767-192 九日五首其二(卷二○(四)頁一七六四)注(1210)〔舊日重陽日〕

 

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Ⅰ李白詩

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Ⅲ 杜詩

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杜甫詩(1)736~751年  53

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767-192 九日五首其二(卷二○(四)頁一七六四)注(1210)〔舊日重陽日〕  Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9822

(かつて長安で重陽の節句を過ごしたことを思い浮かべて詠う)

かつて重陽の節句では、それぞれ各自の杯を飲んでは回し、酒を回し飲みして、杯を卓上に置くことはなかった。

それが今や私の乱れた鬢の毛も白くなり、菊の花が咲いてくれても、酒が飲めずに、申し訳ない。

心は常に天子をお慕いし、ここ三峡より西の流域、長江の上中流域一帯、何処にいる時も独り北のほうを振り向く。

朝廷では茱萸を臣下らに賜っていることであろうが、そのひと枝さえ頂戴するのは難しいのだ。

 

767-0 -

九日五首其二(卷二(四)頁一七六四)

杜詩詳注巻20 -51

全唐詩卷二三一50

767年大暦256  () -

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の杜詩ブログ9820

 

1156      九日五首其一(卷二○(四)頁一七六四)

重陽獨酌杯中酒,抱病起(一作獨,一作豈)登江上臺。竹葉於人既無分,菊花從此不須開。

殊方日落玄猿哭,舊國霜前白雁來。弟妹蕭條各何在(一作往)?干戈衰謝兩相催。

 

1157      九日五首其二(卷二○(四)頁一七六四)

舊日重陽日,傳杯不放杯。即今蓬鬢改,但愧菊花開。

北闕心長戀,西江首獨迴。茱萸(一作萸房)賜朝士,難得一枝來。

 

1158      九日五首 其三卷二○(四)(頁一七六五)

舊與蘇司業,兼隨鄭廣文。采花香泛泛(一作簇簇,一云漠漠),坐客醉紛紛。

野樹敧(一作歌)還倚,秋砧醒卻聞。歡兩冥漠(一作寞),西北有孤雲。

 

1159      九日五首 其四(卷二○(四)頁一七六五)

故里樊川菊,登高素滻源。他時一笑(一作醉)後,今日幾人存?

巫峽蟠江路,終南對國門。繫舟身萬里,伏枕淚雙痕。

為客裁烏帽,從兒具綠樽。佳辰對(一作帶)群盜,愁更堪(一作誰)論?

 

929        九日五首

九日(一作登高)諸人集於林(卷一七(四)一四八三)

九日明朝是,相要舊俗非。老翁難早出,賢客幸知歸。

舊采黃花賸,新梳白髮微。漫看年少樂,忍淚已沾衣。

 

作時年:

767

大暦2

56

全唐詩

卷二三一50

文體:

五言律詩

杜詩詳注

巻九日五首其二

20 -51

詩題:

九日,五首之二【案:若本注:「闕一首,趙次公以風急天高一首(〈登高〉)足之,云未嘗闕。」】

序文

 

作地點:

夔州(山南東道 / 夔州 / 夔州)

及地點:

0

0

 

交遊人物:

 

0

0

 

 


九日,五首之一

(重陽の節句の日、東屯の茅屋から川縁の高台に上って、現在の境遇、故郷の兄弟の事思い浮かべて詠う。)

重陽獨酌杯中酒,抱病起登江上臺。

重陽の節句に独り酒を杯に酌んで飲もうと、病床から起ち上がってこの長江辺の高台に登ってみる。

竹葉於人既無分,菊花從此不須開。

かつてみなとともに飲んだ竹葉の酒は、自分にはこんな強い酒は、もう普通に飲むことができない圍城、分をわきまえて資格はないということだ。だから菊花たちよ、わたしのためには、これからは咲く必要はない。

殊方日落玄猿哭,舊國霜前白雁來。

夔州に日は落ちて黒い猿たちが哭き始めているが、故郷では霜の降りる前に白雁が飛んできているはずだろう。

弟妹蕭條各何往,干戈衰謝兩相催。

弟妹とは散り散りばらばら、みなどこにいるのだろうか。干戈、戦乱と老衰とが、こもごも我が身に迫ってくる。

 

(九日,五首の一)

重陽 独り酌む 杯中の酒、病を抱き 起ちて登る江上の台。

竹葉 人に於ては 既に分無し、菊花 此れより 開くを須いず。

殊方に日は落ちて 玄猿哭き、旧国は霜前にして 白雁来る。

弟妹 䔥条たり 各おの何くにか在る、干戈と衰謝と両つながら相い催す。

 

九日五首其二

(かつて長安で重陽の節句を過ごしたことを思い浮かべて詠う)

舊日重陽日,傳杯不放杯。

かつて重陽の節句では、それぞれ各自の杯を飲んでは回し、酒を回し飲みして、杯を卓上に置くことはなかった。

即今蓬鬢改,但愧菊花開。

それが今や私の乱れた鬢の毛も白くなり、菊の花が咲いてくれても、酒が飲めずに、申し訳ない。

北闕心長戀,西江首獨迴。

心は常に天子をお慕いし、ここ三峡より西の流域、長江の上中流域一帯、何処にいる時も独り北のほうを振り向く。

茱萸賜朝士,難得一枝來。

朝廷では茱萸を臣下らに賜っていることであろうが、そのひと枝さえ頂戴するのは難しいのだ。

(九日五首其の二)

旧日 重陽の日、杯を伝えて 杯を放たず。

即今 蓬鬢 改まり、但だ愧ず 菊花の開くに。

北闕 心は長に恋い、西江 首は独り廻らす。

茱茰 朝士に賜わるも、一枝の来るを得難し。

 

 

《九日五首其二》現代語訳と訳註解説

(本文)

九日五首其二

舊日重陽日,傳杯不放杯。

即今蓬鬢改,但愧菊花開。

北闕心長戀,西江首獨迴。

茱萸賜朝士,難得一枝來。

 

(下し文)

(九日五首其の二)

旧日 重陽の日、杯を伝えて 杯を放たず。

即今 蓬鬢 改まり、但だ愧ず 菊花の開くに。

北闕 心は長に恋い、西江 首は独り廻らす。

茱茰 朝士に賜わるも、一枝の来るを得難し。

 

(現代語訳)

(かつて長安で重陽の節句を過ごしたことを思い浮かべて詠う)

かつて重陽の節句では、それぞれ各自の杯を飲んでは回し、酒を回し飲みして、杯を卓上に置くことはなかった。

それが今や私の乱れた鬢の毛も白くなり、菊の花が咲いてくれても、酒が飲めずに、申し訳ない。

心は常に天子をお慕いし、ここ三峡より西の流域、長江の上中流域一帯、何処にいる時も独り北のほうを振り向く。

朝廷では茱萸を臣下らに賜っていることであろうが、そのひと枝さえ頂戴するのは難しいのだ。

 

(訳注)

九日五首其二

1. (かつて長安で重陽の節句を過ごしたことを思い浮かべて詠う)

 

舊日重陽日,傳杯不放杯。

かつて重陽の節句では、それぞれ各自の杯を飲んでは回し、酒を回し飲みして、杯を卓上に置くことはなかった。

2. 不放杯 杯を下に置くことはない。「放」は放置の意。

 

即今蓬鬢改,但愧菊花開。

それが今や私の乱れた鬢の毛も白くなり、菊の花が咲いてくれても、酒が飲めずに、申し訳ない。

3. 蓬饗改 雑草のように乱れた鬢の毛が白く改まる。

 

北闕心長戀,西江首獨迴。

心は常に天子をお慕いし、ここ三峡より西の流域、長江の上中流域一帯、何処にいる時も独り北のほうを振り向く。

4. 北闕 皇城の北の門の奥は天子の居住区、湖の奥が後宮。ここでは借りて朝廷・天子をいう。

5. 西江 三峡より西の流域、長江の上中流域一帯を指す。

 

茱萸賜朝士,難得一枝來。

朝廷では茱萸を臣下らに賜っていることであろうが、そのひと枝さえ頂戴するのは難しいのだ。

5. 茱萸 カワハジカミ。ミカン科の小高木。朝鮮グミ。「シュユ」。唐代には重陽節になると朝臣たちのために宴を張り、これを下賜した。

6. 朝士 朝廷に仕える人。中央の官僚。