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767年-232 《寫懷二首其二(卷二○(四)一八一九) -#3》 - 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 訳注解説Blog11074
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767年232 -#3 |
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寫懷二首其二(卷二○(四)一八一九) |
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杜甫詳注 訳注解説 |
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漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 訳注解説Blog11074 |
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年:767年大暦2年56歲 21 #3
卷別: 卷二二二 文體: 五言古詩
詩題: 寫懷,二首之二
作地點: 目前尚無資料
及地點: 無
交遊人物/地點:
詩文:
寫懷,二首之二 #1
(自分の胸の内を写し述べた詩)その二
夜深坐南軒,明月照我膝。
夜ふけて南むきの軒にすわっていると、明月が自分の膝の上を照らす。
驚風翻河漢,梁棟已出日。
ざわつく風があまの河原を吹きおとしたかとおもうと、梁棟の上には、はや太陽があらわれる。
群生各一宿,飛動自儔匹。
すべての生物がそれぞれ一夜のやどりを終わって禽獣そのたぐいを求めてはたらく。
吾亦驅其兒,營營為私實。
自分もこどもらを駆りたてて、せっせとはたらくのは自己の財物をつくらんがために外ならないのである。
#2
天寒行旅稀,歲暮日月疾。
いま天が寒くなって旅人も稀になっている、月日のすぎるのは、はやくて歳がくれになった。
榮名忽中人,世亂如蟣蝨。
かんがへてみると世のなかの人人は栄誉ある名のために中毒しているもので、そのため世はみだれてしらみ蟲がわいているごとくになっている。
古者三皇前,滿腹志願畢。
おおむかしに三皇の以前には人は腹いっぱい物をつめたらそれだけで志願はすんでいたのだ。
胡為有結繩,陷此膠與漆。
それになんで結縄などということをはじめて、人間の天然の親密をうちこわす様にしたのだ。
#3
禍首燧人氏,厲階董狐筆。
それを思うと禍の発頭人は燧人氏であり、厲厄の階梯をつくったものは上古の董狐の直筆だというてもよい。
君看燈燭張,轉使飛蛾密。
看たまえ、名利に比す燈燭がもちだされると火をしたって、一般俗人に比す蛾の蟲が密集してくるではないか。
放神八極外,俯仰俱蕭瑟。
我が精神を八方のはてに放ってみると一俯一仰のあいだに一切萬有はみんな消滅してさびしいものである。
終然契真如,得匪合仙術。
自分もしまいには真如の理と契るためには彿法の手段によるほかにないのではあるまいか。
(懷を寫す,二首の一) #1
夜深くして南軒に坐す,明月 我が膝を照らす。
驚風 河漢を翻す,梁棟 已に日出づ。
群生 各の一宿す,飛動 自ら儔匹す。
吾も亦た 其の兒を驅る,營營たる 私實の為なり。
#2
天寒くして行旅稀なり,歲暮れて 日月疾【はや】し。
榮名 忽ち人に中【あた】る,世亂れて 蟣蝨の如し。
古者 三皇の前,滿腹 志願畢る。
胡為れぞ 結繩有りて,此の膠と漆とを陷れるや。
#3
禍首は燧人氏,厲階は董狐が筆。
君 看よ 燈燭張る,轉た飛蛾をして密ならしむ。
神を放つ 八極の外,俯仰 俱に蕭瑟たり。
終然 真如に契る,仙に合す術に匪ざるを得んや。
『寫懷,二首之二』現代語訳と訳註解説
(本文)
#3
禍首燧人氏,厲階董狐筆。
君看燈燭張,轉使飛蛾密。
放神八極外,俯仰俱蕭瑟。
終然契真如,得匪合仙術。
詩文(含異文):
禍首燧人氏,厲階董狐筆。君看燈燭張,轉使飛蛾密。
放神八極外,俯仰俱蕭瑟。終然契真如【終契如往還】,得匪合仙術【歸匪金仙術】。
(下し文)
#3
禍首は燧人氏,厲階は董狐が筆。
君 看よ 燈燭張る,轉た飛蛾をして密ならしむ。
神を放つ 八極の外,俯仰 俱に蕭瑟たり。
終然 真如に契る,仙に合す術(合仙の術)に匪ざるを得んや。
(現代語訳)
#3
それを思うと禍の発頭人は燧人氏であり、厲厄の階梯をつくったものは上古の董狐の直筆だというてもよい。
看たまえ、名利に比す燈燭がもちだされると火をしたって、一般俗人に比す蛾の蟲が密集してくるではないか。
我が精神を八方のはてに放ってみると一俯一仰のあいだに一切萬有はみんな消滅してさびしいものである。
自分もしまいには真如の理と契るためには彿法の手段によるほかにないのではあるまいか。
(訳注) #3
寫懷,二首之二 #3
(自分の胸の内を写し述べた詩)その二
22 寫懷 抒發情懷。漢蔡邕《司徒袁公夫人馬氏碑銘》:「哀子懿達、仁達,銜恤哀痛,靡所寫懷,乃撰録母氏之德所履,示公之門人。」三國魏明帝《苦寒行》:「賦詩以寫懷,伏軾淚沾纓。」
禍首燧人氏,厲階董狐筆。
それを思うと禍の発頭人は燧人氏であり、厲厄の階梯をつくったものは上古の董狐の直筆だというてもよい。
31 禍首 禍を生じ占めた発頭人。
32 燧人氏 韓非『韓非子』五蠹篇にみえる、上古の時代、人々は木の実や草の実、螺や蛤などをとって食べていたが、腥さく嫌な臭いがあって、胃腸を壊し、病気になるものが多かった。 その時、一人の聖人が火打ち石を使って(注:火おこし木、という説もある)火をおこし、食べ物を焼いて臭いをなくした。 民衆は喜んで、この聖人を天下の王と仰ぎ、燧人氏と呼んだ。燧人氏が火をおこす方法を発見したきっかけについては「鳥がくちばしで樹をつつくのにヒントを得て、木の枝をこすり合わせて火をおこした」という説もある。
33 厲階 禍の段階をなさしもの。
34 董狐筆 春秋左伝」宣公二年の故事から、権勢を恐れずに真実を発表すること。権力者の圧力に負けずに真相を歴史に記すこと。春秋時代、晋の史官であった董狐は、君主の霊公が殺された時、大臣の趙盾(ちょうとん)が殺したと記録した。直接手を下した犯人はわかっていたが、大臣の地位にあった趙盾がその犯人を討たなかったからで、正しい歴史を書いた故事とされる。
君看燈燭張,轉使飛蛾密。
看たまえ、名利に比す燈燭がもちだされると火をしたって、一般俗人に比す蛾の蟲が密集してくるではないか。
35 燈燭 ともしび。灯火。とうそく、もって名利に比す。
36 飛蛾 娥の蟲、以て一般俗人に比す。
放神八極外,俯仰俱蕭瑟。
我が精神を八方のはてに放ってみると一俯一仰のあいだに一切萬有はみんな消滅してさびしいものである。
37 八極外 八方のはて。
38 俱蕭瑟 俱は一切ともにという意、蕭瑟はさびしき貌、消滅の姿。
終然契真如,得匪合仙術。
自分もしまいには真如の理と契るためには彿法の手段によるほかにないのではあるまいか。
39 契真如 仏教郷里の極致、悟りの最上。
40 得匪 「得無非」(非らざる無きを得んや)の意。
41 合仙術 仏教の釋典に佛を大覺金仙と号す。合仙の術とは仏法を言う。










