杜甫 奉節-25 -#1 《巻15-50 雨,二首之二 -#1(雨中というのに征伐をあわれみ、留滞をなげくこころをのべたもの。)さびしい山が夜なかには曇って、吾が枕席が先づすこしの冷さを感じるようになった。あかつきにはつむじ風が吹きおこってよろずの物象が碧の色を見せるに至った。

 
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 ●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
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杜甫詩1500-898-1-1273/2500766年大暦元年55
-34-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杜少陵集

詩題

記事

 

 


ID

初句

作時

 

 

15

47


峽雲行清曉

766

 

 

15

48


行雲遞崇高

766

 

 

15

49

雨二首之一

青山澹無姿,

766

 

 

15

50

雨二首之二

空山中宵陰,

766

 

 

15

55


萬木雲深隱

767

 

 

15

60


始賀天休雨,

767

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

1549 雨,二首之一

(強い雨が降り続いて、足止めをされた旅の者が風雨が止んで曇り空、時折小雨が降る程度で船出していったのを詠う。)

青山澹無姿,白露誰能數。

遠くかすむ山々がさらに霧雨でぼんやりとして姿が見えない。枝や葉っぱに雨の雫がのこるが、それは誰も数えきれるものではない。足止めされていた客を送る人が多く涙を流す人も多く何人いるのか此れも数えられない。

片片水上雲,蕭蕭沙中雨。

空の雨雲も薄くなって水の上には、行く雲が片片とうごくけれど、渡し場付近の砂浜にはさらさらと霧雨が降っている。

殊俗狀巢居,曾臺俯風渚。

ここ南の異文化風俗は変わっていて、木の上に巣を作るような住居があり、見下ろして生活しているが、私の住居も高台にあり、これらの風俗や、渚の出来事も上から見下ろしているのである。

佳客適萬里,沈思情延佇。

足止めを食らっていたこの地にとって良い旅人達が、瞿塘峡・三峡を下って万里の先に往こうとしているし、別れを惜しんで深く沈みこみ別れの情に耐え切れずじっと立ち止まって眺めている。

挂帆遠色外,驚浪滿楚。

暫くすると帆を高く掲げた船は、遠くの山影の向うに姿を消してゆく。呉楚に往くまでには、三峡の驚くほどの波が嫌というほどたくさんあるのである。

久陰蛟螭出,寇盜復幾許。

日が陰った状態が長く続いているから、水の淵の深い所に蛟龍が出てきて船が転覆するかもしれないし、海賊や山賊、戦の残党兵などがどれほどいるかもしれないけれど、水の流れが速いので、怖いのはそれほど長く続くものではない。

 

1549(雨,二首の一)

青山 澹として姿無く,白露 誰か能く數えん。

片片たり 水上の雲,蕭蕭たり 沙中の雨。

殊俗なり 巢居に狀たるを,曾臺より 風渚を俯す。

佳客 萬里に適き,沈思して 情延に佇す。

帆を挂いて遠色の外,浪に驚いて 楚に滿つ。

久しく陰り 蛟螭出づ,寇盜 復た幾許【いくばく】ぞ。

夔州東川卜居図詳細 001 

年:766年大暦元年55

卷別:  卷二二一        文體:  五言古詩

詩題:  雨,二首之二

作地點:        夔州(山南東道 / 夔州 / 夔州)

及地點:        荊州 (山南東道 荊州 荊州) 別名:郢門     

璧山縣 (山南東道 荊州 荊州)      

 

 

雨,二首之二

(雨中というのに征伐をあわれみ、留滞をなげくこころをのべたもの。)

空山中宵陰,微冷先枕席。

さびしい山が夜なかには曇って、吾が枕席が先づすこしの冷さを感じるようになった。

迴風起清曙,萬象萋已碧。

あかつきにはつむじ風が吹きおこってよろずの物象が碧の色を見せるに至った。

落落出岫雲,渾渾倚天石。

しかし、あな山からでる雲は高く羣をぬいて湧き、天に倚ってそびえている石はごろごろと大きく頭上を圧している。

日假何道行,雨含長江白。

太陽はどこの道をあるいて姿をあらわさないのか、雨気は長江をつつんで白くよこたわっている。

連檣荊州船,有士荷矛戟。

このとき帆柱をつらねて荊州の方へ船がゆく、それには矛戟を荷なった士卒がのっている。

 

南防草鎮慘,霑赴遠役。

群盜下璧山,總戎備強敵。

水深雲光廓,鳴櫓各有適。

漁艇息悠悠,夷歌負樵客。

留滯一老翁,書時記朝夕。

雨,二首之二

空山 中宵に陰り,微冷なる先づ枕席なり。

迴風 清曙に起り,萬象 萋として已に碧なり。

落落たり出岫【しゅつしゅう】の雲,渾渾たり 倚天の石。

日 何れの道を假りて行くや,雨 長江に含みて白し。

連檣 荊州の船,士有り矛戟【かげき】を荷なう。

 

南のかた草鎮の慘なるを防ぎ,霑【てんしゅう】して遠役に赴く。

群盜 璧山より下り,總戎 強敵に備う。

水深くして 雲光廓なり,鳴櫓 各の適くこと有り。

漁艇 息みて悠悠たり,夷歌 負樵の客。

留滯す 一老翁,時を書して朝夕を記す。

 

詩文(含異文)  空山中宵陰,微冷先枕席。迴風起清曙【迴風起清曉】,萬象萋已碧。落落出岫雲,渾渾倚天石。日假何道行,雨含長江白。連檣荊州船,有士荷矛戟。南防草鎮慘,霑赴遠役。群盜下璧山,總戎備強敵。水深雲光廓,鳴櫓各有適。漁艇息悠悠【漁艇自悠悠】,夷歌負樵客。留滯一老翁,書時記朝夕。

 

唐時代 地図山南 東・西道50 

『雨,二首之二』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

雨,二首之二

空山中宵陰,微冷先枕席。

迴風起清曙,萬象萋已碧。

落落出岫雲,渾渾倚天石。

日假何道行,雨含長江白。

連檣荊州船,有士荷矛戟。


(下し文)
(雨,二首の二)

空山 中宵に陰り,微冷なる先づ枕席なり。

迴風 清曙に起り,萬象 萋として已に碧なり。

落落たり出岫【しゅつしゅう】の雲,渾渾たり 倚天の石。

日 何れの道を假りて行くや,雨 長江に含みて白し。

連檣 荊州の船,士有り矛戟【かげき】を荷なう。

(現代語訳)
(雨中というのに征伐をあわれみ、留滞をなげくこころをのべたもの。)

さびしい山が夜なかには曇って、吾が枕席が先づすこしの冷さを感じるようになった。

あかつきにはつむじ風が吹きおこってよろずの物象が碧の色を見せるに至った。

しかし、あな山からでる雲は高く羣をぬいて湧き、天に倚ってそびえている石はごろごろと大きく頭上を圧している。

太陽はどこの道をあるいて姿をあらわさないのか、雨気は長江をつつんで白くよこたわっている。

このとき帆柱をつらねて荊州の方へ船がゆく、それには矛戟を荷なった士卒がのっている。


(訳注)

雨,二首之二

(雨中というのに征伐をあわれみ、留滞をなげくこころをのべたもの。)

 

空山中宵陰,微冷先枕席。

さびしい山が夜なかには曇って、吾が枕席が先づすこしの冷さを感じるようになった。

 

迴風起清曙,萬象萋已碧。

あかつきにはつむじ風が吹きおこってよろずの物象が碧の色を見せるに至った。

萋已碧 萋は草の繁るさま、句意は雨のためにくらがりしに風おこりしゆえ物にあおみが見えだしたといふなり。

 

落落出岫雲,渾渾倚天石。

しかし、あな山からでる雲は高く羣をぬいて湧き、天に倚ってそびえている石はごろごろと大きく頭上を圧している。

 雨雲は洞窟から生じ湧き上がるものと考えられていた。ここは山全体から湧き上がる様子をいう。

渾渾 石はごろごろと大きく頭上を圧しているようすをいう。

 

日假何道行,雨含長江白。

太陽はどこの道をあるいて姿をあらわさないのか、雨気は長江をつつんで白くよこたわっている。

 

連檣荊州船,有士荷矛戟。

このとき帆柱をつらねて荊州の方へ船がゆく、それには矛戟を荷なった士卒がのっている。

 帆柱。

荊州船 三峡を下って荊州に向かう船。
杜甫55歳756年作品