覆舟,二首之一

巫峽盤渦曉,黔陽貢物秋。  丹砂同隕石,翠羽共沈舟。 

羈使空斜影,龍居閟積流。  篙工幸不溺,俄頃逐輕鷗。 
覆舟,二首の一(巫峽を下る船が転覆した時の様子を詠う。)

ここ巫峽を下る水は、急流で渦を巻いている、ある暁のことである。それは、黔陽から都の方へ貢物を持ってゆく秋のことであった。その船が転覆したのだ、船に載せていた、丹砂は隕石が地上に落ちて浮くように、水底に落ちていったし、翡翠の羽は、沈没船とともに沈んでいった。旅の道程の中途にある鉱物宰領の役人はその影が斜めになったと思ったら消えてしまった、だから、龍宮は積流の奥に閉じ込められてしまったのである。竿を使っていた船頭は、幸いにもおぼれずに済んだ、彼は水に落ちてもにわかに水上に浮いてカモメを追い立てて泳ぎだしたのである。覆っても、水は民衆であり、扇動を助けたのである。

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 杜甫詩1500-1005-1503/2500

年:766年大暦元年55-133

卷別: 卷二三○  文體: 五言律詩 

詩題: 覆舟,二首之一 

作地點: 夔州(山南東道 / 夔州 / 夔州) 

及地點:巫州 (黔中道 巫州 巫州)  別名:黔陽     

 

 

覆舟,二首之一

覆舟,二首の一(巫峽を下る船が転覆した時の様子を詠う。)

巫峽盤渦曉,黔陽貢物秋。 

ここ巫峽を下る水は、急流で渦を巻いている、ある暁のことである。それは、黔陽から都の方へ貢物を持ってゆく秋のことであった。

丹砂同隕石,翠羽共沈舟。 

その船が転覆したのだ、船に載せていた、丹砂は隕石が地上に落ちて浮くように、水底に落ちていったし、翡翠の羽は、沈没船とともに沈んでいった。

羈使空斜影,龍居閟積流。 

旅の道程の中途にある鉱物宰領の役人はその影が斜めになったと思ったら消えてしまった、だから、龍宮は積流の奥に閉じ込められてしまったのである。

篙工幸不溺,俄頃逐輕鷗。 

竿を使っていた船頭は、幸いにもおぼれずに済んだ、彼は水に落ちてもにわかに水上に浮いてカモメを追い立てて泳ぎだしたのである。覆っても、水は民衆であり、扇動を助けたのである。

(覆舟,二首の一)

巫峽 盤渦の曉,黔陽 貢物の秋。 

丹砂 隕石に同じ,翠羽 沈舟と共にす。 

羈使 斜影空しく,龍居 積流に閟ず。 

篙工 幸に溺れず,俄頃 輕鷗を逐う。 
 

唐時代 地図山南 東・西道50

山南東道北部唐州随州01覆舟,二首之一』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

覆舟,二首之一

巫峽盤渦曉,黔陽貢物秋。 

丹砂同隕石,翠羽共沈舟。 

羈使空斜影,龍居閟積流。 

篙工幸不溺,俄頃逐輕鷗。 
詩文(含異文) 巫峽盤渦曉,黔陽貢物秋。丹砂同隕石,翠羽共沈舟【案:〈張儀傳〉:「積羽沈舟。」】。羈使空斜影,龍居閟積流【龍宮閟積流】。篙工幸不溺,俄頃逐輕鷗。 


(下し文)
(覆舟,二首の一)

巫峽 盤渦の曉,黔陽 貢物の秋。 

丹砂 隕石に同じ,翠羽 沈舟と共にす。 

羈使 斜影空しく,龍居 積流に閟ず。  

篙工 幸に溺れず,俄頃 輕鷗を逐う。 

(現代語訳)
覆舟,二首の一(巫峽を下る船が転覆した時の様子を詠う。)

ここ巫峽を下る水は、急流で渦を巻いている、ある暁のことである。それは、黔陽から都の方へ貢物を持ってゆく秋のことであった。

その船が転覆したのだ、船に載せていた、丹砂は隕石が地上に落ちて浮くように、水底に落ちていったし、翡翠の羽は、沈没船とともに沈んでいった。

旅の道程の中途にある鉱物宰領の役人はその影が斜めになったと思ったら消えてしまった、だから、龍宮は積流の奥に閉じ込められてしまったのである。

竿を使っていた船頭は、幸いにもおぼれずに済んだ、彼は水に落ちてもにわかに水上に浮いてカモメを追い立てて泳ぎだしたのである。覆っても、水は民衆であり、扇動を助けたのである。


(訳注)

覆舟,二首之一

覆舟,二首の一(巫峽を下る船が転覆した時の様子を詠う。)

覆舟 載舟覆舟のこと。水は舟を浮かべるものであるが、同時に舟を転覆させもする意。君主を舟、民衆を水にたとえたもの。「舟ふねを載のせ舟ふねを覆くつがえす」と訓読する。▽.君主は人民によって支えられ、また、人民によって滅ぼされること。君主は人民を愛し、政治に安んじさせることが必要であるということをいう。また、人は味方して盛り立ててくれることもあれば、敵となってつぶしにかかることもあるということ。《荀子·王制》「傳曰:'君者舟也,庶人者水也,水則載舟,水則覆舟。'此之謂也。」

 

巫峽盤渦曉,黔陽貢物秋。 

ここ巫峽を下る水は、急流で渦を巻いている、ある暁のことである。それは、黔陽から都の方へ貢物を持ってゆく秋のことであった。

巫峽 巫峡は中国・長江三峡の二番目の峡谷。重慶市巫山県の大寧河の河口から湖北省巴東県官渡口まで全長45km 上流側の巫山県は四川盆地東端にあり、巫山山脈をはじめ東西方向に伸びる細長い褶曲山脈多数が並行して走っている。巫山県城付近は長江沿いの丘陵地帯で大寧河の河口付近にある。

盤渦 急流、早瀬の渦巻くこと。

黔陽 重慶府彭水縣。黔中道 巫州、別名:黔陽。沅江(げんこう/ユワンチヤン)上流部に沿う。漢代に鐔成(たんせい)県が置かれ、南北朝の梁(りょう)代には竜(りゅうひょう)県、唐代には竜標県、宋(そう)以後黔陽県とよばれるに至った。米、柑橘(かんきつ)類、桐油(とうゆ)、椿油(つばきあぶら)、ワタ、松脂(まつやに)、用材などの農林産物がある。

貢物 朝廷に対してのみつぎもの。丹砂,翠羽などをいう。

 

丹砂同隕石,翠羽共沈舟。 

その船が転覆したのだ、船に載せていた、丹砂は隕石が地上に落ちて浮くように、水底に落ちていったし、翡翠の羽は、沈没船とともに沈んでいった。

丹砂 鉱物の名。硫化水銀(II)HgS)からなる鉱物である。別名に賢者の石、赤色硫化水銀、丹砂、朱砂などがある。

隕石 惑星間空間に存在する固体物質が地球などの惑星の表面に落下してきたもののこと。

翠羽 翡翠、翠鷸などの鳥の羽。

 

羈使空斜影,龍居閟積流。 

旅の道程の中途にある鉱物宰領の役人はその影が斜めになったと思ったら消えてしまった、だから、龍宮は積流の奥に閉じ込められてしまったのである。

羈使 旅の道程の中途にある鉱物宰領の役人。

斜影 船が転覆するときの使者の役人がななめになった時の姿を言う。

龍居 龍は深い淵の水底に住んでいる、すなわち、龍宮で、そこに閉じ込められたということ。

閟積流 幾重にも積もったような流れが龍宮の上に重なっていて、その流れがふたをするように閉じ込めたという意。

 

篙工幸不溺,俄頃逐輕鷗。 

竿を使っていた船頭は、幸いにもおぼれずに済んだ、彼は水に落ちてもにわかに水上に浮いてカモメを追い立てて泳ぎだしたのである。覆っても、水は民衆であり、扇動を助けたのである。

篙工 竿をたくみに使っていた船頭。

俄頃 すぐに、にわかに水上に浮いてきたこと。