帆を上げるには帆柱を起こし、帆柱を起すには、牛の力が必要で、蓆帆を上げるには大勢の力を集めること必要で、おおぜいの人をあつめるには宴席に御馳走を要して食べさせることである。

 
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 ●杜甫の全作品1500首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorブログ765年永泰元年54歲-05 《三韻三篇,三首之二》 杜甫index-15 杜甫<805> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4755 杜甫詩1500-805-1122/2500765年永泰元年54歲-05 
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765年永泰元年54-05 《三韻三篇,三首之二》 杜甫index-15 杜甫<805 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4755 杜甫詩1500-805-1122/2500765年永泰元年54-05

 

 

作時年:765年永泰元年54-

杜少陵集 巻十四

卷別:    卷二二一               文體:              五言古詩

詩題:    三韻三篇,三首之二

杜甫は、厳武の留守中に幕府での仕事中に若い者たちに侮辱されたことを腹に据えかねて、詩を作っている。以下の七首である。

<!--[if !supportLists]-->1.    <!--[endif]-->除草

<!--[if !supportLists]-->2.    <!--[endif]-->莫相疑行

<!--[if !supportLists]-->3.    <!--[endif]-->三韻三篇,三首之一

<!--[if !supportLists]-->4.    <!--[endif]-->三韻三篇,三首之二

<!--[if !supportLists]-->5.    <!--[endif]-->三韻三篇,三首之三

<!--[if !supportLists]-->6.    <!--[endif]-->青絲

7.    赤霄行 

 

三韻三篇,三首之一

(六句三韻の詩が三篇で、其一は、磊落の士とはどういうものか、その心がけをいったもの)

高馬勿唾面,長魚無損鱗。

背丈の高い馬、大宛国産の駿馬にたいして、顔面にむちうってはしらせるということがあってはならない、丈の長い魚に対してその鱗を損なうようなことをしてはならない。

辱馬馬毛焦,困魚魚有神。

誉めて育てる馬に対して侮辱などすると毛色が赤くてもやつれて、つやがなくなるものであるし、魚を困窮させることがあっても魚には不思議な霊力がある。

君看磊落士,不肯易其身。

君をこうした度量の大きい士太夫と看る、だから外部からどんな困辱があろうと、自分を軽んずるようなことをしてはならない。そんな場合は内力を維持し、他日の神変を待つことである。

 

(三韻三篇,三首の一)

高馬 面を唾【むちう】つこと勿れ,長魚 鱗を損すること無れ。

馬を辱しむれば 馬 毛焦す,魚を困せしむるも 魚 神有り。

君 磊落の士と看ん,肯えて其の身を易【かろがろ】しくせず。

 

三韻三篇,三首之二

(六句三韻の詩が三篇で、其二は、おおきなものを動かすには、大きな力を必要とする、その心がけをいったもの)

蕩蕩萬斛船,影若揚白虹。

おおきな万斛船、その帆影は白い虹が上がったかと思われるようだ。

起檣必椎牛,挂席集眾功。

帆を上げるには帆柱を起こし、帆柱を起すには、牛の力が必要で、蓆帆を上げるには大勢の力を集めること必要で、おおぜいの人をあつめるには宴席に御馳走を要して食べさせることである。

自非風動天,莫置大水中。

大船というものは天を動かすほどの風があるということでなければだめだが、これをおおきな水の中においてはいけない、どんなものでも流されるし、制御が効かないものであるからだ 

(三韻三篇,三首の二)

蕩蕩たる萬斛の船,影 白虹を揚るが若し。

檣を起すには必らず牛を椎す,席を挂くるには眾功を集む。

風 天を動かすに非ざる自りは,大水の中るに置くこと莫れ。

 

 太白山001

『三韻三篇,三首之二』 現代語訳と訳註

(本文)

三韻三篇,三首之二

蕩蕩萬斛船,影若揚白虹。

起檣必椎牛,挂席集眾功。

自非風動天,莫置大水中。

 

(含異文)

蕩蕩萬斛船,影若揚白虹【影若搖白虹】。

起檣必椎牛,挂席集眾功。

自非風動天,莫置大水中。

 

(下し文)

(三韻三篇,三首の二)

蕩蕩たる萬斛の船,影 白虹を揚るが若し。

檣を起すには必らず牛を椎す,席を挂くるには眾功を集む。

風 天を動かすに非ざる自りは,大水の中るに置くこと莫れ。

 

(現代語訳)

(六句三韻の詩が三篇で、其二は、おおきなものを動かすには、大きな力を必要とする、その心がけをいったもの)

おおきな万斛船、その帆影は白い虹が上がったかと思われるようだ。

帆を上げるには帆柱を起こし、帆柱を起すには、牛の力が必要で、蓆帆を上げるには大勢の力を集めること必要で、おおぜいの人をあつめるには宴席に御馳走を要して食べさせることである。

大船というものは天を動かすほどの風があるということでなければだめだが、これをおおきな水の中においてはいけない、どんなものでも流されるし、制御が効かないものであるからだ

 

 

(訳注)

三韻三篇,三首之二

(六句三韻の詩が三篇で、其二は、おおきなものを動かすには、大きな力を必要とする、その心がけをいったもの)

 

蕩蕩萬斛船,影若揚白虹。

おおきな万斛船、その帆影は白い虹が上がったかと思われるようだ。

蕩蕩 おおきなかたちのもの。

萬斛船 萬斛の穀物を積むことのできる大船。

影 帆影。

揚白虹 白い虹が上がったかと思われるよう帆。

 

起檣必椎牛,挂席集眾功。

帆を上げるには帆柱を起こし、帆柱を起すには、牛の力が必要で、蓆帆を上げるには大勢の力を集めること必要で、おおぜいの人をあつめるには宴席に御馳走を要して食べさせることである。

起檣 帆柱を起こすこと。

必椎牛 必ず牛をたたいて引っ張らせる。

挂席 むしろの帆をあげる。

集眾功 これは大勢の力で引き上げる。

 

自非風動天,莫置大水中。

大船というものは天を動かすほどの風があるということでなければだめだが、これをおおきな水の中においてはいけない、どんなものでも流されるし、制御が効かないものであるからだ

風動天 大風。

大水中 大水が当たる、どんなものでも流される。大勢があつまっても付和雷同、軽挙妄動により、目的とは異なった動きがあることをいう。

 王屋山00