(董嘉榮が吐蕃進攻防御の為に、国境へ出征してゆくのに寄せた詩。)#1聞くところでは君の本営は秋になると北狄、西夷の侵入を防ぐために、赤色の空に近い所に髙い場所にあるという。下をのぞけば先人の谷で、上は雪嶺山脈の全ての頂が続き、緊急に作られた五つの縄橋の向うに雪嶺山脈があり、敵を背にしている。

 
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製作年:  764  廣德二年  53

卷別: 巻十四 卷二二八  文體: 五言古詩 

詩題: 寄董卿嘉榮十韻 

寫及地點:  五繩橋 (劍南道北部 茂州 茂州)     

交遊人物: 董嘉榮 書信往來

 

 

寄董卿嘉榮十韻 #1

(董嘉榮が吐蕃進攻防御の為に、国境へ出征してゆくのに寄せた詩。)#1

聞道君牙帳,防秋近赤霄。

聞くところでは君の本営は秋になると北狄、西夷の侵入を防ぐために、赤色の空に近い所に髙い場所にあるという。

下臨千雪嶺,卻背五繩橋。

下をのぞけば先人の谷で、上は雪嶺山脈の全ての頂が続き、緊急に作られた五つの縄橋の向うに雪嶺山脈があり、敵を背にしている。

久戎服,京師今晏朝。

天下は軍服をぬぐことがなく久しく戦が続いている、都京師では今、朝の朝礼が長引き御退出が遅くまでかかるという。

犬羊曾爛熳,宮闕尚蕭條。

かつては西域の異民族が国内を犬羊のようにはびこっていたものであるが、長安の朝廷や宮殿は彼らにあらされて、国庫破綻状況、食料、資金不足が、未だに解消されていなくていまだに淋しい状況が続いているのである。

猛將宜嘗膽,龍泉必在腰。

だからこそ、朝廷は、越王勾践の臥薪嘗胆の故事のように嘗膽をするのがよろしいのである。きみは、猛将たるもの、必ず、あの名刀の誉れ高い龍泉の剣を腰につけて、胸を張って闘うのだ。

#2

黃圖遭辱,月窟可焚燒。

會取干戈利,無令斥候驕。

居然雙捕虜,自是一嫖姚。

落日思輕騎,高天憶射雕。

雲臺畫形像,皆為掃氛妖。

 

(董卿【とうきょう】嘉榮に寄す十韻) #1

聞道【きくなら】く君が牙帳,防秋 赤霄に近く。

下は千の雪嶺に臨み,卻って五繩の橋に背くと。

 久しく戎服し,京師 今 晏朝なり。

犬羊 曾て爛熳たり,宮闕 尚お蕭條たり。

猛將 宜しく膽を嘗むべし,龍泉 必ず腰に在らむ。

#2

黃圖 辱にう,月窟 焚燒【ふんしょう】す

會【かなら】ず干戈【かんか】の利なるを取り,斥候をして驕ら令むこと無れ。

居然 雙捕虜なり,自ら是れ一嫖【いちひょう】姚なり。

落日 輕騎を思い,高天 射雕【しゃちょう】を憶う。

雲臺 形像を畫かるるは,皆 氛妖【ふんよう】を掃いしが為なり。

 

題新津北橋棲00 

『寄董卿嘉榮十韻』 現代語訳と訳註

(本文)

寄董卿嘉榮十韻 #1

聞道君牙帳,防秋近赤霄。

下臨千雪嶺,卻背五繩橋。

久戎服,京師今晏朝。

犬羊曾爛熳,宮闕尚蕭條。

猛將宜嘗膽,龍泉必在腰。

 

(含異文)

聞道君牙帳,防秋近赤霄。

下臨千雪嶺【下臨千仞雪】,卻背五繩橋。

久戎服,京師今晏朝。

犬羊曾爛熳,宮闕尚蕭條。

猛將宜嘗膽,龍泉必在腰。

黃圖遭辱,月窟可焚燒。

會取干戈利,無令斥候驕。

居然雙捕虜,自是一嫖姚。

落日思輕騎,高天憶射雕【秋天憶射雕】。

雲臺畫形像,皆為掃氛妖。 

 

(下し文)

(董卿【とうきょう】嘉榮に寄す十韻) #1

聞道【きくなら】く君が牙帳,防秋 赤霄に近く。

下は千の雪嶺に臨み,卻って五繩の橋に背くと。

 久しく戎服し,京師 今 晏朝なり。

犬羊 曾て爛熳たり,宮闕 尚お蕭條たり。

猛將 宜しく膽を嘗むべし,龍泉 必ず腰に在らむ。

 

(現代語訳)

(董嘉榮が吐蕃進攻防御の為に、国境へ出征してゆくのに寄せた詩。)#1

聞くところでは君の本営は秋になると北狄、西夷の侵入を防ぐために、赤色の空に近い所に髙い場所にあるという。

下をのぞけば先人の谷で、上は雪嶺山脈の全ての頂が続き、緊急に作られた五つの縄橋の向うに雪嶺山脈があり、敵を背にしている。

天下は軍服をぬぐことがなく久しく戦が続いている、都京師では今、朝の朝礼が長引き御退出が遅くまでかかるという。

かつては西域の異民族が国内を犬羊のようにはびこっていたものであるが、長安の朝廷や宮殿は彼らにあらされて、国庫破綻状況、食料、資金不足が、未だに解消されていなくていまだに淋しい状況が続いているのである。

だからこそ、朝廷は、越王勾践の臥薪嘗胆の故事のように嘗膽をするのがよろしいのである。きみは、猛将たるもの、必ず、あの名刀の誉れ高い龍泉の剣を腰につけて、胸を張って闘うのだ。

 

蜀中転々圖 

(訳注)

寄董卿嘉榮十韻 #1

(董嘉榮が吐蕃進攻防御の為に、国境へ出征してゆくのに寄せた詩。)#1

764年、廣德二年、杜甫 53の作。

董卿嘉榮 卿は敬称。武将。

 

聞道君牙帳,防秋近赤霄。

聞くところでは君の本営は秋になると北狄、西夷の侵入を防ぐために、赤色の空に近い所に髙い場所にあるという。

牙帳 軍の本営、牙は牙旗。帳は幔幕。軍の号令を牙旗の前で下すが、軍前の大旗をいうが、旗竿の上先端に象牙を飾っているためという。

防秋 北狄、西夷の侵入を防ぐ。

近赤霄 夕映えの空、近くの地勢が高く赤く染まる。

 

下臨千雪嶺,卻背五繩橋。

下をのぞけば先人の谷で、上は雪嶺山脈の全ての頂が続き、緊急に作られた五つの縄橋の向うに雪嶺山脈があり、敵を背にしている。

○下臨千雪嶺 下をのぞけば先人の谷で、上は雪嶺山脈の全ての頂。五つの縄橋の向うに雪嶺山脈があり、敵を背にしている。

卻背五繩橋 卻背:五つの縄橋の向うに雪嶺山脈があり、成都から見て縄橋の背にあるということ。繩橋:食糧を運び、竹の橋を手早く縄で縛って作られ、決死の覚悟で敵地に赴く勇者たちのためのものである。杜甫《入奏行贈西山檢察使竇侍禦》「運糧繩橋壯士喜,斬木火井窮猿呼。」  制圧のための準備の木を伐採し、火器を準備し、叛乱の奴らの去る呼ばわりして追いつめられるであろう。・運糧 食糧を運び。

・繩橋 竹の橋を手早く縄で縛って作る。入奏行贈西山檢察使竇侍禦 五言律詩 成都(6-(2-#4)) 杜甫 <469-#4  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2440 杜甫詩1000-469#4-683/1500

 

 

久戎服,京師今晏朝。

天下は軍服をぬぐことがなく久しく戦が続いている、都京師では今、朝の朝礼が長引き御退出が遅くまでかかるという。

○戎服 軍服を付ける。

 

犬羊曾爛熳,宮闕尚蕭條。

かつては西域の異民族が国内を犬羊のようにはびこっていたものであるが、長安の朝廷や宮殿は彼らにあらされて、国庫破綻状況、食料、資金不足が、未だに解消されていなくていまだに淋しい状況が続いているのである。

○犬羊 ウイグルは安史軍にも手を貸し、王朝軍の援軍にはウイグル正規軍として参加した。しかし援軍のウイグル軍は略奪の賈誼を盡したのだ。これらの間断をついて吐蕃の夷狄が侵入していたことをいう。

○爛熳 はびこるさま。

宮闕尚蕭條 一年以上の安史軍の占領時に王朝の蔵は、食料、珍品を運び出されたことで、国庫破綻し、未だに食料、資金不足が解消されていないことをいう。朝廷内での金権主義、賀蘭進明、第五琦のその場主義の経済政策、そのために人民は疲弊し、一方で悪がはびこることに目を向けられていないことをいう。この杜甫の主張は房琯を筆頭としたグループを形成していた。これが宦官らの暗躍により、全員左遷され、勢力を失ったことなどを示すものである。

杜甫の三吏三別 「新安吏」「石壕吏」「潼関吏」(三吏),「新婚別」「垂老別」「無家別」(三別)に明確に状況を述べている。そして、当時の経済政策についての明確な批判は次の二文献に示されている。

763年廣徳元年1501 《祭故相國清河房公文-(1) 杜甫index-13 763年祭故相國清河房公文-(1) 杜甫<765 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4155 杜甫詩1500-765-1002/2500

757年至徳二載 《乾元元年華州試進士策問五首 (23) 全体》 杜甫<1509-T 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4340 杜甫詩1500/2500

 

猛將宜嘗膽,龍泉必在腰。

だからこそ、朝廷は、越王勾践の臥薪嘗胆の故事のように嘗膽をするのがよろしいのである。きみは、猛将たるもの、必ず、あの名刀の誉れ高い龍泉の剣を腰につけて、胸を張って闘うのだ。

○嘗膽 越王勾践の臥薪嘗胆の故事。呉の恨みを忘れぬため膽を舐め、薪の上に伏したことをいう。

○龍泉【りょうせん】『晋書』「張華伝」 雷煥と張華晋代の故事、雷煥(らいかん)が牛星と斗星のあいだに剣の気があるのを見て、龍泉・太阿の二つの名剣を掘り出した話を踏まえている。 名剣の名。
三者の思惑が合致