杜甫  晝夢  

二月饒睡昏昏然,不獨夜短晝分眠。桃花氣暖眼自醉,春渚日落夢相牽。

門巷荊棘底,中原君臣豺虎邊。安得務農息戰鬥,普天無吏橫索錢。

(昼寝せし時の感をのべる。)  二月には睡ることが多くて、ただ、うとうととしてくらし、はるは短夜で夜寝が少なくなるからばかりでなく真昼中でさえも眠るのである。桃の花などが咲いて大気は温暖にひとりでに眼が酔うようになり、春江のなぎさに日が落ちかかるまで夢がよそえひきつけられる。その夢はどこにあそぶのかといえば、故郷の門巷はこの菱州の荊と棘の底にうずめられているし、中原地方の君臣、代宗は虎の様なもののほとりにさまよっておられる。どうにかして農業を務めさせて戦闘をやめてしまい、天下じゅう役人が無理に人民から銭を取りたてることのない様にしたいものである。

杜少陵集18-48

晝  夢

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7467 

杜甫詩index-15

767年大暦256  (8)

1164 <1614

 

 
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杜甫詩1500-1164-1614/2500   767年大暦256-(8)

詩友の柏茂琳の配慮によって、少し安定した気持ちで大暦二年(767)の新年を迎えた。中国では陰暦正月、立春の日に生の野菜を細かく刻んで食べる習慣がある。その「春盤」(立春の祝いの大皿)をみて、杜甫は「両京」、つまり長安と洛陽の梅の開花を思い出したものである。

1

18-41

立春

2

18-42

江梅

3

18-43

庭草

4

18-45

王十五前閣會

5

15-16

老病

6

18-46

崔評事弟許相迎不到應慮老夫見泥雨怯出必愆佳期走筆戲簡

7

18-44

8

18-48

晝夢

9

18-47

遣悶戲呈路十九曹長

10

18-50

即事

11

18-49

暮春

12

19-23

雨  (山雨不作埿,)

13

15-58

卷一五58  晴二首其一

14

15-59

卷一五59  晴二首其二

15

18-51

懷灞上遊

16

18-84

月,三首之一

17

18-85

月,三首之二

18

18-86

月,三首之三

 

 

杜甫詩1500-1163-1613/2500   767年大暦256-(7)

作時年:

767

大暦2

56

卷別:

卷二百三十一  17

文體:

七言律詩

 

18-48

 

 

詩題:

晝夢

序文・原註

 

作地點:

瀼西(山南東道 / 夔州 / 瀼西)

 

 

及地點:

 

 

 

交遊人物:

 

 

 

 

231_17 《晝夢》杜甫 

晝夢

(昼寝せし時の感をのべる。)

二月饒睡昏昏然,不獨夜短晝分眠。

二月には睡ることが多くて、ただ、うとうととしてくらし、はるは短夜で夜寝が少なくなるからばかりでなく真昼中でさえも眠るのである。

桃花氣暖眼自醉,春渚日落夢相牽。

桃の花などが咲いて大気は温暖にひとりでに眼が酔うようになり、春江のなぎさに日が落ちかかるまで夢がよそえひきつけられる。

門巷荊棘底,中原君臣豺虎邊。 

その夢はどこにあそぶのかといえば、故郷の門巷はこの菱州の荊と棘の底にうずめられているし、中原地方の君臣、代宗は虎の様なもののほとりにさまよっておられる。

安得務農息戰鬥,普天無吏橫索錢。 

どうにかして農業を務めさせて戦闘をやめてしまい、天下じゅう役人が無理に人民から銭を取りたてることのない様にしたいものである。

 

(晝夢)

二月 睡りは饒く 昏昏然たり,獨り夜の短きにのみならず晝分にも眠る。

桃花 氣暖かにして眼 自ら醉う,春渚 日落ちて夢 相い牽く。

門巷 荊棘の底,中原も君臣 豺虎の邊。

安んぞ得ん 農を務めして 戰鬥を息め,普天 吏の橫さまに錢を索る無きを。

長安城図 作図00 

『晝夢』現代語訳と訳註解説
(
本文)

晝夢

二月饒睡昏昏然,不獨夜短晝分眠。

桃花氣暖眼自醉,春渚日落夢相牽。

門巷荊棘底,中原君臣豺虎邊。

安得務農息戰鬥,普天無吏橫索錢。

(下し文)
(晝夢)

二月 睡りは饒く 昏昏然たり,獨り夜の短きにのみならず晝分にも眠る。

桃花 氣暖かにして眼 自ら醉う,春渚 日落ちて夢 相い牽く。

門巷 荊棘の底,中原も君臣 豺虎の邊。

安んぞ得ん 農を務めして 戰鬥を息め,普天 吏の橫さまに錢を索る無きを。

(現代語訳)
晝夢(昼寝せし時の感をのべる。)

二月には睡ることが多くて、ただ、うとうととしてくらし、はるは短夜で夜寝が少なくなるからばかりでなく真昼中でさえも眠るのである。

桃の花などが咲いて大気は温暖にひとりでに眼が酔うようになり、春江のなぎさに日が落ちかかるまで夢がよそえひきつけられる。

その夢はどこにあそぶのかといえば、故郷の門巷はこの菱州の荊と棘の底にうずめられているし、中原地方の君臣、代宗は虎の様なもののほとりにさまよっておられる。

どうにかして農業を務めさせて戦闘をやめてしまい、天下じゅう役人が無理に人民から銭を取りたてることのない様にしたいものである。


(訳注) 

晝夢

(昼寝せし時の感をのべる。)大暦二年春の作。

 

 

二月饒睡昏昏然,不獨夜短晝分眠。

二月には睡ることが多くて、ただ、うとうととしてくらし、はるは短夜で夜寝が少なくなるからばかりでなく真昼中でさえも眠るのである。

1 饒睡 多く眠ること。

2 昏昏 1 暗くて物の区別がつかないさま。また、道理に暗いさま。2 意識がないさま。3 寝入っているさま

3 晝分 1 昼頃。昼どき。2 衣服などが古くなりかけていること。

 

桃花氣暖眼自醉,春渚日落夢相牽。

桃の花などが咲いて大気は温暖にひとりでに眼が酔うようになり、春江のなぎさに日が落ちかかるまで夢がよそえひきつけられる。

4 春渚 春江のなぎさ。夔州の杜甫の住まいは、長江のほとりが多く、瀼西の草堂は、長江支流の大瀼水であるが、舟を繋留しておけるだけの大きな流れであった。

5 夢相牽 夢がよそえひきつけられる。

 

門巷荊棘底,中原君臣豺虎邊。 

その夢はどこにあそぶのかといえば、故郷の門巷はこの菱州の荊と棘の底にうずめられているし、中原地方の君臣、代宗は虎の様なもののほとりにさまよっておられる。

6 君臣豺虎邊 《18-44愁》でも「虎縱橫」とある。 長安に戻っても、杜甫は、朝廷からはじき出された、猛虎の様な賀蘭進明に加え、第五琦という暴吏がはびこったままであること、貨幣の悪鋳造(一枚で十銭に相当する大銭を初めて鋳造する。面には「乾元重寶」)によるインフレの急伸、天下から青苗銭とゆう税を取り、これで百官の棒給を払い、そのうえ、均田に一律、第五琦の十分の一の税ふたんをさせる法「十分の一税法」賀蘭進明と第五琦は、罪を得て左遷更されたが、悪法だけは残ったこと「虎」と表現した。房琯事件と賀蘭進明、第五琦の経済政策については下記に詳しく述べる。

 

安得務農息戰鬥,普天無吏橫索錢。 

どうにかして農業を務めさせて戦闘をやめてしまい、天下じゅう役人が無理に人民から銭を取りたてることのない様にしたいものである。

7 安得 希望の辭であり、この語は下句までかかる。

8 普天 大地をあまねくおおっている広大な天。また、天がおおう限りの地。全世界。天下。

9 橫索錢 邪道な以て税金な乗り取ることをいう。青苗銭とゆう税を取り、これで百官の棒給を払い、そのうえ、均田に一律、第五琦の十分の一の税ふたんをさせる法「十分の一税法」
三者の思惑が合致