漢文委員会 紀頌之 中國古代漢詩 訳注解説ブログ 最近一週間 一覧表
|
2020 月/日 |
文選 |
古詩源 |
||||||
|
2/10 |
古風,五十九首之一 #1 |
張中丞傳後敘-#9
|
寫懷二首其一-#1
|
|
|
|
|
|
|
2/11 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2/12 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2/13 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2/14 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2/15 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2/16 |
|
|
|
|
|
|
|
|
ブログ更新:月曜~金曜 土・日:特集記事/各ホームページ更新
757年-231 《寫懷二首其一(卷二○(四)一八一八) -#1》 - 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 訳注解説Blog11002
|
|
757年-231 |
|
|
|
寫懷二首其一(卷二○(四)頁一八一八) |
|
|
|
杜甫詳注 訳注解説 |
|
|
|
漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 訳注解説Blog11002 |
|
|
|
||
|
詩題 |
寫懷二首其一 |
|
詩 體 |
五言古詩 |
|
全唐詩 |
卷二二二 09 |
|
杜詩詳注 |
卷二○(四)頁一八一八 |
|
杜少陵集 |
巻二〇-102 |
|
杜甫全詩訳注 |
1263 |
寫懷二首其一
勞生共乾坤,何處異風俗。冉冉自趨競,行行見羈束。
無貴賤不悲,無富貧亦足。萬古一骸骨,鄰家遞歌哭。
#2
鄙夫到巫峽,三歲如轉燭。全命甘留滯,忘情任榮辱。
朝班及暮齒,日給還脫粟。編蓬石城東,采藥山北穀。
#3
用心霜雪間,不必條蔓綠。非關故安排,曾是順幽獨。
達士如弦直,小人似鉤曲。曲直我不知,負暄候樵牧。
寫懷二首其二
夜深坐南軒,明月照我膝。驚風翻河漢,梁棟已出日。
群生各一宿,飛動自儔匹。吾亦驅其兒,營營為私實。
#2
天寒行旅稀,歲暮日月疾。榮名忽中人,世亂如蟣虱。
古者三皇前,滿腹志願畢。胡為有結繩,陷此膠與漆。
#3
禍首燧人氏,厲階董狐筆。君看燈燭張,轉使飛蛾密。
放神八極外,俯仰俱蕭瑟。終契如往還,得匪合仙術。
|
寫懷二首 |
|
鶴注:此是大厯二年冬作。詩云巫峽、三歲、公以永㤗元年赴雲安、至大厯二年為三歲矣。 |
|
又云「歲暮日月疾」、故知為/冬日也。 魏文帝詩:賦詩以寫懷。 |
|
勞生共乾坤①,何處異風俗。冉冉自趨競②,行行見羈束③。 |
|
無貴賤不悲,無富貧亦足④。萬古一骸骨⑤,鄰家遞歌哭⑥。此章自敘、從慨世說起。 |
|
言乾坤之内、共趨名利、茍能達觀、則窮/達生死、皆可 一視、何必多此哀樂乎 |
|
① 《莊子》:大塊載我以形、勞我以生。 |
|
② 古樂府:冉冉府中趨。 |
|
③ 古詩:行行重/行行。 人競奔趨、 則受羈束矣。 張協詩: 羈束戎旅間。 |
|
④ 阮籍《大人先生傳》:無貴則賤者不怨、無富則貧者不爭、 各安於身而無所求。 |
|
⑤ 《史記・張儀傳》:且賜骸骨辟魏。 |
|
⑥ 《博物志》:雍門人至今善歌哭。 |
|
|
|
鄙夫到巫峽,三歲如轉燭。全命甘留滯,忘情任榮辱。 |
|
朝音/潮班及暮齒,日給還脫粟。編蓬石城東,采藥山北一作/林穀。 |
|
用心霜雪間,不必條蔓綠。非關故安排,曾音/層是順幽獨。 |
|
次敘客䕫之况言全命志情言隨寓/而安朝班四句 居食粗給用心四 |
|
句即指采藥事排吳論尋根霜雪之間不必條蔓之綠/此亦無意於安 但順其幽居之性而巳 崔瑗座右 |
|
銘行行鄙夫志人詩三歲食貧賦庾肩吾詩聊持轉風/燭 亢倉子至 忘情 歸田 茍縱心於域外安知 |
|
榮辱之所加班沈約弹文希耼幸齒朝班十朝班及暮/齒謂昔玷朝 而今已暮年矣時公年五 有六張綖 |
|
注云朝班故人念及暮齒供以日給之資似無所指升/謝靈運詩頽年追暮齒 晏子春秋晏子相齊衣十 |
|
之布脫粟之飯户東方朔非有先生論居深山之中積/土為室編蓬為 石城即䕫州城 洙曰許徴君詩 |
|
采藥白雲隈畧以肆所養今按龎公采藥注已别見王/洙所引許畋隠居採藥北山未知何據 莊子仲尼謂 |
|
顔淵曰安排而去化乃入於寥天一是謝靈運/詩安排徒空言幽獨賴鳴琴 詩曾 在位 |
|
達士如弦直,小人似鉤曲。曲直我不知,負暄候樵牧。末有任運/自然之意 |
|
起不與人情競曲直仍與起處逹生相應左此章八句/ 中段十二末段四句 達士出越國語 思詩可為 |
|
達士模鈎後漢順帝末童謠云直如弦死道/邊曲如 封公侯 列子宋田夫負日之暄 |
寫懷二首其一
(冬の山に薬材を求める厳しい生活の中で、死生に対して達観した境地に従った生き方について心に思うことを詠う。)
勞生共乾坤,何處異風俗。
世俗のことから離れ、夔州で隠遁していると、どこでいかに風俗がちがっていようとも、我々に生命を与えて骨折らせ、苦労させられていることについていえば、天地に共通していることである。
冉冉自趨競,行行見羈束。
人というのは、生きるために次第に名利の途「爭名奪利」をきそいあうものであるし、そして、一歩一歩、その名利の綱に束縛され、がんじがらめとなるものである。
無貴賤不悲,無富貧亦足。
貴い身分でないものが貧しいのであれば、賤者であってもそれほど悲しむことはないものであるし、身分も卑しく富裕でなければ、貧者であっても、そうした生活も一定の満足をしているものである。
萬古一骸骨,鄰家遞歌哭。
萬古の昔より、ながきにわたってだれも同一骸骨になるののであるが、そのことに対し他人であっても隣人となるものは、その死者のために、歌ってあげ、嘆き悲しみ哭してくれるのである。
《寫懷二首其一》現代語訳、訳注解説
寫懷二首其一
勞生共乾坤,何處異風俗。冉冉自趨競,行行見羈束。
無貴賤不悲,無富貧亦足。萬古一骸骨,鄰家遞歌哭。
〔下し文〕
懷いを寫す、二首其の一
生に勞せらるるは乾坤を共にし,何れの處にか風俗を異にせる。
冉冉として自ら趨競し,行行として 羈束せらるる。
貴 無くば 賤も悲しまず,富 無くば 貧も亦た足れり。
萬古 一に骸骨たり,鄰家 遞いに歌哭す。
#2
〔現代語訳〕
(冬の山に薬材を求める厳しい生活の中で、死生に対して達観した境地に従った生き方について心に思うことを詠う。)
世俗のことから離れ、夔州で隠遁していると、どこでいかに風俗がちがっていようとも、我々に生命を与えて骨折らせ、苦労させられていることについていえば、天地に共通していることである。
人というのは、生きるために次第に名利の途「爭名奪利」をきそいあうものであるし、そして、一歩一歩、その名利の綱に束縛され、がんじがらめとなるものである。
貴い身分でないものが貧しいのであれば、賤者であってもそれほど悲しむことはないものであるし、身分も卑しく富裕でなければ、貧者であっても、そうした生活も一定の満足をしているものである。
萬古の昔より、ながきにわたってだれも同一骸骨になるののであるが、そのことに対し他人であっても隣人となるものは、その死者のために、歌ってあげ、嘆き悲しみ哭してくれるのである。
〔訳注解説〕
寫懷二首其一
(冬の山に薬材を求める厳しい生活の中で、死生に対して達観した境地に従った生き方について心に思うことを詠う。)
題意 757年、大暦二年冬、夔州の東屯の作。ほぼ隠者としての生活の中、冬の山に薬材を求めた、そうした中で、死生に対して達観した境地に従った生き方について詠い、其二は、災禍の根源は、自己欲、名利に汲々とすることにあると述べ、その上で、精神を世俗の外に置けば、万物はすべて空であると隠遁の境地を述べている。
鶴注に此是は大厯二年の冬に作られた詩であると云う。巫峽三歲、公は以て永㤗元年、雲安に赴き、大厯二年至って三歲と為す。又た、歲暮、日月疾っていたと云い、故に、冬日と為ると知る也 魏文帝の詩賦詩に以って寫懷とある。
勞生共乾坤,何處異風俗。
世俗のことから離れ、夔州で隠遁していると、どこでいかに風俗がちがっていようとも、我々に生命を与えて骨折らせ、苦労させられていることについていえば、天地に共通していることである。
1 勞生 我々に生命を与えて苦労させる。《莊子.大宗師》說:「夫大塊載我以形,勞我以生,佚我以老,息我以死。」(夫れ大塊は我を載するに形を以てし,我を勞するに生を以てし,我を佚するに老を以てし,我を息するに死をて以す。)大地は我々に形を与えてくれる。そしてまた我々に生命を与えて苦労させ、歳をとらせて楽にし、死を与えて休息させてくれる。
2 共乾坤 同一の天地の間にあることを言う。1 易(えき)の卦(け)の乾と坤。2 天と地。天地。3 陰陽。4 いぬい(北西)の方角とひつじさる(南西)の方角。5
2巻で一組となっている書物の、上巻と下巻。
3 異風俗 風俗異ならず、ということではなく、異を諭ずるに及ばざるをいう。
冉冉自趨競,行行見羈束。
人というのは、生きるために次第に名利の途「爭名奪利」をきそいあうものであるし、そして、一歩一歩、その名利の綱に束縛され、がんじがらめとなるものである。
4 冉冉 1.進行の貌。次第に進んでいくさま。徐々に侵し広がるさま。2(髪の毛や木の枝・葉などが)しなやかに垂れる.
5 趨競 はしり競う。競い争うこと。名利の途におもむく。爭名奪利。《宋史.卷二九六.呂祐之傳》:「祐之純謹長者,不喜趨競。」
6 行行 一歩一歩。魏 武帝《苦寒行》「行行日已遠,人馬同時饑。」(行き行きて日已に遠く 人馬 時を同じくして飢う)
7 羈束 からだをつなぎしばられる。
無貴賤不悲,無富貧亦足。
貴い身分でないものが貧しいのであれば、賤者であってもそれほど悲しむことはないものであるし、身分も卑しく富裕でなければ、貧者であっても、そうした生活も一定の満足をしているものである。
8 無貴賤不悲,無富貧亦足 阮籍《大人先生傳》「夫無貴則賤者不怨,無富則貧者不爭,各足於身而無所求也。」(夫れ貴無んば則ち賤者怨まず,富無んば則ち貧者爭わず,各の身に足して求むる所無し也。)に基づく。
萬古一骸骨,鄰家遞歌哭。
萬古の昔より、ながきにわたってだれも同一骸骨になるののであるが、そのことに対し他人であっても隣人となるものは、その死者のために、歌ってあげ、嘆き悲しみ哭してくれるのである。
9 一骸骨 だれも同一骸骨になる
10 遞 1 横へ横へと次々に伝え送る。「逓信・逓送/駅逓・伝逓」2 だんだん。しだいに。
11 歌哭 笑い歌いまた悲しみ哭することで强烈的感情をいう。《周礼·春官·女巫》「凡邦之大災, 歌哭而請。」とある。



