杜甫《雲安九日,鄭十八攜酒陪諸公宴》(雲安で重陽の節句に鄭賁が酒を持ってきた、それで他の諸公の後につて丘の上に昇って酒盛りをした。)

 
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 ●杜甫の全作品1500首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorブログ765年永泰元年54歲-51 《雲安九日,鄭十八攜酒陪諸公宴》 杜甫index-15 杜甫<851> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4990 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
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765年永泰元年54-51 《雲安九日,鄭十八攜酒陪諸公宴》 杜甫index-15 杜甫<851 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4990 杜甫詩1500-851-1169/2500765年永泰元年54-51

 

 

年:765年永泰元年54

卷別:    卷二二九              文體:    五言律詩

杜少陵集 巻十四

詩題:    雲安九日,鄭十八攜酒陪諸公宴

作地點:              雲安(山南東道 / 夔州 / 雲安)

及地點:雲安 (山南東道 夔州 雲安) 別名:南楚         

交遊人物:鄭賁

 

 

雲安九日,鄭十八攜酒陪諸公宴

(雲安で重陽の節句に鄭賁が酒を持ってきた、それで他の諸公の後につて丘の上に昇って酒盛りをした。)

寒花開已盡,菊蕊獨盈枝。

ここで咲く秋の花はみんな咲いてしまったが、菊の花だけは、枝に満ちて咲いている。

舊摘人頻異,輕香酒暫隨。

これまで花をつんだひと人とは、違う人と菊の花を積んでいる、この花のあっさりとした香りのする酒を呑むにためにちがった人に従って花を積むのである。

地偏初衣裌,山擁更登危。

この南にかたよった地は暖かいので、ここに来てやっと袷を着るようになり、山に囲まれているものの此処自体も高い場所ではあり、この日はもっと高い所に昇るのである。

萬國皆戎馬,酣歌淚欲垂。

ところが今は何処へ行っても兵乱で、この国は万国戦だらけであるから、酔って歌って故郷を思って涙を垂らすのである。

 

(雲安の九日に,鄭十八酒を攜えて 諸公の宴に陪す)

寒花開くこと已に盡く,菊蕊獨り枝に盈つ。

舊摘 人頻りに異なり,輕香に 酒 暫く隨う。

地偏にして初めて裌を衣る,山に擁せられて更に危きに登る。

萬國 皆 戎馬,酣歌 淚 垂れんと欲す。

巫山十二峰003 

 

『雲安九日,鄭十八攜酒陪諸公宴』 現代語訳と訳註

(本文)

雲安九日,鄭十八攜酒陪諸公宴

寒花開已盡,菊蕊獨盈枝。

舊摘人頻異,輕香酒暫隨。

地偏初衣裌,山擁更登危。

萬國皆戎馬,酣歌淚欲垂。

 

(下し文)

(雲安の九日に,鄭十八酒を攜えて 諸公の宴に陪す)

寒花開くこと已に盡く,菊蕊獨り枝に盈つ。

舊摘 人頻りに異なり,輕香に 酒 暫く隨う。

地偏にして初めて裌を衣る,山に擁せられて更に危きに登る。

萬國 皆 戎馬,酣歌 淚 垂れんと欲す。

 

(現代語訳)

(雲安で重陽の節句に鄭賁が酒を持ってきた、それで他の諸公の後につて丘の上に昇って酒盛りをした。)

ここで咲く秋の花はみんな咲いてしまったが、菊の花だけは、枝に満ちて咲いている。

これまで花をつんだひと人とは、違う人と菊の花を積んでいる、この花のあっさりとした香りのする酒を呑むにためにちがった人に従って花を積むのである。

この南にかたよった地は暖かいので、ここに来てやっと袷を着るようになり、山に囲まれているものの此処自体も高い場所ではあり、この日はもっと高い所に昇るのである。

ところが今は何処へ行っても兵乱で、この国は万国戦だらけであるから、酔って歌って故郷を思って涙を垂らすのである。

 

蜀中転々圖 

(訳注)

雲安九日,鄭十八攜酒陪諸公宴

雲安で重陽の節句に鄭賁が酒を持ってきた、それで他の諸公の後につて丘の上に昇って酒盛りをした。

雲安 山南東道 夔州 雲安、別名を南楚という。

九日 九月九日、重陽節に、茱萸(「ぐみ」の一種)の枝をかざして兄弟や親しい友人が小高い丘に登り、菊の花びらを浮かべた酒を飲み、粽を食べて健康を祈るものなのだ。

鄭十八 鄭賁。

諸公 鄭賁の友人など。

kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 145 九月九日憶山東兄弟  王維

 

寒花開已盡,菊蕊獨盈枝。

ここで咲く秋の花はみんな咲いてしまったが、菊の花だけは、枝に満ちて咲いている。

寒花 秋に咲く花

 

舊摘人頻異,輕香酒暫隨。

これまで花をつんだひと人とは、違う人と菊の花を積んでいる、この花のあっさりとした香りのする酒を呑むにためにちがった人に従って花を積むのである。

舊摘人頻異 これまで花をつんだひと人とは、違う人と菊の花を積んでいる

輕香 この花のあっさりとした香りのする。

酒暫隨 酒を呑むにためにちがった人に随って花を摘むのである。

 

地偏初衣裌,山擁更登危。

この南にかたよった地は暖かいので、ここに来てやっと袷を着るようになり、山に囲まれているものの此処自体も高い場所ではあり、この日はもっと高い所に昇るのである。

衣裌 袷を着る。

山擁 山に囲まれている

登危 重陽の節句には高い山に登って故郷の方に向って菊酒を呑むということを意味する。

 

萬國皆戎馬,酣歌淚欲垂。

ところが今は何処へ行っても兵乱で、この国は万国戦だらけであるから、酔って歌って故郷を思って涙を垂らすのである。

戎馬 765年永泰元年9月僕固懐恩が回紇と吐蕃に誘いかけ、入寇したのだが、その前に吐蕃を奉天に、、吐谷渾奴刺を籃屋(B-1)に赴かしめ、回紇はこれらをバックアップするように後に続いた。この詩の人々はこの時、長安側から逃げた人をいう。 

駱谷 駱谷関のこと。長安側から、黒川をさかのぼって、太白山の東側の蜀へ通づる関所。杜甫《三句,三首之二》「二十一家同入蜀,惟殘一人出駱谷。自二女齧臂時,回頭卻向秦雲哭。」765年永泰元年54-41 《三句,三首之二》 杜甫index-15 杜甫<841 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4940 杜甫詩1500-841-1159/2500765年永泰元年54-41

酣歌 酔って歌うこと。