(この六首は草堂の景物について述べているが、その一は長雨が上がった有様上がった有様を詠う。)
765年永泰元年54歲-20 《絕句,六首之一》 杜甫index-15 杜甫<820> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4835 杜甫詩1500-820-1138/2500765年永泰元年54歲-20
作年: 65年永泰元年54歲-
卷別: 卷二二八 文體: 五言絕句
詩題: 絕句,六首之一
作地點: 成都(劍南道北部 / 益州 / 成都)
絕句,六首之一
日出籬東水,雲生舍北泥。
竹高鳴翡翠,沙僻舞鵾雞。
(この六首は草堂の景物について述べているが、その一は長雨が上がった有様上がった有様を詠う。)
まがきの東の向うの水面から日が昇る。草堂の北側の濠の泥から雲気が起こる。
竹の林が高く繁っていて、カワセミが啼いている。中洲の砂は静かなもので、とうまる鳥が水浴びして踊っている。
(絕句,六首の一)
日は出づ 籬東の水,雲は生ず 舍北の泥。
竹高くして 翡翠鳴き,沙僻にして 鵾雞舞う。
絕句,六首之二
藹藹花蕊亂,飛飛蜂蝶多。
幽棲身懶動,客至欲如何。
絕句,六首之三
鑿井交棕葉,開渠斷竹根。
扁舟輕褭纜,小徑曲通村。
絕句,六首之四
急雨捎溪足,斜暉轉樹腰。
隔巢黃鳥並,翻藻白魚跳。
絕句,六首之五
舍下筍穿壁,庭中藤刺簷。
地晴絲冉冉,江白草纖纖。
絕句,六首之六
江動月移石,溪虛雲傍花。
鳥棲知故道,帆過宿誰家。
『絕句,六首之一』 現代語訳と訳註
(本文)
絕句,六首之一
日出籬東水,雲生舍北泥。
竹高鳴翡翠,沙僻舞鵾雞。
(下し文)
(絕句,六首の一)
日は出づ 籬東の水,雲は生ず 舍北の泥。
竹高くして 翡翠鳴き,沙僻にして 鵾雞舞う。
(現代語訳)
(この六首は草堂の景物について述べているが、その一は長雨が上がった有様上がった有様を詠う。)
まがきの東の向うの水面から日が昇る。草堂の北側の濠の泥から雲気が起こる。
竹の林が高く繁っていて、カワセミが啼いている。中洲の砂は静かなもので、とうまる鳥が水浴びして踊っている。
(訳注)
絕句,六首之一
(この六首は草堂の景物について述べているが、その一は長雨が上がった有様上がった有様を詠う。)
日出籬東水,雲生舍北泥。
まがきの東の向うの水面から日が昇る。草堂の北側の濠の泥から雲気が起こる。
籬東水・舍北泥 草堂は濯錦江がうねった地点にあり、遊水地の様な位置関係にあるため東西南が濯錦江に面し、北側に沼、池、水路があったもの。
竹高鳴翡翠,沙僻舞鵾雞。
竹の林が高く繁っていて、カワセミが啼いている。中洲の砂は静かなもので、とうまる鳥が水浴びして踊っている。
翡翠 カワセミ。
鵾雞 鶤雞とうまる【唐丸/鶤鶏】とは。意味や解説。1 ニワトリの一品種(おおにわとり)。長鳴き鶏(どり)の一。羽色は一般に黒色で、新潟県で作り出された。2 「唐丸籠(かご)」の略。とうまるおくり【唐丸送り】江戸時代、罪人を唐丸籠(かご)に入れて護送すること。