德二年  53

卷別: 卷二二八  文體: 五言律詩 

詩題: 歸來 

作地點: 成都(劍南道北部 / 益州 / 成都

 

歸來

(周り回って草堂に帰ってきてまず酒を造り、肴を載せる小皿を拭きとることからだしこれからもこうした隠遁生活を続けていくことになるのだろうと詠う)

客裡有所過,歸來知路難。 

自分は既に客遇の身でありながら、さらに他郷に出かけていき、ようやくここにもとってきたが、人生というものは「行路難」であることがよくわかった。

開門野鼠走,散帙壁魚乾。 

柴門を開けて家に向かうと野鼠が走って横切る。書斎に入ると書帙が散乱してあろうことか本、紙を食べる虫でさえ干からびて死んでいる。

洗杓開新醞,低頭拭小盤。 

真っ先にすることは柄杓を洗って、新春の新酒を汲み取ることをする、次には頭を低く屈んで酒の肴を載せる小皿の埃を拭い取ることをする。

憑誰給麴櫱,細酌老江干。 

此の酒を造る材料は誰に与えてもらっているというのだろうか、そうして出来上がったお酒を少しずつ飲んで、少しずつ老いさらばえて、この濯錦江のほとりで過ごしていくほかないのだろう。

 

(歸り來る)

客裡 過る所有り,歸り來って路難を知る。 

門を開けば 野鼠【やそ】走り,帙【ちつ】を散んずれば 壁魚乾く。 

杓を洗って 新醞【しんうん】を開き,頭を低れて 小盤を拭く。 

誰に憑りてか 麴櫱【きくげつ】を給せられ,細酌して江干に老いむ。 

 

杜甫草堂柴門06 

『歸來』 現代語訳と訳註

(本文)

歸來

客裡有所過,歸來知路難。 

開門野鼠走,散帙壁魚乾。 

洗杓開新醞,低頭拭小盤。 

憑誰給麴櫱,細酌老江干。 

 

客裡有所過【客裡有所適】,歸來知路難。

開門野鼠走,散帙壁魚乾。

洗杓開新醞,低頭拭小盤【低頭著小冠】

憑誰給麴櫱,細酌老江干。  

 

(下し文)

(歸り來る)

客裡 過る所有り,歸り來って路難を知る。 

門を開けば 野鼠【やそ】走り,帙【ちつ】を散んずれば 壁魚乾く。 

杓を洗って 新醞【しんうん】を開き,頭を低れて 小盤を拭く。 

誰に憑りてか 麴櫱【きくげつ】を給せられ,細酌して江干に老いむ。 

 

(現代語訳)

(周り回って草堂に帰ってきてまず酒を造り、肴を載せる小皿を拭きとることからだしこれからもこうした隠遁生活を続けていくことになるのだろうと詠う)

自分は既に客遇の身でありながら、さらに他郷に出かけていき、ようやくここにもとってきたが、人生というものは「行路難」であることがよくわかった。

柴門を開けて家に向かうと野鼠が走って横切る。書斎に入ると書帙が散乱してあろうことか本、紙を食べる虫でさえ干からびて死んでいる。

真っ先にすることは柄杓を洗って、新春の新酒を汲み取ることをする、次には頭を低く屈んで酒の肴を載せる小皿の埃を拭い取ることをする。

此の酒を造る材料は誰に与えてもらっているというのだろうか、そうして出来上がったお酒を少しずつ飲んで、少しずつ老いさらばえて、この濯錦江のほとりで過ごしていくほかないのだろう。

太白山001 

(訳注)

歸來

(周り回って草堂に帰ってきてまず酒を造り、肴を載せる小皿を拭きとることからだしこれからもこうした隠遁生活を続けていくことになるのだろうと詠う)
764
  廣德二年  53の春に閬州より成都浣花渓草堂に帰ってきたことを述べる。

 

客裡 有所 ,歸來 路難

自分は既に客遇の身でありながら、さらに他郷に出かけていき、ようやくここにもとってきたが、人生というものは「行路難」であることがよくわかった。

「客裡」官を辞して成都に草堂を建てて棲むことそのものが客遇であるのに、その上、梓州の章彝刺史にお世話になった。

「路難」道を行くのに難儀すること。転じて、世渡りの困難なこと。行路難>魯郡東石門送杜二甫. 行路難 三首 李白. 行路難 三首. ------- 李白杜甫に悩みを打ち分ける 杜甫は、洛陽にいて血縁とか、貴族の子息などとの付き合いに辟易していた。

 

開門 野鼠 ,散帙 壁魚

柴門を開けて家に向かうと野鼠が走って横切る。書斎に入ると書帙が散乱してあろうことか本、紙を食べる虫でさえ干からびて死んでいる。

「開門」杜甫の草堂には南西方向に柴門を建てていた。蓬門。

『贈別鄭鍊赴襄陽』

戎馬交馳際,柴門老病身。

把君詩過日,念此別驚神。

地闊峨眉晚,天高峴首春。

為於耆舊,試覓姓龐人。

「散帙」帙は書物を包むもの。それがばらけて散乱している。

「壁魚」昆蟲爬蟲をいうが本、紙を食べる虫。

「乾」乾燥して干乾しになる。

 

洗杓 新醞 ,低頭 小盤

真っ先にすることは柄杓を洗って、新春の新酒を汲み取ることをする、次には頭を低く屈んで酒の肴を載せる小皿の埃を拭い取ることをする。

「開」亀の蓋は、油紙でひもで縛ってあるものをあける。

「新醞」新酒、醞は醸造する前の酒。

「低頭 小盤」埃がしつこい感じでついているのを拭い取るために、力を入れる動作をいう。

 

憑誰 麴櫱 ,細酌 老江干

此の酒を造る材料は誰に与えてもらっているというのだろうか、そうして出来上がったお酒を少しずつ飲んで、少しずつ老いさらばえて、この濯錦江のほとりで過ごしていくほかないのだろう。

「麴櫱」酒を造る麹とかの材料。

「細酌」いわゆる、ちびちびと酒を呑むことをいう。

「江干」濯錦江のほとり。
江畔独歩尋花