杜甫  南楚  

南楚青春異,暄寒早早分。無名江上草,隨意嶺頭雲。

正月蜂相見,非時鳥共聞。杖藜妨躍馬,不是故離群。
(南楚すなわち雲安の春の景情をのべた詩。)楚の南方は春の様子が他のところとちがい、あつささむさが早くはっきりわかれる。正月だけに、いま、はや名も知らぬ江上の草が萌えだし、雪嶺山嶺のうえの雲はおもいおもいにただよっている。正月だけに、いま、蜂にもおめにかかるし、時候はずれの鳥のなきごえもだれもがともにきく。このとき自分は藜の杖をつくような老人が、馬を躍らしてとびまわる少年のじゃまにだけはなってはならぬとおもってひっこんでいるのである。だからといって、ことさら人の群から離れているというのではないのである。
766-65杜甫 1483南楚》五言律詩 杜甫詩index-15-766年大暦元年55-65 <929 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6275 

 
 2015年7月9日の紀頌之5つのBlog 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
LiveDoorBlog
270 《卷12-09寄淮南友人》Index-19 Ⅱー14-739年開元二十七年39歳 五言律詩<270> Ⅰ李白詩1545 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6273 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
  総合案内
(1)漁父辞 屈原『楚辞・九歌』東君 屈原《楚辞 『九辯』》 宋玉  <案内> 
 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
  LiveDoorBlog
76-#7 《八讀巻六11 祭十二郎文》-7 韓愈(韓退之) 803年貞元19年 38歳<1458> Ⅱ【18分割】 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6274 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
 index-5 806年39歳 50首の(2)25首index-6[807年~809年 42歳]20首index-7[810年~811年 44歳] 34首index-8 [812年~814年47歳]46首index-9[815年~816年 49歳] 57首index-10[817年~818年 51歳]・「平淮西碑」28首 
 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorBlog766年-65杜甫 《1483南楚》五言律詩 杜甫詩index-15-766年大暦元年55歲-65 <929> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6275 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2Blog 
        
 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoorBlog張泌《巻四50柳枝一首》『花間集』201全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6277 
 薛濤の全詩花間集(1巻花間集(2巻花間集(3巻花間集(4巻花間集(5巻 
 魚玄機全詩花間集(6巻花間集(7巻花間集(8巻花間集(9巻花間集10巻 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
  ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)漢詩総合サイト 07ch 
 杜甫全詩案内韓愈全詩案内李白全集文選古詩源花間集案内 
 
 

 杜甫詩1500-929-1426/2500

年:766年大暦元年55

卷別:    卷二二九              文體:    五言律詩

詩題:    南楚

作地點:              雲安(山南東道 / 夔州 / 雲安)

及地點:              雲安 (山南東道 夔州 雲安) 別名:南楚         

 

 

南楚

(南楚すなわち雲安の春の景情をのべた詩。)

南楚青春異,暄寒早早分。

楚の南方は春の様子が他のところとちがい、あつささむさが早くはっきりわかれる。

無名江上草,隨意嶺頭雲。

正月だけに、いま、はや名も知らぬ江上の草が萌えだし、雪嶺山嶺のうえの雲はおもいおもいにただよっている。

正月蜂相見,非時鳥共聞。

正月だけに、いま、蜂にもおめにかかるし、時候はずれの鳥のなきごえもだれもがともにきく。

杖藜妨躍馬,不是故離群。

このとき自分は藜の杖をつくような老人が、馬を躍らしてとびまわる少年のじゃまにだけはなってはならぬとおもってひっこんでいるのである。だからといって、ことさら人の群から離れているというのではないのである。

 

(南楚)

南楚 青春 異なり、喧寒 早早に分かる。

無名 江上の草,隨意なり 嶺頭の雲。

正月 蜂 相い見る,非時 鳥 共に聞く。

杖藜【じょうれい】 躍馬を妨げん,是れ故【ことさら】に群を離るるならず。

 

 

『南楚』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

南楚

南楚青春異,暄寒早早分。

無名江上草,隨意嶺頭雲。

正月蜂相見,非時鳥共聞。

杖藜妨躍馬,不是故離群。

(下し文)
(
南楚)

南楚 青春 異なり、喧寒 早早に分かる。

無名 江上の草,隨意なり 嶺頭の雲。

正月 蜂 相い見る,非時 鳥 共に聞く。

杖藜【じょうれい】 躍馬を妨げん,是れ故【ことさら】に群を離るるならず。

(現代語訳)
(南楚すなわち雲安の春の景情をのべた詩。)

楚の南方は春の様子が他のところとちがい、あつささむさが早くはっきりわかれる。

正月だけに、いま、はや名も知らぬ江上の草が萌えだし、雪嶺山嶺のうえの雲はおもいおもいにただよっている。

正月だけに、いま、蜂にもおめにかかるし、時候はずれの鳥のなきごえもだれもがともにきく。

このとき自分は藜の杖をつくような老人が、馬を躍らしてとびまわる少年のじゃまにだけはなってはならぬとおもってひっこんでいるのである。だからといって、ことさら人の群から離れているというのではないのである。


(訳注)

南楚

(南楚すなわち雲安の春の景情をのべた詩。)

尾二句によれば他より出遊のさそいをうけたときよんだものであろう。大暦元年正月雲安にあっての作。

 

南楚青春異,暄寒早早分。

楚の南方は春の様子が他のところとちがい、あつささむさが早くはっきりわかれる。

○南楚 雲安は古の楚の西南にある、故に南楚という。 

○異 他地とことなる。

○喧寒 あたたかさ、さむさ。

 

無名江上草,隨意嶺頭雲。

正月だけに、いま、はや名も知らぬ江上の草が萌えだし、雪嶺山嶺のうえの雲はおもいおもいにただよっている。

○嶺頭雲 雪嶺山脈の上にかかる雲。 

 

正月蜂相見,非時鳥共聞。

正月だけに、いま、蜂にもおめにかかるし、時候はずれの鳥のなきごえもだれもがともにきく。

○蜂相見 相見はこちらが蜂と相い見ることをいう。

○非時 時候はずれ。○鳥共聞 共閲は衆人と共にきく意であろう。

 

杖藜妨躍馬,不是故離群。

このとき自分は藜の杖をつくような老人が、馬を躍らしてとびまわる少年のじゃまにだけはなってはならぬとおもってひっこんでいるのである。だからといって、ことさら人の群から離れているというのではないのである。

〇枚 あかぎのつえをつく、自己をいう。

○躍馬 少年で馬をおどらして遊ぶものをいう。

○離群 衆人のむれからはなれて孤独でおること。