杜甫  奉送蜀州柏二別駕將中丞命赴江陵起居,衛尚書太夫人因示從弟行軍司馬佐

【案:別駕乃中丞之弟。衛伯玉時為荊南節度、檢校工部尚書。】

中丞問俗畫熊頻,愛弟傳書彩鷁新。遷轉五州防禦使,起居八座太夫人。

楚宮臘送荊門水,白帝雲碧海春。報與惠連詩不惜,知吾斑鬢總如銀。

(蜀州の別駕である柏某が柏中丞の使命を以て江陵へゆき、そこの衛尚書の母堂の安否を尋ねるらるのをお送りし、ついでにあちらにいる従弟行軍司馬杜位に示すために作った詩。)

ここに別駕とあるのは、すなわち中丞の弟である。衛伯玉が尚書である時、大暦五年五月荊南節度に、檢校工部尚書を加えられる。

柏中丞は風俗を視察せられるために、画熊の車を馳せられる。それで暇もないからこのたび愛弟である粕二別駕が中丞の手紙を伝えるため新に鷁首の船をだされるのである。中丞は五州防禦使に遷官せられ、八座の太夫人である衛尚書の母堂の安否をたづねさせられる。年の暮れ臘節にあたって楚宮のある此地の上流からは荊門へ向って水流を送りやる、白帝城のある此地の雲は早くも人の知らないあいだに碧海の春景色を含んでいるようだ。別駕よ、謝礼連と謝靈運のいとこ同士に比すべき吾が従弟の杜位に「こちらへよこす詩を惜むな」と報じていただきたい。また「自分の半白の鬢が今はすっかり銀のごとく白くなったことを承知せよ」と報じていただきたい。

766-174杜甫 1826-奉送蜀州柏二別駕將中丞命赴江陵起居,衛尚書太夫人因示從弟行軍司馬佐》52 杜甫詩index-15-766年大暦元年55-174 <1050 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6930 

 

 
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杜甫詩1500-1050-1544/2500

年:766年大暦元年55-174

卷別:    卷二三二              文體:    七言律詩

詩題:    奉送蜀州柏二別駕將中丞命赴江陵起居,衛尚書太夫人因示從弟行軍司馬佐【案:別駕乃中丞之弟。衛伯玉時為荊南節度、檢校工部尚書。】

作地點:              目前尚無資料

及地點:              蜀州 (劍南道北部 蜀州 蜀州)           

江陵 (山南東道 荊州 江陵)             

白帝城 (山南東道 夔州 奉節) 別名:白帝、白帝樓、公孫城    

交遊人物/地點:柏二別駕   當地交遊

衛尚書太夫人          當地交遊

杜位          書信往來(山南東道 荊州 江陵)

 

 

奉送蜀州柏二別駕將中丞命赴江陵起居,衛尚書太夫人因示從弟行軍司馬佐

【案:別駕乃中丞之弟。衛伯玉時為荊南節度、檢校工部尚書。】

中丞問俗畫熊頻,愛弟傳書彩鷁新。

遷轉五州防禦使,起居八座太夫人。

楚宮臘送荊門水,白帝雲碧海春。

報與惠連詩不惜,知吾斑鬢總如銀。

(蜀州の別駕である柏某が柏中丞の使命を以て江陵へゆき、そこの衛尚書の母堂の安否を尋ねるらるのをお送りし、ついでにあちらにいる従弟行軍司馬杜位に示すために作った詩。)

ここに別駕とあるのは、すなわち中丞の弟である。衛伯玉が尚書である時、大暦五年五月荊南節度に、檢校工部尚書を加えられる。

柏中丞は風俗を視察せられるために、画熊の車を馳せられる。それで暇もないからこのたび愛弟である粕二別駕が中丞の手紙を伝えるため新に鷁首の船をだされるのである。

中丞は五州防禦使に遷官せられ、八座の太夫人である衛尚書の母堂の安否をたづねさせられる。

年の暮れ臘節にあたって楚宮のある此地の上流からは荊門へ向って水流を送りやる、白帝城のある此地の雲は早くも人の知らないあいだに碧海の春景色を含んでいるようだ。

別駕よ、謝礼連と謝靈運のいとこ同士に比すべき吾が従弟の杜位に「こちらへよこす詩を惜むな」と報じていただきたい。また「自分の半白の鬢が今はすっかり銀のごとく白くなったことを承知せよ」と報じていただきたい。

 

蜀州の柏二別駕が中丞の命を將【おこな】い、江陵に赴きて衛尚書の太夫人を起居するを送り奉る,因りて從弟行軍司馬佐に示す。)

【別駕 乃ち中丞の弟。衛伯玉の時 荊南節度に、檢校工部尚書と為り。】

中丞 俗を問いて畫熊 頻りなり,愛弟 書を傳えて彩鷁 なり。

遷轉す五州の防禦使,起居す 八座の太夫人。

楚宮臘には送る 荊門の水,白帝雲はむ 碧海の春。

與【ため】に惠連に報ぜよ 詩惜まざれ,吾が斑鬢 總て如銀のくなるを知れよ。

 

『奉送蜀州柏二別駕將中丞命赴江陵起居,衛尚書太夫人因示從弟行軍司馬佐』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

奉送蜀州柏二別駕將中丞命赴江陵起居,衛尚書太夫人因示從弟行軍司馬佐

【案:別駕乃中丞之弟。衛伯玉時為荊南節度、檢校工部尚書。】

中丞問俗畫熊頻,愛弟傳書彩鷁新。

遷轉五州防禦使,起居八座太夫人。

楚宮臘送荊門水,白帝雲碧海春。

報與惠連詩不惜,知吾斑鬢總如銀。

(下し文)

蜀州の柏二別駕が中丞の命を將【おこな】い、江陵に赴きて衛尚書の太夫人を起居するを送り奉る,因りて從弟行軍司馬佐に示す。)

【別駕 乃ち中丞の弟。衛伯玉の時 荊南節度に、檢校工部尚書と為り。】

中丞 俗を問いて畫熊 頻りなり,愛弟 書を傳えて彩鷁 なり。

遷轉す五州の防禦使,起居す 八座の太夫人。

楚宮臘には送る 荊門の水,白帝雲はむ 碧海の春。

與【ため】に惠連に報ぜよ 詩惜まざれ,吾が斑鬢 總て如銀のくなるを知れよ。

(現代語訳)
(蜀州の別駕である柏某が柏中丞の使命を以て江陵へゆき、そこの衛尚書の母堂の安否を尋ねるらるのをお送りし、ついでにあちらにいる従弟行軍司馬杜位に示すために作った詩。)

ここに別駕とあるのは、すなわち中丞の弟である。衛伯玉が尚書である時、大暦五年五月荊南節度に、檢校工部尚書を加えられる。

柏中丞は風俗を視察せられるために、画熊の車を馳せられる。それで暇もないからこのたび愛弟である粕二別駕が中丞の手紙を伝えるため新に鷁首の船をだされるのである。

中丞は五州防禦使に遷官せられ、八座の太夫人である衛尚書の母堂の安否をたづねさせられる。

年の暮れ臘節にあたって楚宮のある此地の上流からは荊門へ向って水流を送りやる、白帝城のある此地の雲は早くも人の知らないあいだに碧海の春景色を含んでいるようだ。

別駕よ、謝礼連と謝靈運のいとこ同士に比すべき吾が従弟の杜位に「こちらへよこす詩を惜むな」と報じていただきたい。また「自分の半白の鬢が今はすっかり銀のごとく白くなったことを承知せよ」と報じていただきたい。


(訳注)

奉送蜀州柏二別駕將中丞命赴江陵起居,衛尚書太夫人因示從弟行軍司馬佐

(蜀州の別駕である柏某が柏中丞の使命を以て江陵へゆき、そこの衛尚書の母堂の安否を尋ねるらるのをお送りし、ついでにあちらにいる従弟行軍司馬杜位に示すために作った詩。)

大暦元年十二月、夔州での作。

【案:別駕乃中丞之弟。衛伯玉時為荊南節度、檢校工部尚書。】

ここに別駕とあるのは、すなわち中丞の弟である。衛伯玉が尚書である時、大暦五年五月荊南節度に、檢校工部尚書を加えられる。

【1】    蜀州 今、四川省成都府崇慶州。

【2】    柏二別駕 柏中丞の弟、別駕は州の属官である。

【3】    將中丞命 將命とは命令かもってゆくこと、中丞は柏中丞。

【4】    江陵 湖北省荊州府。

【5】    起居 御機嫌伺いをすること、その人の起居の安否如何な問うことをいう。

【6】    衛尚書 衛伯玉のこと。大暦元年五月、荊南節度使衛伯玉に検校工部尚書を加えられたこと。

【7】    太夫人 衛伯玉の母をいう、漢の法にては列侯の母にしてはじめて太夫人と称す、後世はひろくいふ。蓋し柏中丞と衛尚書とは従兄弟の関係にあるものである。

【8】    従弟行軍司馬位 作者の年下のいとこにて伯玉が配下にて行軍司馬の役をつとめている杜位のこと。

 

中丞問俗畫熊頻,愛弟傳書彩鷁新。

柏中丞は風俗を視察せられるために、画熊の車を馳せられる。それで暇もないからこのたび愛弟である粕二別駕が中丞の手紙を伝えるため新に鷁首の船をだされるのである。

【9】    問俗 領内人民の風俗を問う、民情か視察すること。

【10】  畫熊頻 畫熊は車の欄軾のところに熊の形象を描いた車の事。絵柄によって官位がわかるもので、その車が頻繁に来ることを言う

【11】  愛弟 柏二別駕をいう。

【12】  傳書 中丞の手紙を先方へつたえること。

【13】  彩鷁新 彩鷁は船をいうもの、水紳を壓するため船首に鷁鳥を新な彩色にてえがく、別駕がのってゆく船をいう。

 

遷轉五州防禦使,起居八座太夫人。

中丞は五州防禦使に遷官せられ、八座の太夫人である衛尚書の母堂の安否をたづねさせられる。

【14】  遷轉 官位を遷ること。

【15】  五州防禦使 代宗の廣徳二年に夔・忠・涪防禦使を置き夔州に治す、もとは夔州・峡州・忠州・歸州・萬州の五州を領して荊南節度使に隷属せしものなりと、柏中丞、このとき夔州都督より防禦使に遷りしものとみえたり。

【16】  八座太夫人 八座とは主要な官省八種をいう、其の内容に時代により同じからず、隋、唐の時、以て左右僕射と六部尚書で “八座尚書”と為した。 參見できるものの総称として<<八座>>という ”。衛伯玉は検校工部尚書であるから、八座の一に居る。其の母であるから、八座太夫人という。

 

楚宮臘送荊門水,白帝雲碧海春。

年の暮れ臘節にあたって楚宮のある此地の上流からは荊門へ向って水流を送りやる、白帝城のある此地の雲は早くも人の知らないあいだに碧海の春景色を含んでいるようだ。

【17】  楚官楚王の宮、鉱山駿にわり、巳に見岬。

【18】  臘 十二月の別名。師走(しわす)。「臘」は、「年の瀬」「12月」という意味がある。師走・極月などとともに、臘月は旧暦一二月の異称。年末のことを臘尾といったり、年が明けて前年となった一二月のことを旧臘という。

【19】  荊門山の名。

【20】  白帝 城の名、夔州城の隣にあった。

【21】   は盗む、人の知られない潜にということを含むことをいう。

【22】  碧海 荊州の廣き江水をさす。其の末流、東流して海に入る。

 

報與惠連詩不惜,知吾斑鬢總如銀。

別駕よ、謝礼連と謝靈運のいとこ同士に比すべき吾が従弟の杜位に「こちらへよこす詩を惜むな」と報じていただきたい。また「自分の半白の鬢が今はすっかり銀のごとく白くなったことを承知せよ」と報じていただきたい。

【23】  報與 我が為めに彼に報ぜよ、これは柏別駕にむかいていう辭なり。

【24】  惠連 宋の謝惠連。謝靈運が従弟にて文才あり、今借りて杜甫の従弟杜位に比したもの。

【25】  詩不惜 我に贈る詩篇を愛惜するなかれ。

【26】  知吾 吾の作る詩を知れとに杜位にむかっていうなり。