767-115七絶 解悶十二首其三(卷一七(四)頁一五一二)

 

 

2017531

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

745-025-#3巻180-35 登廣武古戰場懷古(卷二一(二)一二五八)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8807

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745年-05 【字解集】005 【字解集】 a.留別王司馬嵩 B.商山四皓  C.訪道安陵遇蓋寰為予造真籙臨別留贈 Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8771

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●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

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745年-05 【字解集】005 【字解集】 a.留別王司馬嵩 B.商山四皓  C.訪道安陵遇蓋寰為予造真籙臨別留贈 Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8772

・李商隠詩 (1) 136首の75

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韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

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index-8 [812年~814年47歳]46

index-9[815年~816年 49歳57

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index-11 819年『論佛骨表』左遷 38

index-12 820 國子祭酒18

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韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

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●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

詳注

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767年-集-16 【字解集】  ・i.-別崔因寄薛據孟雲卿  ・j-寄韓諫議 杜詩詳注( Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8804

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

杜甫詩 (21)洩れ分(未詳分)・散文

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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

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花間集 訳注解説 (207)回目張泌 《巻四34 浣渓沙十首 其八》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8810 (05/31)

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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

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玉集-014【字解集】  樂府二首 【字解集】詠懷詩二首    Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 8806

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767-115七絶 解悶十二首其三(卷一七(四)頁一五一二)七絶 杜詩詳注( Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8821

悶えを解くためこの詩を作る。其の三:荊州へ貶謫されている鄭審を懐かしむことをのべたもの)

私は華州で官を辞して一たび故郷を辞去してより、十回あきをすごした。 秋のウリを見る度に故郷の丘を思い出す。今は、荊州へ謫されている鄭審は南湖の畔で隠者のように薇(ぜんまい)や蕨(わらび)を採っての生活をしている。ゼンマイやワラビといった山菜ばかり食べているというのではあるが、だれか鄭瓜州をさがしだしてほしいものだ。 

 

767-0115 -

解悶十二首其三(卷一七(四)頁一五一二)3

杜詩詳注巻1742

全唐詩卷二三○-9 -3

767年大暦256  (115) -

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の杜詩ブログ8821

 洞庭湖北 荊州江陵 卾州武漢 郢州 方面地図01


詩文(含異文)    

解悶十二首其一

草閣柴扉星散居,浪翻江黑雨飛初。

山禽引子哺紅果,溪友得錢留白魚【溪女得錢留白魚】。

解悶十二首其二

商胡離別下揚州,憶上西陵故驛樓【憶上蘭陵故驛樓】。

為問淮南米貴賤,老夫乘興欲東流【老夫乘興欲東遊】。

 

解悶十二首其三

一辭故國十經秋,每見秋瓜憶故丘【每見秋瓜憶故侯】。

今日南湖采薇蕨【今日東湖采薇蕨】,何人為覓鄭瓜州【自注:今鄭祕監審。】【何人為覓鄭袁州】。

 

解悶十二首其四

沈范早知何水部,曹劉不待薛郎中。

獨當省署開文苑,兼泛滄浪學釣翁。

解悶十二首其五

李陵蘇武是吾師,孟子論文更不疑。

一飯未曾留俗客,數篇今見古人詩。

解悶十二首其六

複憶襄陽孟浩然,清詩句句盡堪傳。

即今耆舊無新語,漫釣槎頭縮頸鯿。

解悶十二首其七

陶冶性靈在底物,新詩改罷自長吟。

孰知二謝將能事,頗學陰何苦用心。

解悶十二首其八

不見高人王右丞,藍田丘壑漫寒藤。

最傳秀句寰區滿,未風流相國能。

解悶十二首其九

先帝貴妃今寂寞,荔枝還複入長安。

炎方每續朱櫻獻,玉座應悲白露團。

解悶十二首其十

憶過瀘戎摘荔枝,青峰隱映石逶迤。

京中舊見無顏色,紅顆酸甜只自知。

解悶十二首其十一

翠瓜碧李沈玉甃,赤梨葡萄寒露成。

可憐先不異枝蔓,此物娟娟長遠生。

解悶十二首其十二

側生野岸及江蒲,不熟丹宮滿玉壺。

雲壑布衣駘背死,勞生重馬翠眉須。

花蘂005 

作時年:

767

大暦2

56

全唐詩

卷二三○-09 -2

文體:

七言

杜詩詳注

卷一七(四)頁一五一一

杜少陵集 17-41

詩題:

解悶十二首其二(卷一七(四)頁一五一二)

序文

 

作地點:

夔州(山南東道 / 夔州 / 夔州)

及地點:

揚州 (淮南道 揚州 揚州別名:廣陵、淮南、淮海

西陵 (江南東道 越州 西陵)

0

 

交遊人物:

 

0

0

 

杜詩校注01 

解悶,十二首其一

悶えを解くためこの詩を作る。其の一:夔州の風土についてのべたもの)

草閣柴扉星散居,浪翻江黑雨飛初。

草ぶきの高閣や柴を結うた扉など、粗末な家もあちらこちら星が散らばったようにあって、そこここに人々が住んでいる。そこに雨がはじめて降ってきて大江の水面黒く波が翻っている。

山禽引子哺紅果,溪友得錢留白魚。【溪女得錢留白魚】。

見渡せば山辺には鳥禽が雛を連れて、暮内の果物を口から口へと餌を当てているし、渓流の漁夫はお金をもらって魚売りの友に白魚をおいて並べてる。

(解悶,十二首其の一)

草閣 柴扉 星散して居る,浪 翻えり 江黑く 雨飛ぶの初め。

山禽 子を引きて 紅果を哺し,溪友 錢を得て 白魚を留む。

解悶十二首其二

悶えを解くためこの詩を作る。其の二:夔州を去り、呉越に遊びたいとのべたもの)

商胡離別下揚州,憶上西陵故驛樓。【憶上蘭陵故驛樓】。

異民族()の商人が私に別れを告げて、揚州に向かって下ろうとする。私も昔、西陵の駅の高楼に登ったことがあるのを思い出した。

為問淮南米貴賤,老夫乘興欲東流。【老夫乘興欲東遊】。

君はその地に行ったなら、私の為に淮何地方の米価が高いか、安いか、訊ねてほしい、この自分も老人となっているが、興に乗じて東方呉越方面に遊びに出かけるつもりでいる。

(解悶十二首其の二)

商胡 離別して揚州に下る,憶う 西陵の故驛樓に上りしことを。

為に問え 淮南米の貴賤,老夫 興に乘じて 東流せんと欲す。

 

解悶十二首其三

悶えを解くためこの詩を作る。其の三:荊州へ貶謫されている鄭審を懐かしむことをのべたもの)

一辭故國十經秋,每見秋瓜憶故丘。【每見秋瓜憶故侯】。

私は華州で官を辞して一たび故郷を辞去してより、十回あきをすごした。 秋のウリを見る度に故郷の丘を思い出す。

今日南湖采薇蕨【今日東湖采薇蕨】,何人為覓鄭瓜州。【每見秋瓜憶故侯】。

今は、荊州へ謫されている鄭審は南湖の畔で隠者のように薇(ぜんまい)や蕨(わらび)を採っての生活をしている。ゼンマイやワラビといった山菜ばかり食べているというのではあるが、だれか鄭瓜州をさがしだしてほしいものだ。 

(解悶十二首其の三)

一たび 故國を辭して  十たび秋を經へ,秋瓜を見る毎ごとに   故丘を憶ふ。

今日 南湖に  薇蕨を采る,何人か 爲に覓めん  鄭瓜州。

 

 

《解悶,十二首其三》現代語訳と訳註解説

(本文) 
解悶十二首其三

一辭故國十經秋,每見秋瓜憶故丘。

今日南湖采薇蕨,何人為覓鄭瓜州。

 

(下し文)
(解悶十二首其の三)

一たび 故國を辭して  十たび秋を經へ,秋瓜を見る毎ごとに   故丘を憶ふ。

今日 南湖に  薇蕨を采る,何人か 爲に覓めん  鄭瓜州。

 

(現代語訳)

悶えを解くためこの詩を作る。其の三:荊州へ貶謫されている鄭審を懐かしむことをのべたもの)

私は華州で官を辞して一たび故郷を辞去してより、十回あきをすごした。 秋のウリを見る度に故郷の丘を思い出す。

今は、荊州へ謫されている鄭審は南湖の畔で隠者のように薇(ぜんまい)や蕨(わらび)を採っての生活をしている。ゼンマイやワラビといった山菜ばかり食べているというのではあるが、だれか鄭瓜州をさがしだしてほしいものだ。 

 

(訳注) 
解悶十二首其三

1. 悶えを解くためこの詩を作る。其の三:荊州へ貶謫されている鄭審を懐かしむことをのべたもの)

2. 解悶 もだえをとく。排悶・遣悶などの意。

卷二三○-09 -2     17-41 (卷一七(四)頁一五一二)

文體:   七言

 

一辭故國十經秋,每見秋瓜憶故丘。【每見秋瓜憶故侯】。

私は華州で官を辞して一たび故郷を辞去してより、十回あきをすごした。 秋のウリを見る度に故郷の丘を思い出す。

21. ・一辭:ひとたび辞去してより。 

22. ・故國:故郷。 

23. ・十經秋:十回の秋を経(へ)た。十年が経(た)った。

24. ・毎見:見る度に。 

25. ・秋瓜:秋のウリ。秦の東陵侯のウリ・「東陵瓜」を暗に謂うか。秦の東陵侯であった邵平は、秦が滅ぼされた後、庶民に戻って、長安の東でウリを栽培して生活をした。『史記・蕭相國世家』に「召平者,故秦東陵侯。秦破,爲布衣,貧,種瓜於長安城東,瓜美,故世俗謂之『東陵瓜』,從召平以爲名也。」とそのことが載っている。晉・陶潛の『飮酒二十首』其一に「衰榮無定在,彼此更共之。邵生瓜田中,寧似東陵時。寒暑有代謝,人道毎如茲。達人解其會,逝將不復疑。忽與一觴酒,日夕歡相持。」とある。 

26. ・憶:思い出す。 

27. ・故丘:故郷の丘。「故國」に同じ。「故丘」の「丘」は韻脚のためでもあり、故居のある長安城外の少陵のことでもあろう。この詩、「故国」「故丘」と意味が重なり「故」字も重なっている。他にも「秋」字、「瓜」字が重なっており、比較的気楽に作られたものなのだろう。

 

今日南湖采薇蕨【今日東湖采薇蕨】,何人為覓鄭瓜州【自注:今鄭祕監審。】【何人為覓鄭袁州】

今は、荊州へ謫されている鄭審は南湖の畔で隠者のように薇(ぜんまい)や蕨(わらび)を採っての生活をしている。ゼンマイやワラビといった山菜ばかり食べているというのではあるが、だれか鄭瓜州をさがしだしてほしいものだ。 

28. ・南湖:湖北省江陵県の南にある湖。唐の鄭審が居を構えたところ。夔州にある湖。後出・殷末・伯夷の『采薇歌』の「登彼西山兮,采其薇矣。」の「西山」を捩(もじ)って「南湖」としてはいまいか。そうだとすれば、「隠者のような生活をしている」の意。 

29. ・采:採(と)る。つみとる。採取する。≒採。上古・『詩經』「風」等の『史記』初期のものには、この野草採取の詩篇「采…」が多い。『王風』「采葛」「彼采葛兮,一日不見,如三月兮。彼采蕭兮,一日不見,如三秋兮。彼采艾兮,一日不見,如三歳兮。」とある。 

30. ・薇蕨:ゼンマイやワラビといった山菜。首陽山に隠棲して薇(ぜんまい)を採って過ごした伯夷・叔齊の故事を暗示して、「隠者のような生活をしている」といいたい。殷末周初・伯夷の『采薇歌』に「登彼西山兮,采其薇矣。以暴易暴兮,不知其非矣。神農虞夏,忽焉沒兮,吾適安歸矣!吁嗟徂兮,命之衰矣!」とある。 ・:ゼンマイ。ワラビ。山菜。『史記』の古註は、「索隱『薇,蕨也。』『爾雅』云:『蕨,鼈也。』 正義 陸『毛詩草木疏』云:『薇,山菜也。莖葉皆似小豆,蔓生,其味亦如小豆,可作羹,亦可生食也。』」日本語では薇字は「ゼンマイ」、蕨字は「ワラビ」としており、現代語でも“蕨〔jue2〕”は「ワラビ」の意、“薇〔wei1〕”は「ゼンマイ」や「ハマエンドウ」の古称。「ゼンマイ」の古称。なお、伯夷や叔斉は、周の統治下の畑でできたアワ(禄)を食むのを潔しとせず、山野に自生している山菜を食べた、周の禄を拒絶したということの強調でもある。

31. ・何人:だれか。なんぴと。 

32. ・爲:因(よ)って。ために。 

33. ・覓:さがしもとめる。もとめる。 

34. ・鄭瓜州:瓜州出身の鄭審。また、東陵侯・召平のように野(や)に下って瓜を作っていたであろう秘監の鄭審のこと。南湖の畔に住んでいた。原注に「今鄭秘監審」とある。