杜甫 奉節-3《古柏行 -#1(古い松柏の歌)夔州にもの孔明の廟があり、その廟の前に老いた柏の樹がある、その枝は青銅のごとく根は石のごとく霜をへた皮に雨をしたたらせている。

霜のように真っ白な樹皮の幹には四十かかえもあり、天までわりこんで立っている黛の色は高さ二千尺もある。

 
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766年大暦元年55-11-1奉節-3《古柏行 -#1》 杜甫index-15 杜甫<878>漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5200

 

 

杜甫詩1500-878-1211/2500766年大暦元年55-11-1奉節-3

 

年:766年大暦元年55

卷別:卷二二一  文體:  樂府

詩題:古柏行〔此夔州諸葛廟柏,即夔州十句(夔州歌十句,十首之九)所云:「武侯祠堂不可忘,中有松柏參天長。」也。〕

作地點:        夔州(山南東道 / 夔州 / 夔州)

及地點:        武侯廟 (山南東道夔州 奉節) 別名:諸葛廟、武侯祠、武侯祠堂、孔明廟       

 

夔州東川卜居図000 

古柏行〔此夔州諸葛廟柏,即夔州十句(夔州歌十句,十首之九)所云:「武侯祠堂不可忘,中有松柏參天長。」也。〕

(古い松柏の歌)

〔この菱州の諸葛亮の廟には松柏がある。即ち、夔州十絶句(夔州歌十絶句,十首の九)その中でいう、「諸葛亮孔明の祠の講堂こそは忘れることはできかねる、廟庭には天にまじわらんばかりに伸びた松柏が茂っている。」とある。〕
孔明廟前有老柏,柯如青銅根如石。

夔州にもの孔明の廟があり、その廟の前に老いた柏の樹がある、その枝は青銅のごとく根は石のごとく霜をへた皮に雨をしたたらせている。

霜皮溜雨四十圍,黛色參天二千尺。

霜のように真っ白な樹皮の幹には四十かかえもあり、天までわりこんで立っている黛の色は高さ二千尺もある。

君臣已與時際會,樹木猶為人愛惜。

先主、孔明の二人はすでに当時を救わんがためにうまく出会ったので、これに対する同情から彼らの廟にある樹でさえも人に愛惜されている。

雲來氣接巫峽長,月出寒通雪山白。

この樹のそばに雲が来るとその気は遠く巫峡の長くよこたわっているあたりまでつづき、月でも出たときにはこの樹の寒色ははるかに雪嶺山脈の白くそびえているあたりまでも通ずるのである。」

#2

憶昨路繞錦亭東,先主武侯同閟宮。

崔嵬枝幹郊原古,窈窕丹青牖空。

落落盤踞雖得地,冥冥孤高多烈風。

扶持自是神明力,正直原因造化功。

#3

大廈如傾要梁棟,萬牛回首丘山重。

不露文章世已驚,未辭翦伐誰能送。

苦心豈免容螻蟻,香葉終經宿鸞鳳。

志士幽人莫怨嗟,古來材大難為用。

 

(古柏行〔此こ夔州の諸葛廟の柏,即ち夔州十句(夔州の歌十句,十首の九)云う所は、「武侯の祠堂は忘る可らず,中に松柏 天長に參ずる有り。」とあるなり。〕

孔明が廟前に老柏有り、柯は青銅の如く根は石の如し。

霜皮 雨を溜す 四十囲、黛色 天に参す 二千尺。

君臣 巳に時の与【ため】に 際会し、樹木 猶お人に愛惜せらる。

雲 来たって 気 巫暁の長きに接し、月 出でて  寒 雪山の白きに通ず。」

#2

憶う昨 路 繞めぐる錦亭の東、先主 武侯 同じく閟宮【ひきゅう】。

崔嵬【さいかい】として枝幹に 郊原 古たり、窈窕【ようちょう】として 丹青に 戸牖【こゆう】空し。

落落 盤踞【ばんきょ】するは 地を得たりと雖も、冥冥 孤高なるは 烈風多し。

扶持 自ずから是れ神明の力、正直 元と因る造化の功。」

#3

大廈【たいか】如【も】し傾いて 梁棟を要せば、万牛 首を廻らして丘山重からん。

文章を露さざれども 世 己に驚き、未だ翦伐を辞せざるも誰か能く送らん。

苦心 豈に免れんや螻蟻【ろうぎ】を容るるを、香葉 曾て経たり鸞鳳を宿せしめしを。

 

唐時代 地図山南 東・西道50 

 

『古柏行』 現代語訳と訳註解説

(本文)

古柏行〔此夔州諸葛廟柏,即夔州十句(夔州歌十句,十首之九)所云:「武侯祠堂不可忘,中有松柏參天長。」也。〕

孔明廟前有老柏,柯如青銅根如石。

霜皮溜雨四十圍,黛色參天二千尺。

君臣已與時際會,樹木猶為人愛惜。

雲來氣接巫峽長,月出寒通雪山白。

 

(含異文)

孔明廟前有老柏【孔明廟階有老柏】,柯如青銅根如石。

霜皮溜雨四十圍【霜皮溜水四十圍】【蒼皮溜雨四十圍】【蒼皮溜水四十圍】,黛色參天二千尺。

君臣已與時際會,樹木猶為人愛惜。

雲來氣接巫峽長,月出寒通雪山白【日出寒通雪山白】。

 

(下し文)

(古柏行)

孔明が廟前に老柏有り、柯は青銅の如く根は石の如し。

霜皮 雨を溜す 四十囲、黛色 天に参す 二千尺。

君臣 巳に時の与【ため】に 際会し、樹木 猶お人に愛惜せらる。

雲 来たって 気 巫暁の長きに接し、月 出でて  寒 雪山の白きに通ず。」

 

(現代語訳)

(古い松柏の歌)

夔州にもの孔明の廟があり、その廟の前に老いた柏の樹がある、その枝は青銅のごとく根は石のごとく霜をへた皮に雨をしたたらせている。

霜のように真っ白な樹皮の幹には四十かかえもあり、天までわりこんで立っている黛の色は高さ二千尺もある。

先主、孔明の二人はすでに当時を救わんがためにうまく出会ったので、これに対する同情から彼らの廟にある樹でさえも人に愛惜されている。

この樹のそばに雲が来るとその気は遠く巫峡の長くよこたわっているあたりまでつづき、月でも出たときにはこの樹の寒色ははるかに雪嶺山脈の白くそびえているあたりまでも通ずるのである。」

蜀中転々圖 

(訳注)

古柏行〔此夔州諸葛廟柏,即夔州十句(夔州歌十句,十首之九)所云:「武侯祠堂不可忘,中有松柏參天長。」也。〕

(古柏行〔此こ夔州の諸葛廟の柏,即ち夔州十句(夔州の歌十句,十首の九)云う所は、「武侯の祠堂は忘る可らず,中に松柏 天長に參ずる有り。」とあるなり。〕
(古い松柏の歌)

この菱州の諸葛亮の廟には松柏がある。即ち、夔州十絶句(夔州歌十絶句,十首の九)その中でいう、「諸葛亮孔明の祠の講堂こそは忘れることはできかねる、廟庭には天にまじわらんばかりに伸びた松柏が茂っている。」とある。

 

孔明廟前有老柏,柯如青銅根如石。

夔州にもの孔明の廟があり、その廟の前に老いた柏の樹がある、その枝は青銅のごとく根は石のごとく霜をへた皮に雨をしたたらせている。

孔明廟 夔州の白帝城の西郊にあり先主廟のさらに西にあった。成都草堂を建ててまもなくに杜甫は《蜀相》      

丞相祠堂何處尋,錦官城外柏森森。

映堦碧草自春色,隔葉黄鸝空好音。

三顧頻煩天下計,兩朝開濟老臣心。

出師未捷身先死,長使英雄涙滿襟。

(丞相の 祠堂何處にか尋ねん、錦官の城外に森森たる柏あり。堦【かい】に映ずる碧草【へきそう】は自ら春色、葉を隔つる黄鸝【こうり】は空しく好音【こういん】。三顧頻煩【ひんぼん】なるは天下の 計【はかりごと】、兩朝開濟【かいさい】するは老臣の心。出師未【いま】だ捷【か】たざるに身先【ま】づ 死せるも、長【なが】く英雄をして涙襟【きん】に滿たしむ。)

成都南西に、三国時代蜀漢の丞相諸葛孔明の祠堂があり、杜甫は草堂が出来上がると少し時間がとれたようで、かねて尊敬する孔明の祠堂を訪ねている。諸葛亮孔明を祀る武侯祠は成都西南の郊外、柏の杜(もり)のなかにある。前にすでに「武侯廟」成都(2)浣花渓の草堂(2-1) 蜀相 杜甫 <364  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1763 杜甫詩 700- 540

また《夔州歌十句,十首之九

武侯祠堂不可忘,中有松柏參天長。

干戈滿地客愁破,雲日如火炎天涼。

(武侯の嗣堂忘る可からず、中に松柏の天に参して長き有り。干戈 滿地 客愁破れ,雲日 火の如し 炎天にも涼し。とある。

○老柏 柏は真相をいう。東側に松を、西側に柏を植える。

○柯 えだ。

○青銅 からかね。

 

霜皮溜雨四十圍,黛色參天二千尺。

霜のように真っ白な樹皮の幹には四十かかえもあり、天までわりこんで立っている黛の色は高さ二千尺もある。

〇四十囲 国はひとかかえ。

○黛色 葉の青黒い色。

 

君臣已與時際會,樹木猶為人愛惜。

先主、孔明の二人はすでに当時を救わんがためにうまく出会ったので、これに対する同情から彼らの廟にある樹でさえも人に愛惜されている。

○君臣 劉備と諸葛亮。

○与時際会 与時とは時世を済わんがためにの意、際会はおりよくであったこと。○樹木 老柏をさす。

 

雲來氣接巫峽長,月出寒通雪山白。

この樹のそばに雲が来るとその気は遠く巫峡の長くよこたわっているあたりまでつづき、月でも出たときにはこの樹の寒色ははるかに雪嶺山脈の白くそびえているあたりまでも通ずるのである。」

○気接 気は柏傍の雲気、接は連接すること。

○寒通 寒は柏の翠の寒げな色。

○雪山 雪嶺山脈、西山ともいう、成都にあって吐蕃の境ちかくに見える山。此の句は次段の錦草を喚び起こす、以上起八句は夔州の廟柏をいう。