杜甫《巻15-55 雨》鮫人の棲む水底の館も機織りのように雨音がしている、樵舟もよもや小枝を切りにはゆかれないだろう。この雨で清々しさと涼しさがすっかりひどい暑さを打ち破ったから、老衰の心を持ちながら高い台にでも登って辺りを眺めようと思うのだ。

 
 2015年2月9日の紀頌之5つのブログ 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
LiveDoorブログ
177-#2 《巻20-36 登廣武古戰場懷古 -#2》Index-11 Ⅱ―6 -731年開元十九年31歳 43首 <177-#2> Ⅰ李白詩1395 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5523 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
  総合案内
(1)漁父辞 屈原『楚辞・九歌』東君 屈原《楚辞 『九辯』》 宋玉  <案内> 
 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
  LiveDoorブログ
35-(2) 《讀巻03-14 送孟東野序 -(2)§1-2》韓愈(韓退之)ID 801年貞元17年 35歳<1308> Ⅱ唐宋八大家文読本 巻三 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5524韓愈詩-35-(2) 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
 index-5 806年39歳 50首の(2)25首index-6[807年~809年 42歳]20首index-7[810年~811年 44歳] 34首index-8 [812年~814年47歳]46首index-9[815年~816年 49歳] 57首index-10[817年~818年 51歳]・「平淮西碑」28首 
 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorブログ767年大暦二年56歲-35奉節-26 《巻15-55 雨》 杜甫index-15 杜甫<899> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5520 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 
        
 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor『花間集』全詩訳注解説(改訂版)-1溫庭筠66《巻2-16 荷葉盃 三首 其三》溫庭筠66首巻二16-〈66〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5527 
 薛濤の全詩花間集(1)花間集(2)花間集(3)花間集(4)花間集(5) 
 魚玄機全詩●花間集(6)●花間集(7)●花間集(8)●花間集(9)●花間集(10) 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
  ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)漢詩総合サイト 07ch 
 杜甫全詩案内韓愈全詩案内李白全集文選古詩源花間集案内 
 
 

767年大暦二年56歲-35奉節-26 《巻15-55 雨》 杜甫index-15 杜甫<899> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5520

杜甫詩1500-899-1275/2500767年大暦二年56歲-35

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杜少陵集

詩題

記事

 

 


ID

初句

作時

 

 

15

47


峽雲行清曉

766

 

 

15

48


行雲遞崇高

766

 

 

15

49

雨二首之一

青山澹無姿,

766

 

 

15

50

雨二首之二

空山中宵陰,

766

 

 

15

55


萬木雲深隱

767

 

 

15

60


始賀天休雨,

767

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年:767年大曆二年56

卷別:    卷二三○              文體:    五言律詩

詩題:   

作地點:              夔州(山南東道 / 夔州 / 夔州)

 

 

《巻15-55 雨》-萬木雲深隱


(初秋に降る雨についてのべる)

萬木雲深隱,連山雨未開。

多くの立木が雲の中に深く隠れ、連なる山々には雨が降り続け、いまだ閉ざされている。

風扉掩不定,水鳥過仍迴。

風にあおられて扉がバタバタとして手で押さえて閉ざしても動かされてしまう、一度通り過ぎた水鳥も、再び戻ってくる。

鮫館如鳴杼,樵舟豈伐枚。

鮫人の棲む水底の館も機織りのように雨音がしている、樵舟もよもや小枝を切りにはゆかれないだろう。

清涼破炎毒,衰意欲登臺。

この雨で清々しさと涼しさがすっかりひどい暑さを打ち破ったから、老衰の心を持ちながら高い台にでも登って辺りを眺めようと思うのだ。

 

()

萬木 雲深く隱れ,連山 雨未だ開けず。

風扉 掩へども定まらず,水鳥 過ぎて仍お迴る。

鮫館 鳴杼をらすが如し,樵舟 豈に枚を伐らんや。

清涼 炎毒を破り,衰意 臺に登らんと欲っす。

夔州東川卜居図詳細 001 

 

《巻15-55 雨》-萬木雲深隱

『雨』 現代語訳と訳註解説
(
本文)


萬木雲深隱,連山雨未開。

風扉掩不定,水鳥過仍迴。

鮫館如鳴杼,樵舟豈伐枚。

清涼破炎毒,衰意欲登臺。


(含異文)

萬木雲深隱,連山雨未開。風扉掩不定,水鳥過仍迴【水鳥去仍迴】。鮫館如鳴杼,樵舟豈伐枚。清涼破炎毒,衰意欲登臺。


(下し文)
()

萬木 雲深く隱れ,連山 雨未だ開けず。

風扉 掩へども定まらず,水鳥 過ぎて仍お迴る。

鮫館 鳴杼をらすが如し,樵舟 豈に枚を伐らんや。

清涼 炎毒を破り,衰意 臺に登らんと欲っす。

(現代語訳)
(初秋に降る雨についてのべる)

多くの立木が雲の中に深く隠れ、連なる山々には雨が降り続け、いまだ閉ざされている。

風にあおられて扉がバタバタとして手で押さえて閉ざしても動かされてしまう、一度通り過ぎた水鳥も、再び戻ってくる。

鮫人の棲む水底の館も機織りのように雨音がしている、樵舟もよもや小枝を切りにはゆかれないだろう。

この雨で清々しさと涼しさがすっかりひどい暑さを打ち破ったから、老衰の心を持ちながら高い台にでも登って辺りを眺めようと思うのだ。



(訳注) 《巻15-55 雨》-萬木雲深隱


(初秋に降る雨についてのべる)

 

萬木雲深隱,連山雨未開。

多くの立木が雲の中に深く隠れ、連なる山々には雨が降り続け、いまだ閉ざされている。

 

風扉掩不定,水鳥過仍迴。

風にあおられて扉がバタバタとして手で押さえて閉ざしても動かされてしまう、一度通り過ぎた水鳥も、再び戻ってくる。

 

鮫館如鳴杼,樵舟豈伐枚。

鮫人の棲む水底の館も機織りのように雨音がしている、樵舟もよもや小枝を切りにはゆかれないだろう。

鮫館 鮫人の棲む水底の館。南海にすむという、人魚に似た想像上の生き物。常に機(はた)を織り、しばしば泣き、その涙が落ちて玉になるという。

如鳴杼 杼は機織りの音。

伐枚 枚は幹から出る小枝。小枝おとし、薪を斬る。

 

清涼破炎毒,衰意欲登臺。

この雨で清々しさと涼しさがすっかりひどい暑さを打ち破ったから、老衰の心を持ちながら高い台にでも登って辺りを眺めようと思うのだ。
杜甫55歳756年作品