旅客の身ではあるものの旧友に逢うことが出来、林泉をたのしんで興を発している。無精すぎるのも持ち前だから、衣はぼろを続くり合わせ、頻繁に遊び回るから靴の底は穴が空き放題である。

 
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 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
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 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorブログ765年永泰元年54歲-16 《春日江村,五首之二》 杜甫index-15 杜甫<816> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4815 杜甫詩1500-816-1134/2500765年永泰元年54歲-16 
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765年永泰元年54-16 《春日江村,五首之二》 杜甫index-15 杜甫<816> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4815 杜甫詩1500-816-1134/2500765年永泰元年54-16

 

 

作年:765年永泰元年54-

卷別:  卷二二八        文體:  五言律詩

詩題:  春日江村,五首之二

作地點:        成都(劍南道北部 / 益州 / 成都)

及地點:        江村 (劍南道北部益州 成都)      

 

春日江村,五首之一

(春の日、濯錦江沿いの浣花渓の村の生活に満ち足りていて、しかも、ここをはなれるとすれば桃源郷に行くといって自らを慰め詠う。)

農務村村急,春流岸岸深。

春になり、このあたりのどの村でも農事がせわしくなってきた、春水の濯錦江の流れは岸という岸にはも水かさが上がり深くなっている。

乾坤萬里眼,時序百年心。

この時、天地の間に万里の眼をはなつことであり、四時の変遷にあって一生涯を通じてながめる自分の心はどんなであろうか。

茅屋還堪賦,桃源自可尋。

まあまあ、そまつな茅ぶきの家ではあるがここで詩もつくることができる、またここを立ち去って遠くへ出かけるとすれば桃源の世界も尋ねることができるというものだ。

艱難賤生理,飄泊到如今。

元来自分は国家多難のおりにあたって一身上の活計にうとく、ながれただようて今日におよんでおるのである。

 

(春日江村,五首之一)

農務 村村 急に,春流 岸岸 深し。

乾坤 萬里の眼,時序 百年の心。

茅屋 還た賦するに堪えたり,桃源 自ら尋ぬる可し。

艱難 生理に賤く,飄泊 如今に到れり。

 

春日江村,五首之二

(春の日、濯錦江沿いの浣花渓の村の生活に満ち足りていて、しかも、ここでの生活は、自由であると詠う。)

迢遞來三蜀,蹉跎有六年。

自分は都からはるばるこの蜀の地に来て、かれこれ六年になる。

客身逢故舊,發興自林泉。

旅客の身ではあるものの旧友に逢うことが出来、林泉をたのしんで興を発している。

過懶從衣結,頻遊任履穿。

無精すぎるのも持ち前だから、衣はぼろを続くり合わせ、頻繁に遊び回るから靴の底は穴が空き放題である。

藩籬無限景,恣意買江天。

草堂の籬も結うてはあるが、他所との境目がなく自由な感覚で濯錦江の天を眺めているのである。

 

(春日江村,五首之二)

迢遞 三蜀に來る,蹉跎 六年有り。

客身 故舊に逢う,發興 自ら林泉。

過懶【からん】衣を結ぶに從【まか】せ,頻遊【ひんゆう】履の穿つに任す。

藩籬【はんり】景に限り無し,恣意【しい】江天に買【むか】う。

 

春水001 

『春日江村,五首之二』 現代語訳と訳註

(本文)

春日江村,五首之二

迢遞來三蜀,蹉跎有六年。

客身逢故舊,發興自林泉。

過懶從衣結,頻遊任履穿。

藩籬無限景,恣意買江天。

 

(下し文)

(春日江村,五首之二)

迢遞 三蜀に來る,蹉跎 六年有り。

客身 故舊に逢う,發興 自ら林泉。

過懶【からん】衣を結ぶに從【まか】せ,頻遊【ひんゆう】履の穿つに任す。

藩籬【はんり】景に限り無し,恣意【しい】江天に買【むか】う。

 

(現代語訳)

(春の日、濯錦江沿いの浣花渓の村の生活に満ち足りていて、しかも、ここでの生活は、自由であると詠う。)

自分は都からはるばるこの蜀の地に来て、かれこれ六年になる。

旅客の身ではあるものの旧友に逢うことが出来、林泉をたのしんで興を発している。

無精すぎるのも持ち前だから、衣はぼろを続くり合わせ、頻繁に遊び回るから靴の底は穴が空き放題である。

草堂の籬も結うてはあるが、他所との境目がなく自由な感覚で濯錦江の天を眺めているのである。

 

江畔独歩尋花 

(訳注)

春日江村,五首之二

(春の日、濯錦江沿いの浣花渓の村の生活に満ち足りていて、しかも、ここでの生活は、自由であると詠う。)

旅客の身ではあるものの旧友に逢うことが出来、林泉をたのしんで興を発している。

 

迢遞來三蜀,蹉跎有六年。

自分は都からはるばるこの蜀の地に来て、かれこれ六年になる。

迢遞 皇帝があって遙か遠くであること。

三蜀 蜀の地、蜀郡、廣漢郡、犍爲郡の三郡。

蹉跎 志を得ない状況をいう。つまずくさま。

六年 758年乾元二年より、765年永泰元年の6年間。

 

客身逢故舊,發興自林泉。

旅客の身ではあるものの旧友に逢うことが出来、林泉をたのしんで興を発している。

故舊 高適、厳武などをいう。

 

過懶從衣結,頻遊任履穿。

無精すぎるのも持ち前だから、衣はぼろを続くり合わせ、頻繁に遊び回るから靴の底は穴が空き放題である。

過懶 ものうさにくらすこと。

衣結 破れ、ほころびをつくろった着物。

頻遊 頻繁に風流、興に乗じてあそびまわる。

 

藩籬無限景,恣意買江天。

草堂の籬も結うてはあるが、他所との境目がなく自由な感覚で濯錦江の天を眺めているのである。

藩籬 ① 垣根。かこい。転じて,へだてとなるもの。②  藩屛(はんぺい)。

無限 限界を設けていない。

 風景。

恣意 かってきままに。

買江天 濯錦江の上の天を買う。