杜甫  王兵馬使二角鷹#1

悲臺蕭颯石,哀壑杈枒浩呼洶。

中有萬里之長江,迴風滔日孤光動。

角鷹翻倒壯士臂,將軍玉帳軒翠氣。
(兵馬使王某の二つの角鷹を見て感を叙した詩。)高い台に悲しげな風がさびしく吹いて石が高くつもっている。樹木が不揃いに生えた哀れげな整に軍勢の大きな掛け声が波のわきたるごとくに起こる。そこには万里の長江が横たわり、風が吹きめぐり、太陽がはびこって照らすが川面に照らされて、日の孤光が波間にうごいている。

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 杜甫詩1500-925-1411/2500

年:766年大暦元年55

卷別:    卷二二二              文體:    七言古詩

詩題:    王兵馬使二角鷹

及地點:              安西都護府 (隴右道西部安西都護府) 別名:安西、安西幕府      

崑崙山 (隴右道東部 肅州 崑崙山)  

交遊人物:王兵馬              當地交遊(山南東道 夔州 夔州)

 

 

王兵馬使二角鷹#1

(兵馬使王某の二つの角鷹を見て感を叙した詩。)

悲臺蕭颯石哀壑杈枒浩呼洶。

高い台に悲しげな風がさびしく吹いて石が高くつもっている。樹木が不揃いに生えた哀れげな整に軍勢の大きな掛け声が波のわきたるごとくに起こる。

中有萬里之長江,迴風滔日孤光動。

そこには万里の長江が横たわり、風が吹きめぐり、太陽がはびこって照らすが川面に照らされて、日の孤光が波間にうごいている。

角鷹翻倒壯士臂,將軍玉帳軒翠氣。

頂に毛角のある鷹が身をさかさまにひるがえして繋がれた場所から壮士の臂へと止まる。将軍の玉帳には山の翠気があがる。

#2

二鷹猛腦徐侯穟,目如愁胡視天地。

杉雞竹兔不自惜,溪虎野羊俱辟易。

韝上鋒稜十二翮,將軍勇與之敵。

將軍樹勳起安西,崑崙虞泉入馬蹄。

#3

白羽曾肉三狻猊,敢決豈不與之齊。

荊南芮公得將軍,亦如角鷹下翔雲。

惡鳥飛飛啄金屋,安得爾輩開其群,驅出六合梟鸞分。

(王兵馬使が二角鷹)

悲台 蕭颯 石寵 たり、哀壑 杈枒 浩呼 淘たり。

中に万里の長江有り、廻風 陥日 孤光 動く。

角鷹 に翻る 壮士の臂、将軍の玉帳に翠気軒る。

#2

二鷹 猛脳 條 徐に墜つ、目は愁胡の天地を視るが如し。

杉鶏 竹兎 自ら惜しまず、渓虎 野羊 辟易す。

の鋒稜十二翮、将軍の勇鋭 之とす。

将軍勲を樹て安西より起こる、崑崙虞泉馬蹄に入る。

#3

白羽 曾て肉す三狻猊、敢決 豈に之と斉しからざらんや。

荊南の公将軍を得、亦た角鷹の朔雲より下るが如し。

悪鳥 飛飛 金屋に啄む、安んぞ得ん 爾が輩其の群を開きて、六合より駆出して梟鸞分かるることを。

 

 

『王兵馬使二角鷹』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

王兵馬使二角鷹#1

悲臺蕭颯石,哀壑杈枒浩呼洶。

中有萬里之長江,迴風滔日孤光動。

角鷹翻倒壯士臂,將軍玉帳軒翠氣。

(下し文)
(王兵馬使が二角鷹)

悲台 蕭颯 石寵 たり、哀壑 杈枒 浩呼 淘たり。

中に万里の長江有り、廻風 陥日 孤光 動く。

角鷹 倒に翻る 壮士の臂、将軍の玉帳に翠気軒る。


(現代語訳)
(兵馬使王某の二つの角鷹を見て感を叙した詩。)#1

高い台に悲しげな風がさびしく吹いて石が高くつもっている。樹木が不揃いに生えた哀れげな整に軍勢の大きな掛け声が波のわきたるごとくに起こる。

そこには万里の長江が横たわり、風が吹きめぐり、太陽がはびこって照らすが川面に照らされて、日の孤光が波間にうごいている。

頂に毛角のある鷹が身をさかさまにひるがえして繋がれた場所から壮士の臂へと止まる。将軍の玉帳には山の翠気があがる。


(訳注)

王兵馬使二角鷹#1

(兵馬使王某の二つの角鷹を見て感を叙した詩。)大暦元年の作。

○王兵馬使 兵馬使王某。前篇に趙太常、荊南の芮公の命を承けて夔州に来たことを叙している。この篇に「荊南芮公得将軍」の句がある、この王某もまた同時に乱を討たんがために来たものかとおもわれる。黄鶴の注に衛伯玉の伝を引き、「衛伯玉、大暦の初め、母の喪にあい、朝廷王昂を以て其の任に代う、衛伯玉将吏を諷して詔を受けず、遂に起復再任す、王は昂に非ざるを得んや」、といっている。

○角鷹 頂に毛角のある「たか」。

 

悲臺蕭颯石巃哀壑杈枒浩呼洶。

高い台に悲しげな風がさびしく吹いて石が高くつもっている。樹木が不揃いに生えた哀れげな整に軍勢の大きな掛け声が波のわきたるごとくに起こる。

○悲台 悲風の吹く高台、曹植《正會詩》「高臺多悲風」(高台に悲風多し)とみえる。

○蕭颯 風のさびしく吹くさま。

○巃 高大なさま。

○哀壑 かなしく感ぜられるたに。

〇杈枒 樹木のひとしくないさま。杜甫·鵰賦:「擊叢薄之不開,突杈枒而皆折。」

○浩呼 大呼に同じ、軍衆が鷹の気勢を添えるためにさけぷこえをいう。

○洶 水の湧きたつさま、呼声をたとえていっている。(1) 《書》ごうごうたる.◇波濤逆巻く音の形容.(2) 《貶》気勢のあがった,勢い激しい气汹汹凄まじい見幕の.(3) 《書》争う声の入り乱れた,喧喧ごうごう

 

中有萬里之長江,迴風滔日孤光動。

そこには万里の長江が横たわり、風が吹きめぐり、太陽がはびこって照らすが川面に照らされて、日の孤光が波間にうごいている。

○廻風 めぐって吹く風。

○滔日 天まではびこる日光の意となって下の孤光とは波間に孤光となってかがやく。太陽の輝きが強いほど、孤光が強いということ。

○孤光 はびこる太陽が照らし、江の水面の日光の一片の光という。

 

角鷹翻倒壯士臂,將軍玉帳軒翠氣。

頂に毛角のある鷹が身をさかさまにひるがえして繋がれた場所から壮士の臂へと止まる。将軍の玉帳には山の翠気があがる。

○倒翻壮士臂 繋がれてある場所から身体を顛倒し翻えして壮士の臂のうえにとまる。また、この臂から空へとぶのである。

○将軍 王某をさす。

○玉帳 りっはなまく。

○軒翠気 軒はたかくあがること、翠気は山翠・空翠、翠微などの意。