杜甫  宿江邊閣  

暝色延山徑,高齋次水門。薄雲巖際宿,孤月浪中翻。

鸛鶴追飛靜,豺狼得食喧。不眠憂戰伐,無力正乾坤。

(三峡に向かう長江のほとりにある草閣に泊まった時のことを詠う)山の小道まで暗がりの色が広がり伸びてくると、自分は高い位置にある書斎にいるその水門の側に泊まる事にした。その時、巌の端に薄い雲がおなじように泊まっていて、一つの月影が波のまにまに翻る。自分は夜が更けても寝つけず、というのも世間に戦伐が絶えないことが心配され、気になって寝れないからだ、遺憾ながら、天地のまがったのを正すだけの力を持っていないからどうしようもない。

766-71杜甫 1711宿江邊閣【案:即後西閣。】》七言律詩 杜甫詩index-15-766年大暦元年55-71 <934 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6305

 
 2015年7月15日の紀頌之5つのBlog 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
LiveDoorBlog
273#2 《卷十五09送楊山人歸天台#2》Index-19 Ⅱー14-739年開元二十七年39歳 【2分割】<273#2> Ⅰ李白詩1551 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6303 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
  総合案内
(1)漁父辞 屈原『楚辞・九歌』東君 屈原《楚辞 『九辯』》 宋玉  <案内> 
 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
 LiveDoorBlog
76-#13 《八讀巻六11 祭十二郎文》-13 韓愈(韓退之) 803年貞元19年 38歳<1464> Ⅱ【18分割】 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6304 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
 index-5 806年39歳 50首の(2)25首index-6[807年~809年 42歳]20首index-7[810年~811年 44歳] 34首index-8 [812年~814年47歳]46首index-9[815年~816年 49歳] 57首index-10[817年~818年 51歳]・「平淮西碑」28首 
 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorBlog766年-71杜甫 《1711宿江邊閣【案:即後西閣。】》七言律詩 杜甫詩index-15-766年大暦元年55歲-71 <934> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6305 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2Blog 
        
 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoorBlog7毛文錫《巻五06虞美人二首其二》『花間集』207全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6307 
 薛濤の全詩花間集(1巻花間集(2巻花間集(3巻花間集(4巻花間集(5巻 
 魚玄機全詩花間集(6巻花間集(7巻花間集(8巻花間集(9巻花間集10巻 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
  ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)漢詩総合サイト 07ch 
 杜甫全詩案内韓愈全詩案内李白全集文選古詩源花間集案内 
 
 

 

杜甫詩1500-934-1432/2500

年:766年大暦元年

卷別:    卷二二九              文體:    五言律詩

詩題:    宿江邊閣【即後西閣。】

及地點:              江邊閣 (山南東道 夔州 夔州) 別名:草閣      

 

 

宿江邊閣【即後西閣。】

(三峡に向かう長江のほとりにある草閣に泊まった時のことを詠う)

暝色延山徑,高齋次水門。

山の小道まで暗がりの色が広がり伸びてくると、自分は高い位置にある書斎にいるその水門の側に泊まる事にした。

薄雲巖際宿,孤月浪中翻。

その時、巌の端に薄い雲がおなじように泊まっていて、一つの月影が波のまにまに翻る。

鸛鶴追飛靜,豺狼得食喧。

鸛【コウヅル】や鶴が静かに相い追うようにして飛び、豺狼は食物を得ようと喧しく騒ぎ立てる。

不眠憂戰伐,無力正乾坤。

自分は夜が更けても寝つけず、というのも世間に戦伐が絶えないことが心配され、気になって寝れないからだ、遺憾ながら、天地のまがったのを正すだけの力を持っていないからどうしようもない。

 

(江邊の閣に宿す【即後に西閣とす。】)

暝色 山徑に延び,高齋 水門に次る。

薄雲 巖際に宿す,孤月 浪中に翻る。

鸛鶴 追飛 靜かに,豺狼 得食 喧し。

眠らず 戰伐を憂うに,無力 乾坤を正すに。

 

 

『宿江邊閣【即後西閣。】』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

宿江邊閣【即後西閣。】

暝色延山徑,高齋次水門。

薄雲巖際宿,孤月浪中翻。

鸛鶴追飛靜,豺狼得食喧。

不眠憂戰伐,無力正乾坤。

 

(宿江邊閣【即後西閣。】)

暝色延山徑,高齋次水門。薄雲巖際宿,孤月浪中翻。鸛鶴追飛靜【鸛鶴追飛盡】,豺狼得食喧。不眠憂戰伐,無力正乾坤。


(下し文)
(
江邊の閣に宿す【即後に西閣とす。】)

暝色 山徑に延び,高齋 水門に次る。

薄雲 巖際に宿す,孤月 浪中に翻る。

鸛鶴 追飛 靜かに,豺狼 得食 喧し。

眠らず 戰伐を憂うに,無力 乾坤を正すに。

(現代語訳)
(三峡に向かう長江のほとりにある草閣に泊まった時のことを詠う)

山の小道まで暗がりの色が広がり伸びてくると、自分は高い位置にある書斎にいるその水門の側に泊まる事にした。

その時、巌の端に薄い雲がおなじように泊まっていて、一つの月影が波のまにまに翻る。

鸛【コウヅル】や鶴が静かに相い追うようにして飛び、豺狼は食物を得ようと喧しく騒ぎ立てる。

自分は夜が更けても寝つけず、というのも世間に戦伐が絶えないことが心配され、気になって寝れないからだ、遺憾ながら、天地のまがったのを正すだけの力を持っていないからどうしようもない。


(訳注)

宿江邊閣【即後西閣。】

(三峡に向かう長江のほとりにある草閣に泊まった時のことを詠う)

江邊閣 水門の側に在る草閣。

杜甫《巻十七草閣》「草閣臨無地,柴扉永不關。魚龍迴夜水,星月動秋山。久露清初,高雲薄未還。汎舟慚小婦,飄泊損紅顏。」

 

暝色延山徑,高齋次水門。

山の小道まで暗がりの色が広がり伸びてくると、自分は高い位置にある書斎にいるその水門の側に泊まる事にした。

暝色延山徑 山の小道まで暗がりの色が広がり伸びてくる三峡の夕方の様子のこと。

高齋 は高い位置にある書斎。

次水門 次は宿泊すること。水路駅の門である。

 

薄雲巖際宿,孤月浪中翻。

その時、巌の端に薄い雲がおなじように泊まっていて、一つの月影が波のまにまに翻る。

薄雲巖際宿,孤月浪中翻 南朝梁詩人何遜《入西塞示南府同僚》「薄雲岩際出,初月波中上。」を数字代えて使った。

 

鸛鶴追飛靜,豺狼得食喧。

鸛【コウヅル】や鶴が静かに相い追うようにして飛び、豺狼は食物を得ようと喧しく騒ぎ立てる。

豺狼 1 やまいぬとおおかみ。2 残酷で欲深い人。むごたらしいことをする人。ここは、参族などを含む、各地で叛乱を起す者たち。

 

不眠憂戰伐,無力正乾坤。

自分は夜が更けても寝つけず、というのも世間に戦伐が絶えないことが心配され、気になって寝れないからだ、遺憾ながら、天地のまがったのを正すだけの力を持っていないからどうしようもない。