元々私はすんだ水に釣り竿をたれているおとこであり、清らかな秋に鶴の毛のような白髪をいただいておるおやじであります。この私はなんで節度使の幕府へなどやってきたのか、身分相応にやっぱり荊州に向かう舟のなかにいるべきであったのである。』

 
 2014年7月30日の紀頌之5つのブログ 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
LiveDoorブログ
43 《古風五十九首之四十三》Index-23Ⅲ-1 744年天寶三年44歳369 <43> Ⅰ李白詩1205 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4573 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
  総合案内
(1)漁父辞 屈原『楚辞・九歌』東君 屈原《楚辞 『九辯』》 宋玉  <案内> 
 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
  LiveDoorブログ
421 《早春呈水部張十八員外,二首之二》韓愈(韓退之)ID Index-12-504 Ⅱ韓昌黎集<1119>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4579韓愈詩-421 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
 index-5 806年39歳 50首の(2)25首index-6[807年~809年 42歳]20首index-7[810年~811年 44歳] 34首index-8 [812年~814年47歳]46首index-9[815年~816年 49歳] 57首index-10[817年~818年 51歳]・「平淮西碑」28首 
 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorブログndex-14廣徳2年764-85 《遣悶奉呈嚴公二十韻》 杜甫index-14 764年 杜甫<783-#1> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4580 杜甫詩1500-783-#1-1087/2500Index-14廣徳2年764-85 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 
        
 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor9-424《西溪子一首》毛文錫Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-607-9-(424) 五巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4582 
 薛濤の全詩花間集(1)花間集(2)花間集(3)花間集(4)花間集(5) 
 魚玄機全詩●花間集(6)●花間集(7)●花間集(8)●花間集(9)●花間集(10) 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
  ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)漢詩総合サイト 07ch 
 杜甫全詩案内韓愈全詩案内李白全集文選古詩源花間集案内 
 

Index-14

廣徳2764-85 《遣悶奉呈嚴公二十韻》 杜甫index-14 764年 杜甫<783-#1> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4580 杜甫詩1500-783-#1-1087/2500Index-14廣徳2764-85

 

製作年:764  廣德二年  53

卷別: 卷二二八  文體: 五言古詩 

    杜少陵集 巻十四

詩題: 遣悶奉呈嚴公二十韻【遣悶奉呈鄭公二十韻】 

交遊人物: 嚴武 書信往來(劍南道北部益州 成都)

 

 

遣悶奉呈嚴公二十韻

(胸中のもだえを遣るためにつくって厳武にたてまつった詩。764  廣德二年  53 秋、幕中にあっての作。)

白水魚竿客,清秋鶴發翁。

元々私はすんだ水に釣り竿をたれているおとこであり、清らかな秋に鶴の毛のような白髪をいただいておるおやじであります。

胡為來幕下,只合在舟中。

この私はなんで節度使の幕府へなどやってきたのか、身分相応にやっぱり荊州に向かう舟のなかにいるべきであったのである。』

卷真如律,青袍也自公。

役人としての功過を記される黄色の巻物は自分を束縛すること律令のごとく、役所から退出してからも青砲を着けているというふうである。

老妻憂坐痹,幼女問頭風。

坐っていると足にしびれがきれるので老妻はそれを心配する、時時、頭痛がするので幼い女はきょうはどうかとたずねてくれる。

 

(悶を遣らんとして嚴公に呈し奉る 二十韻)

白水魚竿の客、清秋鶴発の翁。

胡為れぞ 幕下に来たれる、只だ合に舟中に在るべきのみ。』

黄巻 真に律の如し、青袍も也た公よりす。

老妻 坐痹を憂え、幼女 頭風を問う。

#2

平地專欹倒,分曹失異同。禮甘衰力就,義忝上官通。

疇昔論詩早,光輝仗鉞雄。寬容存性拙,剪拂念途窮。

#3

露裛思藤架,煙霏想桂叢。信然龜觸網,直作鳥窺籠。

西嶺紆村北,南江繞舍東。竹皮寒舊翠,椒實雨新紅。

#4

浪簸船應坼,杯幹甕即空。藩籬生野徑,斤斧任樵童。

束縛酬知己,蹉跎效小忠。周防期稍稍,太簡遂匆匆。

#5

曉入朱扉,昏歸畫角終。不成尋別業,未敢息微躬。

烏鵲愁銀漢,駑駘怕錦幪。會希全物色,時放倚梧桐。

 

 

 

平地 専ら欹倒す、分曹 異同に失す。

礼は甘んず衰力就くを、義は忝うす 上官の通ずるを。

疇昔 詩を論ずること早かりき、光輝 仗鉞雄なり

寛容 性拙を存す、剪払 途窮を念う。

露裛 藤架を思い、煙霏 桂叢を想う。

信然 亀網に触る、直ちに鳥の籠を窺うを作す。』

西嶺 村北に紆る、南江 舎東を繞る。

竹皮 旧翠寒く、椒実 雨に新たに紅なり。

浪に簸られて船応に坼くなるべし、杯 乾きて甕即ち空し。

藩籬 野径生ず、斤斧 樵童に任す。

束縛 知己に酬い、瑳蛇 小忠を効す。

周防 稍稍を期す、太簡遂に匆匆たり。

暁入 朱扉啓、昏帰画角終る。

別業を尋ぬるを成さずんば、未だ敢て微躬を息せしめず。』

烏鵲 銀漢に愁え、駑駘 錦幪を伯る。

会ず希う 物色を全うして、時に放ちて梧桐に倚らしめんことを。』

 

題新津北橋棲00 

『遣悶奉呈嚴公二十韻』 現代語訳と訳註

(本文)

遣悶奉呈嚴公二十韻

白水魚竿客,清秋鶴發翁。胡為來幕下,只合在舟中。

卷真如律,青袍也自公。老妻憂坐痹,幼女問頭風。

 

(下し文)

(悶を遣らんとして嚴公に呈し奉る 二十韻)

白水魚竿の客、清秋鶴発の翁。

胡為れぞ 幕下に来たれる、只だ合に舟中に在るべきのみ。』

黄巻 真に律の如し、青袍も也た公よりす。

老妻 坐痹を憂え、幼女 頭風を問う。

 

(現代語訳)

(胸中のもだえを遣るためにつくって厳武にたてまつった詩。764  廣德二年  53 秋、幕中にあっての作。)

元々私はすんだ水に釣り竿をたれているおとこであり、清らかな秋に鶴の毛のような白髪をいただいておるおやじであります。

この私はなんで節度使の幕府へなどやってきたのか、身分相応にやっぱり荊州に向かう舟のなかにいるべきであったのである。』

役人としての功過を記される黄色の巻物は自分を束縛すること律令のごとく、役所から退出してからも青砲を着けているというふうである。

坐っていると足にしびれがきれるので老妻はそれを心配する、時時、頭痛がするので幼い女はきょうはどうかとたずねてくれる。

 

 

(訳注)

遣悶奉呈嚴公二十韻

(胸中のもだえを遣るためにつくって厳武にたてまつった詩。広徳二年秋、幕中にあっての作。)

○遣悶 心のもだえをおいやること。

○厳公 厳武。

構成 押韻 翁。中。公。風。

●●○○●  ○○●●○

○○△●●  △●●○△

○△○△●  ○○●●○

●△○●●  ●●●○△

成都関連地図 00 

白水魚竿客,清秋鶴發翁。

元々私はすんだ水に釣り竿をたれているおとこであり、清らかな秋に鶴の毛のような白髪をいただいておるおやじであります。

○白水 すんでいる水の色を白という。川底が砂地であまり水深が浅い場合。

○魚竿 魚と、つりざおをいう、魚竿の客とは半官半隠の自己をさす。

○鶴発翁 しらがの老人、自己をさす。

 

胡為來幕下,只合在舟中。

この私はなんで節度使の幕府へなどやってきたのか、身分相応にやっぱり荊州に向かう舟のなかにいるべきであったのである。』

○胡為 胡は何に同じ、何為とはどうしての意。

○幕下 節度使厳武の幕府をいう。

○舟中 漁舟のうち。厳武の誘いがなければ船で荊州・江南に向かっていた。

 

卷真如律,青袍也自公。

役人としての功過を記される黄色の巻物は自分を束縛すること律令のごとく、役所から退出してからも青砲を着けているというふうである。

○黄巻 今日の官吏の勤怠簿のたぐいをいう、役人の闕失(とがあやまち)をかきしるす巻きものをいう。

○如律 律令のごとく堅くしたがわなければならないことをいう。

○青袖也自公 青袍は青色のうわぎ、これは通常の礼服である。此の句の意は「自公也青袍(公ヨリスルモマタ青袍)とほとんど同じである、自公は「詩経」(羔羊)の「公ヨリ退食ス」の略であり、公の場所より退出して食事をとること、転じて単に退出の意となる、青袍をつけてはいるがそれは退出のときであるというのは即ち退出していても青袍をつけているというのとおなじ。

 

老妻憂坐痹,幼女問頭風。

坐っていると足にしびれがきれるので老妻はそれを心配する、時時、頭痛がするので幼い女はきょうはどうかとたずねてくれる。

○坐痔 すわっであしにしびれのきれること。

○頭風 頭痛のすること。
安史の乱当時の勢力図