元々優雅な孔雀は、天の赤霄でもって、仙境である所の懸田にでも自由に往来すべきものであるし、翠尾、金花の美を持っているその身としては辱められても構わないほどのものである。

 

 
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765年永泰元年54-08 《赤霄行-#1 杜甫index-14 764年 杜甫<808-#1 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4770 杜甫詩1500-808-#1-1125/2500765年永泰元年54-08

 

 

 

作年:    765年永泰元年54

卷別:    卷二二二              文體:    樂府

詩題:    赤霄行

杜少陵集 巻十四

及地點: 蓮勺 (京畿道 華州 下邽)              

 

 

赤霄行  #1

孔雀未知牛有角,渴飲寒泉逢觝觸。

赤霄懸圃須往來,翠尾金花不辭辱。

江中淘河嚇飛燕,銜泥卻落羞華屋。

天の赤霄でもって、仙境である所の懸田にでも自由に往来すべきことと大らかに詠う)

孔雀がその時まで牛に角のあることを知らなかったが、のどが渇いたので冷たい泉で水を飲もうとしたところ、牛の角で突かれた。

元々優雅な孔雀は、天の赤霄でもって、仙境である所の懸田にでも自由に往来すべきものであるし、翠尾、金花の美を持っているその身としては辱められても構わないほどのものである。

あるいは、大江の中で魚を取りに来たペリカンが、素早く飛んでいるツバメを威嚇するようなものではないか、あるいは、巣作りの泥を口に銜んで帰る途中で落してしまったら、美しい家に帰ってきて、恥をかくといって、それがどれほどのものかということである。

#2

皇孫猶曾蓮勺困,衛莊見貶傷其足。

老翁慎莫怪少年,葛亮貴和書有篇。

丈夫垂名動萬年,記憶細故非高賢。

 

(赤霄の行【うた】)  #1

孔雀 未だ牛に角有るを知らず,渴して寒泉に飲みて觝觸に逢う。

赤霄 懸圃 須らく往來すべし,翠尾 金花 辱を辭せず。

江中の淘河【とうが】飛燕を嚇す,泥を銜むも卻て落して華屋に羞づ。

#2

皇孫 猶お曾て蓮勺に困めらる,衛莊 見貶せられて其の足を傷う。

老翁 慎みて少年を怪むこと莫れ,葛亮の貴和書に篇有り。

丈夫 名を垂るる萬年を動かす,細故を記憶するは高賢に非ず。

 

haqro01 

『赤霄行』 現代語訳と訳註

(本文)

赤霄行  #1

孔雀未知牛有角,渴飲寒泉逢觝觸。

赤霄懸圃須往來,翠尾金花不辭辱。

江中淘河嚇飛燕,銜泥卻落羞華屋。

 

(含異文)

孔雀未知牛有角,渴飲寒泉逢觝觸。

赤霄懸圃須往來,翠尾金花不辭辱。

江中淘河【案:即鵜鶘。】嚇飛燕,銜泥卻落羞華屋。

 

(下し文)

(赤霄の行【うた】)  #1

孔雀 未だ牛に角有るを知らず,渴して寒泉に飲みて觝觸に逢う。

赤霄 懸圃 須らく往來すべし,翠尾 金花 辱を辭せず。

江中の淘河【とうが】飛燕を嚇す,泥を銜むも卻て落して華屋に羞づ。

 

(現代語訳)

天の赤霄でもって、仙境である所の懸田にでも自由に往来すべきことと大らかに詠う)

孔雀がその時まで牛に角のあることを知らなかったが、のどが渇いたので冷たい泉で水を飲もうとしたところ、牛の角で突かれた。

元々優雅な孔雀は、天の赤霄でもって、仙境である所の懸田にでも自由に往来すべきものであるし、翠尾、金花の美を持っているその身としては辱められても構わないほどのものである。

あるいは、大江の中で魚を取りに来たペリカンが、素早く飛んでいるツバメを威嚇するようなものではないか、あるいは、巣作りの泥を口に銜んで帰る途中で落してしまったら、美しい家に帰ってきて、恥をかくといって、それがどれほどのものかということである。

 

kagayaki880 

(訳注)

赤霄行  #1

天の赤霄でもって、仙境である所の懸田にでも自由に往来すべきことと大らかに詠う)

杜甫は、厳武の留守中に幕府での仕事中に若い者たちに侮辱されたことを腹に据えかねて、詩を作っている。以下の七首である。

     1.    除草
2.    莫相疑行
3.    三韻三篇,三首之一
4.    三韻三篇,三首之二
5.    三韻三篇,三首之三
6.    青絲
7.    赤霄行 

 

孔雀未知牛有角,渴飲寒泉逢觝觸。

孔雀がその時まで牛に角のあることを知らなかったが、のどが渇いたので冷たい泉で水を飲もうとしたところ、牛の角で突かれた。

觝觸 角で突いてからかうこと。

 

赤霄懸圃須往來,翠尾金花不辭辱。

元々優雅な孔雀は、天の赤霄でもって、仙境である所の懸田にでも自由に往来すべきものであるし、翠尾、金花の美を持っているその身としては辱められても構わないほどのものである。

懸圃 /玄圃 玄圃・玄田とは懸田のこと、崑崙山に在るとかんがえられている屋上庭園をいう、外とは兵の懸圃以外にまた他の一つの懸田をここに見ることをいう。これは山についていう。廣徳2764-88 《奉觀嚴鄭公廳事岷山沱江畫圖十韻【案:得忘字。】》 杜甫index-14 764年 杜甫<789-#2 文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4635 杜甫詩1500-789-#2-1098/2500廣徳2764-88

翠尾 孔雀の緑の毛の尾

金花 孔雀の尾端の金紋。

不辭辱 その身を辱められても構わない。

 

江中淘河嚇飛燕,銜泥卻落羞華屋。

あるいは、大江の中で魚を取りに来たペリカンが、素早く飛んでいるツバメを威嚇するようなものではないか、あるいは、巣作りの泥を口に銜んで帰る途中で落してしまったら、美しい家に帰ってきて、恥をかくといって、それがどれほどのものかということである。

○淘河 ペリカン.鹈鹕

○羞華屋 美しい家に帰ってきて、恥をかく。
2012new01