767-133五律   鸚鵡(卷一七(四)一五二九)

 

 

2017620

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杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

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杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

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杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

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杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

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 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

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767-133五律   鸚鵡(卷一七(四)一五二九)五律 杜詩詳注( Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8941

(鸚鵡のように諫言という事もしてきたが、禰衡のように薊州に流されて終わったが自分も南の夔州に寓居していると詠う)

鸚鵡は悲しい思いを胸に抱いている。とても賢いので別れたもののことを思っているのだ。

緑の羽毛はみな抜けてなくなったが、赤いくちばしは無駄に多くの言葉を知っているだけではそれを生かすことはできないという事である。何時、籠が開かれて自由になる日は訪れることはなく、もと住んでいた故郷の枝がむなしくそのままに残っている。世の人々というものは美しい鳥をかわいがってくれはするが、一方で傷つけるものだ。羽が美しいことは何の役にも立たないのである。

 

767-0133 -

  鸚鵡(卷一七(四)一五二九)17  五律

杜詩詳注巻1760

全唐詩卷二三○ -17  五律

767年大暦256  (133) -

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の杜詩ブログ8941


古代ポロ打馬球01

(夔州抒情詩八首)

  卷230_13 《洞房》

  洞房環佩冷,玉殿起秋風。秦地應新月,龍池滿舊宮。

  系舟今夜遠,清漏往時同。萬里黃山北,園陵白露中。

  卷230_14 《宿昔》

  宿昔青門裏,蓬萊仗數移。花嬌迎雜樹,龍喜出平池。

  落日留王母,微風倚少兒。宮中行樂秘,少有外人知。

  卷230_15 《能畫》

  能畫毛延壽,投壺郭舍人。每蒙天一笑,複似物皆春。

  政化平如水,皇恩斷若神。時時用抵戲,亦未雜風塵。

  卷230_16 《鬥雞》

  鬥雞初賜錦,舞馬既登床。簾下宮人出,樓前禦柳長。

  仙遊終一閟,女樂久無香。寂寞驪山道,清秋草木黃。

  卷230_17 《鸚鵡(一作翦羽)》

  鸚鵡含愁思,聰明憶別離。翠衿渾短盡,紅觜漫多知。

  未有開籠日,空殘舊宿枝。世人憐複損,何用羽毛奇。

  卷230_18 《歷歷》

  歷歷開元事,分明在眼前。無端盜賊起,忽已時遷。

  巫峽西江外,秦城北斗邊。為郎從白首,臥病數秋天。

  卷230_19 《洛陽》

  洛陽昔陷沒,胡馬犯潼關。天子初愁思,都人慘別顏。

  清笳去宮闕,翠蓋出關山。故老仍流涕,龍髯幸再攀。

  卷230_20 《驪山》

  驪山望幸,花萼罷登臨。地下無朝燭,人間有賜金。

  鼎湖龍去遠,銀海雁飛深。萬蓬萊日,長懸舊羽林。

  卷230_21 《提封》

  提封漢天下,萬國尚同心。借問懸車守,何如儉德臨。

  時征俊乂入,草竊犬羊侵。願戒兵猶火,恩加四海深。

 

夔州詠物八首

 

  卷230_17 《鸚鵡(一作翦羽)》杜甫

  鸚鵡含愁思,聰明憶別離。翠衿渾短盡,紅觜漫多知。

  未有開籠日,空殘舊宿枝。世人憐複損,何用羽毛奇。

  卷231_69 《孤雁(一作後飛雁)》杜甫

  孤雁不飲啄,飛鳴聲念群。誰憐一片影,相失萬重雲。

  望盡似猶見,哀多如更聞。野鴉無意緒,鳴噪自紛紛。

  卷231_70 《鷗》杜甫

  江浦寒鷗戲,無他亦自饒。卻思翻玉羽,隨意點春苗。

  雪暗還須浴,風生一任飄。幾群滄海上,清影日蕭蕭。

  卷231_71 《猿》杜甫

  嫋嫋啼虛壁,蕭蕭掛冷枝。艱難人不見,隱見爾如知。

  慣習元從眾,全生或用奇。前林騰每及,父子莫相離。

  卷231_72 《黃魚》杜甫

  日見巴東峽,黃魚出浪新。脂膏兼飼犬,長大不容身。

  筒桶相沿久,風雷肯為神。泥沙卷涎沫,回首怪龍鱗。

  卷231_73 《白小》杜甫

  白小群分命,天然二寸魚。細微沾水族,風俗當園蔬。

  入肆銀花亂,傾箱雪片虛。生成猶拾卵,盡取義何如。

  卷231_74 《麂》杜甫

  永與清溪別,蒙將玉饌俱。無才逐仙隱,不敢恨庖廚。

  亂世輕全物,微聲及禍樞。衣冠兼盜賊,饕餮用斯須。

  卷231_75 《雞》杜甫

  紀德名標五,初鳴度必三。殊方聽有異,失次曉無慚。

  問俗人情似,充庖爾輩堪。氣交亭育際,巫峽漏司南。

  

 

作時年:

767

大暦2

56

全唐詩

卷二三○ -17  五律

文體:

五言律詩

杜詩詳注

1760

 -

詩題:

  鸚鵡(卷一七(四)一五二九)

序文

 

作地點:

夔州(山南東道 / 夔州 / 夔州)

及地點:

0

0

0

 

交遊人物:

 

0

0

 

紅葉002杜詩校注01

鸚鵡【翦羽】

(鸚鵡のように諫言という事もしてきたが、禰衡のように薊州に流されて終わったが自分も南の夔州に寓居していると詠う)

鸚鵡含愁思,聰明憶別離。

鸚鵡は悲しい思いを胸に抱いている。とても賢いので別れたもののことを思っているのだ。

翠衿渾短盡,紅嘴漫多知。

緑の羽毛はみな抜けてなくなったが、赤いくちばしは無駄に多くの言葉を知っているだけではそれを生かすことはできないという事である。

未有開籠日,空殘舊宿枝。

何時、籠が開かれて自由になる日は訪れることはなく、もと住んでいた故郷の枝がむなしくそのままに残っている。

世人憐復損,何用羽毛奇。

世の人々というものは美しい鳥をかわいがってくれはするが、一方で傷つけるものだ。羽が美しいことは何の役にも立たないのである。

 

(鸚鵡)

鸚鵡愁思を含み、聡明にして別離を憶う。

翠衿 渾て短く尽き、紅嘴 漫りに多く知る。

末だ寵を開くの日有らず、空しく残す 旧と宿りし枝。

世人憐れむも復た損う、何ぞ用いん羽毛の奇なるを。

 

  鸚鵡

此下八章、乃雜咏物類、盖即所見以寓意也。 鶴注:此詩句句含不遇之意、盖託以自况。

梁權道編大厯元年州詩内、近之。《明皇雜録》開元中、嶺南獻白鸚鵡、養之中、

 頗聰慧、洞曉言詞、上及貴妃皆呼為雪衣娘、有鷹搏之而斃遂瘞苑中、呼為鸚鵡塚。

今詳詩意、乃泛咏鸚鵡:與彼無涉。

鸚鵡含愁思/聲、聰明憶離。翠衿渾/短盡、紅嘴漫多知。

未有開籠日、空殘舊宿枝。世人憐復扶又/損、何用羽毛竒。

咏鸚鵡、有離之感。 鸚鵡而含愁思者、以聰明能憶離也、二句提綱。 

翠衿短、傷其貌悴。 紅嘴多、惜其空言。 未開籠、苦於拘束。 

殘舊枝、惘其離。 句句説離、句句愁思、句句皆聰明中所自曉者。

末又冩出所以離之故、感慨深矣。 顧注:此詩拈出含愁思三字、代為鸚鵡寫意。

八句反 宛轉、盖亦傷受制於人、不能自展其竒也。 朱鶴齡曰:此詩似櫽括禰衡賦中語。 

聰明、則「性慧辯 而能言、才聰明以識機」也。 離、則「痛母子之永隔哀伉儷之生離也。

翠衿、紅嘴、則「紺趾丹嘴、緑衣翠衿」也。渾欲短、則「顧六翮之殘雖奮迅其焉如」也。

漫多知、則「豈言論以階亂、將不容以致危」也。 未有開籠日、則「閉以雕籠、剪其翅羽」也。 

空殘宿舊枝、則「想崑山之髙峻、思鄧林之扶疎」也。 

末句羽毛竒、則「雖同俗於羽毛、故殊志而異心」也。

①殘餘也

 顧宸曰:此分明有才人失路、託身異族之感、如魏武之於楊修、隋煬之於薛道衡、

皆所謂「憐復損」也。

 

 

《鸚鵡》現代語訳と訳註解説
(
本文)
 
鸚鵡【翦羽】

鸚鵡含愁思,聰明憶別離。

翠衿渾短盡,紅嘴漫多知。

未有開籠日,空殘舊宿枝。

世人憐復損,何用羽毛奇。

 

(下し文)
(鸚鵡)

鸚鵡愁思を含み、聡明にして別離を憶う。

翠衿 渾て短く尽き、紅嘴 漫りに多く知る。

末だ寵を開くの日有らず、空しく残す 旧と宿りし枝。

世人憐れむも復た損う、何ぞ用いん羽毛の奇なるを。

 

(現代語訳)

(鸚鵡のように諫言という事もしてきたが、禰衡のように薊州に流されて終わったが自分も南の夔州に寓居していると詠う)

鸚鵡は悲しい思いを胸に抱いている。とても賢いので別れたもののことを思っているのだ。

緑の羽毛はみな抜けてなくなったが、赤いくちばしは無駄に多くの言葉を知っているだけではそれを生かすことはできないという事である。

何時、籠が開かれて自由になる日は訪れることはなく、もと住んでいた故郷の枝がむなしくそのままに残っている。

世の人々というものは美しい鳥をかわいがってくれはするが、一方で傷つけるものだ。羽が美しいことは何の役にも立たないのである。

 

(訳注) 
鸚鵡【翦羽】

1.(鸚鵡のように諫言という事もしてきたが、禰衡のように薊州に流されて終わったが自分も南の夔州に寓居していると詠う)

2. 【題意】 大層元年(767)、夔州(山南東道夔州現在重慶市奉節県)での作。夔州詠物八首としてこれより八首は動物を描いた詠物詩の連作で、杜甫の思いが託されている。「鸚鵡」はオウム、人語を解する鳥。籠の中にいる鸚鵡の悲しさを詠う。この詩は、禰衡(173198)の「鸚鵡の賦」《文選・巻一三》が、鸚鵡に文人の不遇を寓意するのを踏まえる。鸚鵡は、美しい容姿と人間の言葉を操る才能を持つがゆえに妬まれる。架空人物が多い三国志の中で禰衡自体は実在の人物。実際に曹操の前で素っ裸になったり、怒らせたりしている。高慢不遜な態度を疎まれて追放され、身柄を預けられた江夏(湖北省武漢市)太守の黄祖に毒を吐いた後に処刑されたが、死ぬ直前まで、黄祖へ罵詈雑言を浴びせ続けた。後に黄祖は、彼を殺した事を悔いたという。

詠物詩八首

鸚鵡(卷一七(四)一五二九)

巫山秋夜螢火飛,

孤雁(卷一七(四)一五三○)

孤雁不飲啄,

鷗 (卷一七(四)一五三一)

江浦寒鷗戲,

猿 (卷一七(四)一五三二)

褭褭啼虛壁,

黃魚(卷一七(四)一五三五)

日見巴東峽,

白小(卷一七(四)一五三六)

白小群分命,

麂  (卷一七(四)一五三三)

永與清溪別,

雞  (卷一七(四)一五三四)

紀德名標五,

 

 

鸚鵡含愁思,聰明憶別離。

鸚鵡は悲しい思いを胸に抱いている。とても賢いので別れたもののことを思っているのだ。

3. 聰明 鸚鵡は人間の言葉を操るので聡明な鳥とされていた。

4. 別離 杜甫が肉親や友人と別れていることを寓する。

 

翠衿渾短盡,紅嘴漫多知。

緑の羽毛はみな抜けてなくなったが、赤いくちばしは無駄に多くの言葉を知っているだけではそれを生かすことはできないという事である。

5. 翠衿 緑色の衿。羽毛の表現。

6. 短 毛が少なくなる。中国語でいう短少の「短」。ここでは羽根が抜ける。

7. 紅嘴 あかきくちばし。

8. 多知 人の言葉を多く知っている。

 

未有開籠日,空殘舊宿枝。

何時、籠が開かれて自由になる日は訪れることはなく、もと住んでいた故郷の枝がむなしくそのままに残っている。

9. 舊宿枝 鸚鵡がもともと住んでいた枝。

 

世人憐復損,何用羽毛奇。

世の人々というものは美しい鳥をかわいがってくれはするが、一方で傷つけるものだ。羽が美しいことは何の役にも立たないのである。

10. 憐復損 かわいがる一方で傷つける。魏の武帝曹操が楊情を、隋の爆帝が醇道衡を、その才能を愛しながらも死に追いやるといった関係を寓する。鈴木注によれば、かわいがって飼ってくれてもどうせ羽毛の美しきは損なわれてしまうと解する。

11. 羽毛奇 羽毛が美しい。「奇」は平凡でないこと。優れた才能を寓する。