杜甫《水閣朝霽奉簡嚴雲安【雲安嚴明府】》(病気療養に尽力してもらった厳明府に次第に良くなっている近況の報告をしたものである)この雲安城の東閣は春の峻峰を抱いている、自分の居る江閣はその山の巌石の面にとなりあわせになっている。

 
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766年大暦元年55-6 《水閣朝霽奉簡嚴雲安【雲安嚴明府】》 杜甫index-15 杜甫<869 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5165

 

 

杜甫詩1500-869-1204/2500766年大暦元年55-6

 

 

年:766年大暦元年55

卷別:    卷二二一              文體:    五言古詩

詩題:    水閣朝霽奉簡嚴雲安〔雲安嚴明府〕

作地點:              雲安(山南東道 / 夔州 / 雲安)

及地點:             

水閣 (山南東道 夔州 雲安)            

雲安 (山南東道 夔州 雲安) 別名:南楚       

交遊人物/地點:             

嚴雲安 當地交遊(山南東道 夔州 雲安)

 

 

水閣朝霽奉簡嚴雲安〔雲安嚴明府〕

(病気療養に尽力してもらった厳明府に次第に良くなっている近況の報告をしたものである)

東城抱春岑,江閣鄰石面。

この雲安城の東閣は春の峻峰を抱いている、自分の居る江閣はその山の巌石の面にとなりあわせになっている。

崔嵬晨雲白,朝旭射芳甸。

岩のつみかさなったところに晨の雲が白くよこたわり、あさひの光は草花のにおいに溢れた先の郊外までを射光しておる。

雨檻臥花叢,風床展書卷。

自分は雨が降っていると、手摺のある四阿に花の草叢により添うて臥し、風のそよふく床には書巻をひろげて読むのである。

鉤簾宿鷺起,丸藥流鶯囀。

簾を鈎の留め金にまきあげ、江にとまっている白鷺がたちあがって飛んでゆくのをみるし、薬を粉に挽いて丸薬を作っていると、その時の音に呼応して鶯が啼く。
呼婢取酒壺,續兒誦《文選》。

また下女を呼んで酒壷をもって来させたりし、こどもらには毎日「文選」を誦読させ、前日のあとをつづけさせるのである。これがいまの自分の近状である。

晚交嚴明府,矧此數相見。

このような晩年になってから厳明府と交際することになり、まして昨今のようにたびたび面会できることは、ますます以てよろこばしい限りであります。

 

(水閣の朝霽に雲安の厳明府に簡し奉る)〔雲安の嚴明府〕

東城 春草を抱く、江閣 石面に隣る。

崔嵬晨雲白く、朝旭芳甸を射る。

雨檻 花叢に臥し、風床書巻を展ぶ。

簾を鉤すれば宿鷺起こり、薬を丸にすれば流鶯囀る。

婢を呼びて酒壷を取らしめ、児に続しめて文選を婢せしむ。

晩に厳明府に交わる、矧や此に数々相見るをや。

 

三峡 巫山十二峰001 

『水閣朝霽奉簡嚴雲安〔雲安嚴明府〕』 現代語訳と訳註解説

(本文)

水閣朝霽奉簡嚴雲安〔雲安嚴明府〕

東城抱春岑,江閣鄰石面。

崔嵬晨雲白,朝旭射芳甸。

雨檻臥花叢,風床展書卷。

鉤簾宿鷺起,丸藥流鶯囀。

呼婢取酒壺,續兒誦《文選》。

晚交嚴明府,矧此數相見。

(含異文)

東城抱春岑,江閣鄰石面。崔嵬晨雲白,朝旭射芳甸【朝日射芳甸】。雨檻臥花叢,風床展書卷【風床展輕幔】。鉤簾宿鷺起,丸藥流鶯囀。呼婢取酒壺,續兒誦《文選》。晚交嚴明府,矧此數相見。

 

(下し文)

(水閣の朝霽に雲安の厳明府に簡し奉る)〔雲安の嚴明府〕

東城 春草を抱く、江閣 石面に隣る。

崔嵬晨雲白く、朝旭芳甸を射る。

雨檻 花叢に臥し、風床書巻を展ぶ。

簾を鉤すれば宿鷺起こり、薬を丸にすれば流鶯囀る。

婢を呼びて酒壷を取らしめ、児に続しめて文選を婢せしむ。

晩に厳明府に交わる、矧や此に数々相見るをや。

 蜀中転々圖

(現代語訳)

(病気療養に尽力してもらった厳明府に次第に良くなっている近況の報告をしたものである)

この雲安城の東閣は春の峻峰を抱いている、自分の居る江閣はその山の巌石の面にとなりあわせになっている。

岩のつみかさなったところに晨の雲が白くよこたわり、あさひの光は草花のにおいに溢れた先の郊外までを射光しておる。

自分は雨が降っていると、手摺のある四阿に花の草叢により添うて臥し、風のそよふく床には書巻をひろげて読むのである。

簾を鈎の留め金にまきあげ、江にとまっている白鷺がたちあがって飛んでゆくのをみるし、薬を粉に挽いて丸薬を作っていると、その時の音に呼応して鶯が啼く。
また下女を呼んで酒壷をもって来させたりし、こどもらには毎日「文選」を誦読させ、前日のあとをつづけさせるのである。これがいまの自分の近状である。

このような晩年になってから厳明府と交際することになり、まして昨今のようにたびたび面会できることは、ますます以てよろこばしい限りであります。

 

唐時代 地図山南 東・西道50 

(訳注)

水閣朝霽奉簡嚴雲安〔雲安嚴明府〕

(病気療養に尽力してもらった厳明府に次第に良くなっている近況の報告をしたものである)

雲安の寓居の水辺の閣の朝晴れに雲安の県令厳某に手紙としてやった詩。大暦元年春、雲安にあっての作。

○水閣・江閣 いずれも江辺の闇である、「日満チテ楼前江霧黄ナリ」(「十二月一日」)の江楼もおなじ。

 

東城抱春岑,江閣鄰石面。

この雲安城の東閣は春の峻峰を抱いている、自分の居る江閣はその山の巌石の面にとなりあわせになっている。

○石面 山の岩石の表面。

 

崔嵬晨雲白,朝旭射芳甸。

岩のつみかさなったところに晨の雲が白くよこたわり、あさひの光は草花のにおいに溢れた先の郊外までを射光しておる。

○芳甸 甸は郊外、芳は草花のにおっていることをいう。

 

雨檻臥花叢,風床展書卷。

自分は雨が降っていると、手摺のある四阿に花の草叢により添うて臥し、風のそよふく床には書巻をひろげて読むのである。

雨檻 江のほとりにある四阿で手摺の下が花の草叢があるもの。

 

鉤簾宿鷺起,丸藥流鶯囀。

簾を鈎の留め金にまきあげ、江にとまっている白鷺がたちあがって飛んでゆくのをみるし、薬を粉に挽いて丸薬を作っていると、その時の音に呼応して鶯が啼く。

○鉤簾 すだれを巻いてかざに上すこと。

○丸薬 薬草を乾かして磨り潰し、まるめて丸薬をつくること。その時の音に呼応して鶯が啼く。

 

呼婢取酒壺,續兒誦《文選》。

また下女を呼んで酒壷をもって来させたりし、こどもらには毎日「文選」を誦読させ、前日のあとをつづけさせるのである。これがいまの自分の近状である。

○婢 1 女の召使い。下女。はしため。「婢僕/下婢・官婢・侍婢・奴婢(どひ・ぬひ)・僕婢」2 女性が自分をへりくだっていう語。「婢子」

○続児諦文選 「文選」は梁の昭明太子の撰する所、詩篇、賦篇と文章編を集めた書の名。児童に毎日これを誦読させ、前日のあとをつづけさせるのである。

『文選』(もんぜん)は、中国南北朝時代、南朝梁の昭明太子によって編纂された詩文集。全30巻。春秋戦国時代から梁までの文学者131名による賦・詩・文章800余りの作品を、37のジャンルに分類して収録する。隋唐以前を代表する文学作品の多くを網羅しており、中国古典文学の研究者にとって必読書とされる。収録作品のみならず、昭明太子自身による序文も六朝時代の文学史論として高く評価される。

 

晚交嚴明府,矧此數相見。

このような晩年になってから厳明府と交際することになり、まして昨今のようにたびたび面会できることは、ますます以てよろこばしい限りであります。

 

 

水閣朝霽、奉簡雲安厳明府

東城抱春岑,江閣鄰石面。崔嵬晨雲白,朝旭射芳甸。

雨檻臥花叢,風床展書卷。鉤簾宿鷺起,丸藥流鶯囀。

呼婢取酒壺,續兒誦文選。晚交嚴明府,矧此數相見。

 

 

 

(水閣の朝霽に雲安の厳明府に簡し奉る)〔雲安の嚴明府〕

東城 春草を抱く、江閣 石面に隣る。

崔嵬晨雲白く、朝旭芳甸を射る。

雨檻 花叢に臥し、風床書巻を展ぶ。

簾を鉤すれば宿鷺起こり、薬を丸にすれば流鶯囀る。

婢を呼びて酒壷を取らしめ、児に続しめて文選を婢せしむ。

晩に厳明府に交わる、矧や此に数々相見るをや。