杜甫  黃草  

黃草峽西船不歸,赤甲山下行人稀。

秦中驛使無消息,蜀道兵戈有是非。

萬里秋風吹錦水,誰家別淚羅衣。

莫愁劍閣終堪據,聞道松州已被圍。

(成都の乱と松州か吐蕃に囲まれたこととをきいてよんだ詩。)黄草峡の西へでかけた船はかえってこぬ、赤甲山の下でも人どおりは稀である。都からの使者のたよりは、まったくりなく、成都の兵乱には一曲一直があるようだ。

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杜甫詩1500-929-1415/2500

年:766年大暦元年55-

卷別:    卷二二七              文體:    七言律詩

詩題:    黃草

作地點:              夔州(山南東道 / 夔州 / 夔州)

及地點:黃草峽 (山南西道 涪州 黃草峽) 別名:黃葛峽             

赤甲山 (山南東道 夔州 奉節) 別名:赤岬山               

松州 (劍南道北部 松州 松州)          

劍閣 (劍南道北部 劍州 劍閣)          

 

黃草

黃草峽西船不歸,赤甲山下行人稀。

秦中驛使無消息,蜀道兵戈有是非。

萬里秋風吹錦水,誰家別淚羅衣。

莫愁劍閣終堪據,聞道松州已被圍。

 

(黄 草)

黄草峽 西 船帰らず、赤甲山 下人 行 稀なり。

秦中の駅使 消息無く、蜀道の兵戈 是非有り。

万里 秋風 錦水を吹く、誰が家か 別涙 羅衣を湿す。

愁うる莫れ 剣閣 終に拠るに堪えたるを、間く道く 松州己に囲まると。 

 

 

『黃草』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

黃草

黃草峽西船不歸,赤甲山下行人稀。

秦中驛使無消息,蜀道兵戈有是非。

萬里秋風吹錦水,誰家別淚羅衣。

莫愁劍閣終堪據,聞道松州已被圍。

 

黃草峽西船不歸,赤甲山下行人稀【赤甲山下人行稀】。秦中驛使無消息,蜀道兵戈有是非【蜀道干戈有是非】。萬里秋風吹錦水,誰家別淚羅衣。莫愁劍閣終堪據,聞道松州已被圍。

 

 (下し文)
(黄 草)

黄草峽 西 船帰らず、赤甲山 下人 行 稀なり。

秦中の駅使 消息無く、蜀道の兵戈 是非有り。

万里 秋風 錦水を吹く、誰が家か 別涙 羅衣を湿す。

愁うる莫れ 剣閣 終に拠るに堪えたるを、間く道く 松州己に囲まると。 

(現代語訳)
(成都の乱と松州か吐蕃に囲まれたこととをきいてよんだ詩。)

黄草峡の西へでかけた船はかえってこぬ、赤甲山の下でも人どおりは稀である。

都からの使者のたよりは、まったくりなく、成都の兵乱には一曲一直があるようだ。

秋風が遠くかの地の錦江の水を吹いているだろうか、どこの家で留守居の妻が軍にでている夫をおもって羅の衣をぬらす涙をそそいでいるだろうか。

ひとは剣閣の険があるため蜀地は、割拠することができて乱が絶えないのだと心配するが、そんなことはむしろ心配するにあたらぬことだ、それ以上に愁うべきことは松州がもはや吐蕃に囲まれたという噂が聞えてきだ。

 

(訳注)

黃草

(成都の乱と松州か吐蕃に囲まれたこととをきいてよんだ詩。)

題は詩句の首二字を切り取って用いる。大暦元年秋の作。

 

草峽西船不歸,赤甲山下行人稀。

黄草峡の西へでかけた船はかえってこぬ、赤甲山の下でも人どおりは稀である。

○黄草峡 涪州の上流四十里にあるという。(-地点)

○船不帰 水路が阻害されているためである。

○赤甲山 杜甫の草堂のある夔州府奉節県の東十五里にある、すでに見える。

 

秦中驛使無消息,蜀道兵戈有是非。

都からの使者のたよりは、まったくりなく、成都の兵乱には一曲一直があるようだ。

○秦中驛使 長安から朝廷の命令を持ち来る使者。

○蜀道兵戈 成都の郭英父・崔旰らの兵乱をさす。

○有是非 各の曲直がある、崔旰が主将である郭英乂を殺したのは非であるが、事は郭が崔の妾の媵に通じたことによって起こったものであるがため、崔のみが悪いとはいえないのではあるが、また副元帥杜鴻漸が成都に来任して崔の罪を正さず、崔ならびに楊子琳・柏茂林に各の刺史防禦の官を授けたが、これらは皆その事に是非があるということである。

 

萬里秋風吹錦水,誰家別濕羅衣。

秋風が遠くかの地の錦江の水を吹いているだろうか、どこの家で留守居の妻が軍にでている夫をおもって羅の衣をぬらす涙をそそいでいるだろうか。

○錦水 錦江、成都にある、その地を想像してのべている。

○誰家別涙 成卒の留守宅の妻が夫と別離している涙。

○羅衣 うすぎぬのころも、妻の身につけるもの。

 

莫愁劍閣終堪據,聞道松州已被圍。

ひとは剣閣の険があるため蜀地は、割拠することができて乱が絶えないのだと心配するが、そんなことはむしろ心配するにあたらぬことだ、それ以上に愁うべきことは松州がもはや吐蕃に囲まれたという噂が聞えてきだ。

○莫愁 愁うるなというのではない、下の松州のさらに愁うべきに比するならば愁うるに及ばぬというのである。

○剣閣 剣門、蜀の険要をいう。

○堪據 割拠するのに十分である、土地が険阻なために坂者が局地に拠るのである。

○松州 吐蕃に接する地、すでに見える。

○被圍 吐蕃のためにかこまれる。

 

(黄 草)

黄草峽 西 船帰らず、赤甲山 下人 行 稀なり。

秦中の駅使 消息無く、蜀道の兵戈 是非有り。

万里 秋風 錦水を吹く、誰が家か 別涙 羅衣を湿す。

愁うる莫れ 剣閣 終に拠るに堪えたるを、間く道く 松州己に囲まると。