薬草は隣の人が来て、きっていっても咎めずにいるし、書物は子供がささげるにまかせているというように、暮らすことはのんきでいい。白髪あたまになって幕府へ出仕しているなどは平生の隠遁の志に負いておるものだということに深く気がつくのである。

 
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 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
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 ●杜甫の全作品1500首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorブログ765年永泰元年54歲-13 《正月三日歸溪上有作簡院內諸公》 杜甫index-15 杜甫<813> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4800 杜甫詩1500-813-1131/2500 
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765年永泰元年54-13 《正月三日歸溪上有作簡院諸公》 杜甫index-15 杜甫<813 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4800 杜甫詩1500-813-1131/2500765年永泰元年54-13

 

 

作年:765年永泰元年54-

卷別:    卷二二八              文體:    五言律詩

詩題:    正月三日歸溪上有作簡院諸公

 

正月三日歸溪上有作簡院諸公

(永泰元年の正月三日に幕府から浣花渓のほとりの草堂へもどったときできた詩。)

野外堂依竹,籬邊水向城。

野原が広がる成都郊外において竹林によりそうようにして草堂がある。籬のそばから水が流れて東の城の方へむかってそそいでいる。

蟻浮仍臘味,鷗泛已春聲。

蟻の浮いているような酒はやはり歳暮の生生しい味がしているが、流れに浮かんでいる鴎ははやくも春らしい声をたでている。

藥許鄰人斸,書從稚子擎。

薬草は隣の人が来て、きっていっても咎めずにいるし、書物は子供がささげるにまかせているというように、暮らすことはのんきでいい。

白頭趨幕府,深覺負平生。

白髪あたまになって幕府へ出仕しているなどは平生の隠遁の志に負いておるものだということに深く気がつくのである。

 

(正月三日溪上に歸りて作有り 院諸公に簡す)

野外 堂 竹に依り、 籬辺 水城に向う。

蟻浮 仇お 臘味、鴎泛 己に春声。

薬は隣人の斸るを許す、書は稚子の擎ぐるに従【まか】す。

白頭 幕府に趨す、深く平生に負くを覚ゆ。

 

江畔独歩尋花 

『正月三日歸溪上有作簡院諸公』 現代語訳と訳註

(本文)

正月三日歸溪上有作簡院諸公

野外堂依竹,籬邊水向城。

蟻浮仍臘味,鷗泛已春聲。

藥許鄰人斸,書從稚子擎。

白頭趨幕府,深覺負平生。

 

 

(下し文)

(正月三日溪上に歸りて作有り 院諸公に簡す)

野外 堂 竹に依り、 籬辺 水城に向う。

蟻浮 仇お 臘味、鴎泛 己に春声。

薬は隣人の斸るを許す、書は稚子の擎ぐるに従【まか】す。

白頭 幕府に趨す、深く平生に負くを覚ゆ。

 

(現代語訳)

(永泰元年の正月三日に幕府から浣花渓のほとりの草堂へもどったときできた詩。)

野原が広がる成都郊外において竹林によりそうようにして草堂がある。籬のそばから水が流れて東の城の方へむかってそそいでいる。

蟻の浮いているような酒はやはり歳暮の生生しい味がしているが、流れに浮かんでいる鴎ははやくも春らしい声をたでている。

薬草は隣の人が来て、きっていっても咎めずにいるし、書物は子供がささげるにまかせているというように、暮らすことはのんきでいい。

白髪あたまになって幕府へ出仕しているなどは平生の隠遁の志に負いておるものだということに深く気がつくのである。

 

杜甫草堂詳細図02 

(訳注)

正月三日歸溪上有作簡院諸公

(永泰元年の正月三日に幕府から浣花渓のほとりの草堂へもどったときできた詩。)

それを手紙のかわりに府中の同僚諸君へやった。これより以後は作者はふたたび幕府へは出仕しなかった。

○正月三日 永泰元年の正月三日である。

○渓上 浣花渓のほとり。

○簡 てがみとしでやる。

○院内諸公 節度使の府中の同僚。

 

 

野外堂依竹,籬邊水向城。

野原が広がる成都郊外において竹林によりそうようにして草堂がある。籬のそばから水が流れて東の城の方へむかってそそいでいる。

 

蟻浮仍臘味,鷗泛已春聲。

蟻の浮いているような酒はやはり歳暮の生生しい味がしているが、流れに浮かんでいる鴎ははやくも春らしい声をたでている。

○蟻浮 酒をいう、酒の表面に泡があって蟻がうかんでいるごとくである。

○臘味 十二月の味、酒は年のくれにつくりこむ。

○鷗泛 かもめの水にうかぶこと。

○春声 春らしいのどかなこえ。

 

藥許鄰人斸,書從稚子擎。

薬草は隣の人が来て、きっていっても咎めずにいるし、書物は子供がささげるにまかせているというように、暮らすことはのんきでいい。

○斸 きりとる、根をはること。

 

白頭趨幕府,深覺負平生。

白髪あたまになって幕府へ出仕しているなどは平生の隠遁の志に負いておるものだということに深く気がつくのである。

○擎 両手でささげる。
題新津北橋棲00