杜甫  子規  

峽裡雲安縣,江樓翼瓦齊。兩邊山木合,終日子規啼。

眇眇春風見,蕭蕭夜色淒。客愁那聽此,故作傍人低。

(雲安の城郭高閣で子規をきいてよんだ詩。)山あいの雲安県ここは江楼の軒端の瓦が鳥の翼のようにみえつつ、きれいにそろってならんでいる。その城郭、楼閣の両側には山木が茂って閉ざしていて、終日、子規が啼きさけぶ。その啼く姿は春風にたいして遠く小さく見え、その啼き声は木立の中に、しずかに夜の景色のようにおぼえて、つめたく感ずる。旅の愁いをもつ自分には、どうして子規のこの声を聴くにたえられようか。しかるにこの鳥は恋しくて啼くのであるから、わざと人に付き添って低く飛んで移動して泣く。

766-63杜甫 1486子規》 杜甫詩index-15-766年大暦元年55-63 <932 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6235

 
 2015年7月7日の紀頌之5つのBlog 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
LiveDoorBlog
269-#2 《卷9-18遊溧陽北湖亭望瓦屋山懷古贈同旅【贈孟浩然】#2》Index-19 Ⅱー14-739年開元二十七年39歳 【3分割】<269-#2> Ⅰ李白詩1543 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6263 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
  総合案内
(1)漁父辞 屈原『楚辞・九歌』東君 屈原《楚辞 『九辯』》 宋玉  <案内> 
 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
  LiveDoorBlog
76-#5 《八讀巻六11 祭十二郎文》-5 韓愈(韓退之) 803年貞元19年 38歳<1456> Ⅱ【18分割】 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6264 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
 index-5 806年39歳 50首の(2)25首index-6[807年~809年 42歳]20首index-7[810年~811年 44歳] 34首index-8 [812年~814年47歳]46首index-9[815年~816年 49歳] 57首index-10[817年~818年 51歳]・「平淮西碑」28首 
 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorBlog766年-63杜甫 《1486子規》 杜甫詩index-15-766年大暦元年55歲-63 <932> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6235 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2Blog 
        
 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoorBlog張泌《巻四48思越人一首》『花間集』199全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6267 
 薛濤の全詩花間集(1巻花間集(2巻花間集(3巻花間集(4巻花間集(5巻 
 魚玄機全詩花間集(6巻花間集(7巻花間集(8巻花間集(9巻花間集10巻 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
  ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)漢詩総合サイト 07ch 
 杜甫全詩案内韓愈全詩案内李白全集文選古詩源花間集案内 
 
 

 

杜甫詩1500-932-1418/2500

年:766年大暦元年55-63

卷別:    卷二二九              文體:    五言律詩

詩題:    子規

作地點:              雲安(山南東道 / 夔州 / 雲安)

及地點:雲安 (山南東道 夔州 雲安) 別名:南楚         

 

 

子規

(雲安の城郭高閣で子規をきいてよんだ詩。)

峽裡雲安縣,江樓翼瓦齊。

山あいの雲安県ここは江楼の軒端の瓦が鳥の翼のようにみえつつ、きれいにそろってならんでいる。

兩邊山木合,終日子規啼。

その城郭、楼閣の両側には山木が茂って閉ざしていて、終日、子規が啼きさけぶ。

眇眇春風見,蕭蕭夜色淒。

その啼く姿は春風にたいして遠く小さく見え、その啼き声は木立の中に、しずかに夜の景色のようにおぼえて、つめたく感ずる。

客愁那聽此,故作傍人低。

旅の愁いをもつ自分には、どうして子規のこの声を聴くにたえられようか。しかるにこの鳥は恋しくて啼くのであるから、わざと人に付き添って低く飛んで移動して泣く。

 

(子 規)

峡裡の雲安縣、江楼 巽瓦 斉し。

両辺 山木合し、終日 子規啼く。

眇眇として春風に見え、蕭蕭として夜色淒たり。

客愁 那【いか】でか此を聴かん、故に人に傍いて低るるを作す。

唐時代 地図山南 東・西道50 

 

『子規』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

子規

峽裡雲安縣,江樓翼瓦齊。

兩邊山木合,終日子規啼。

眇眇春風見,蕭蕭夜色淒。

客愁那聽此,故作傍人低。


(下し文)
(子 規)

峡裡の雲安縣、江楼 巽瓦 斉し。

両辺 山木合し、終日 子規啼く。

眇眇として春風に見え、蕭蕭として夜色淒たり。

客愁 那【いか】でか此を聴かん、故に人に傍いて低るるを作す。


(現代語訳)
(雲安の城郭高閣で子規をきいてよんだ詩。)

山あいの雲安県ここは江楼の軒端の瓦が鳥の翼のようにみえつつ、きれいにそろってならんでいる。

その城郭、楼閣の両側には山木が茂って閉ざしていて、終日、子規が啼きさけぶ。

その啼く姿は春風にたいして遠く小さく見え、その啼き声は木立の中に、しずかに夜の景色のようにおぼえて、つめたく感ずる。

旅の愁いをもつ自分には、どうして子規のこの声を聴くにたえられようか。しかるにこの鳥は恋しくて啼くのであるから、わざと人に付き添って低く飛んで移動して泣く。

夔州東川卜居図詳細 001

(訳注)

子規

(雲安の城郭高閣で子規をきいてよんだ詩。)大暦元年春、雲安にあっての作。

○子規 ほととぎす。子規と杜鵜とは別種との説があるが恐らくは同じものであろう。ほととぎす。蜀の望帝の春を思う心は、血を吐いて悲しげになく杜鵑(ホトトギス)に魂を托(たく)した。(そのように、血を吐きながらなく思いである)。
不如帰、杜宇、杜鵑、蜀魂、蜀鳥、杜魄、蜀魄、子規、躑躅。李白【宣城見杜鵑花】蜀國曾聞子規鳥,宣城還見杜鵑
成都に着いた翌年夏に『杜鵑行』を作っている。

杜鵑行 杜甫 成都(2部)浣花渓の草堂(2 -16-1)  <379> 1 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1831 杜甫詩1000-379-557/1500

杜鵑行 杜甫 成都(2部)浣花渓の草堂(2 -16-2)  <379> 2 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1835 杜甫詩1000-379-558/1500

766年大暦元年55-2-1 《杜鵑 -#1》 杜甫index-15 杜甫<865ー#1> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5090

766年大暦元年55-2-2 《杜鵑 -#2》 杜甫index-15 杜甫<865ー#2> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5095

766年大暦元年55-2-3 《杜鵑 -#3》 杜甫index-15 杜甫<865ー#3> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5100

 

峽裏雲安縣,江樓翼瓦齊。

山あいの雲安県ここは江楼の軒端の瓦が鳥の翼のようにみえつつ、きれいにそろってならんでいる。

○雲安 雲安(山南東道 / 夔州 / 雲安

○江楼 この楼は江辺の棲をいう。

○翼瓦斉 翼瓦は屋簷の瓦が鳥の翼のごとくはねあがっていることをいう、斉とは列をなす多くの瓦がそろってみえることをいう。

 

兩邊山木合,終日子規啼。

その城郭、楼閣の両側には山木が茂って閉ざしていて、終日、子規が啼きさけぶ。

○両辺 城郭の両辺の人家の側。

○合 しげっでとざす。

 

眇眇春風見,蕭蕭夜色淒。

その啼く姿は春風にたいして遠く小さく見え、その啼き声は木立の中に、しずかに夜の景色のようにおぼえて、つめたく感ずる。

○眇眇 小さくみえるさま。

○見 子規がみえる。

○粛粛しずかなさま。

○夜色淒 昼もくらくて夜の色がつめたいかのごとくにおもわれる。